維持会奨学生からのメッセージ ー千葉県出身

千葉県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき心より御礼申し上げます。
私の家庭は、両親が共働きであり、兄は私立の大学院、妹は私立大学に通っています。さらには、私も私立大学であることから、学費がとてもかかってしまいます。さらには、私は実家から大学に通うことが難しく、実家から離れて生活をしています。アルバイトを通して学費や生活費を少しでも捻出しようとしましたが、授業や将来に向けての学生団体の活動などで時間が取れず、今後も将来に向けての活動を続けられるのかとても不安を感じていました。しかし、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に正式採用していただいたため、金銭面に対する不安は軽減され、今後も将来に向けての活動に専念できると思います。
私は、将来、ベンチャーキャピタルを設立して、日本に多くのスタートアップ企業が生まれるきっかけを作り、日本経済の活性化に貢献したいと考えています。その将来の夢に向けて、私は卒業後、スタートアップ企業の創業支援をするベンチャーキャピタルへの就職を考えています。慶應義塾維持会奨学金に採用していただいたため、ベンチャーキャピタルへの就職へ向けた、起業や起業支援に関する授業、研究により専念できます。また、学生団体の活動やインターンにも同様に専念できるようになり、起業や起業支援に関する経験を多く積むことができ、これもまたベンチャーキャピタル就職への一歩となると考えています。このように、在学中に、起業、起業支援に関する知識を蓄え、経験を積むことで、ベンチャーキャピタルに就職してからより大きく活躍することを目指していきたいです。
最後に、慶應義塾維持会の皆様にご支援いただいたことを深く心に刻み、これからも夢に向かい、学業に専念していきたいと思います。そして、卒業後は維持会の皆様にご支援いただいたように、私のように経済的に苦しむ塾生の手助けをして、慶應義塾の発展に貢献できるように邁進して参ります。繰り返しとなりますが、この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございました。

千葉県出身 環境情報学部3年(2023年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用いただき誠にありがとうございます。現在、私は公認会計士の勉強に励んでいますが、勉強時間を確保するために、アルバイトを辞めたので、今回こうして奨学金をいただくことができ、とても助けになります。これからは今まで以上に、学業や就職活動に専念することができるようになると思うと嬉しい限りです。
就職先はファイナンシャルアドバイザリーサービスの業界に決まり、そこで自分の挑戦の幅を広げ、自らの抱負を実現するために資格試験の勉強をしています。私の今後の抱負は、企業がグローバルに挑戦しやすい社会づくりに貢献し、企業に対して活躍の場を大きくするというインパクトを与えることです。
ビジネスのグローバル化が進むものの、国を超えて活動する際には予期せぬリスクがあります。私は日本に住みながら、トラブルに直面することが多々ありました。日本に住む外国人に関するシステムや規制がまだまだ整っていないうえに、人によって状況が異なるため次々に例外が生まれ、どのような対応をすべきか誰にもわからないからです。
企業がグローバル化を進める際にも、国際的な環境の変化やそれに伴った戦略の変化が著しいことから、同様のトラブルが起こりうると考えます。これが私の考える国際社会における課題です。ITやデジタルなどの新しい分野に関する法律、グローバルなビジネスにおける税制度や会計基準などレギュレーションが間に合っていない領域がたくさんあり、これからさらに大きくなると思います。この課題は、企業の国際的な活躍をスムーズに行えなくする可能性があるため、私たちが向き合うべき大きな問題です。私は韓国人でありながら日本で育ったバックグラウンドと、会計の知識を掛け合わせ、企業がグローバルに挑戦しやすい社会づくりに貢献したいと思っています。
支援していただいたからには、期待に応え、また慶應義塾大学の塾生として一層努力してまいります。これから学業、就職活動に専念できるのは支援していただいているすべての方々のおかげです。最後に改めて心から感謝申し上げます。

千葉県出身 経済学部3年(2023年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。
私の家は父子家庭であり、父が私と姉を育ててくれています。二人ともまだ学生であり、アルバイトで幾らかは自分で授業料を払っているものの、それでも学費の一部は父に頼っている状況です。可能であれば、父に頼ることなく自分で授業料を全額払えるようになりたいと考えているのですが、三年になる今年度からは自分の研究や就職活動でアルバイトに時間を割くことが難しいと予想されます。
その中、今回慶應義塾維持会の奨学金に採用していただいたことで、金銭面の心配なく学業に集中できるようになり、本当に感謝いたしております。
現在私は文化人類学を専門とする先生のゼミに所属し、参与観察やフィールドワークといった研究手法を学びながら、「社会における人間と動物の関係性」というテーマで研究を進めております。幼い頃から動物や自然に囲まれた場所に身を置くことが好きで、将来は国立公園の職員として生態系の保全に関わりたいと考えております。一、二年時の授業では開発学の授業を中心に受講し、国家主導の開発が地方に存在する自然や、そこに生息する生き物にどのように影響を及ぼしているのかといった点に興味を抱きました。直接日本の国立公園にも出向き、現地の職員の方からどういった政策を行っているかを聞くことで、仮に自分が将来環境省の自然系職員として働くことになった場合のことを具体的に想像できるようになりました。
また、大学二年終了後に慶應義塾大学を一年間休学し、カナダに留学に行っておりました。私立の大学で主に貿易学を専攻しながら、夏にはバンフ国立公園で現地のレンジャーと共にボランティア活動に参加させていただきました。短期間ではあったものの、実際に海外の国立公園で働くことができたのは今後の選択に大いに役立つものであると感じています。
日本では国立公園の存在はあまり認知されていないように感じますが、美しい自然が多い日本だからこそ、国立公園を自然管理のモデルケースとして維持していくことの必要さがあると思います。私が慶應義塾大学で学んでいることを自然保護の分野で活かせるように、今後も精一杯努力してまいります。
繰り返しとなりますが、この度は貴奨学金に採用していただき誠にありがとうございます。

千葉県出身 文学部3年(2023年度)


Page Top