維持会奨学生からのメッセージ ー京都府出身

京都府出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金にご採用頂き、誠にありがとうございます。
私は現在、理工学部管理工学科に所属し、これまで統計学、情報工学、金融工学分野の学科専門科目を履修し、学習してきました。昨年秋には、予てより配属を希望していた金融工学分野の研究室に配属されることが決まり、今年度の卒業研究と輪読発表に向けた準備を続けています。特に関心を持って学習を進めてきた分野が私の専攻する金融工学で、これまで経済や債券、デリバティブの仕組みや、確率モデルの演習を行いました。昨年度からは塾内のAIC(AI・高度プログラミングコンソーシアム)に参加し、Pythonによる機械学習とデータ分析手法の習得を進めています。また、これまで学習してきたプログラミングと金融の知識を活かしたいと思い、Python 講習会講師と、フィンテック講習会のTAを務めております。現在は慶應義塾一貫校へのデータサイエンス教育プロジェクトにも参画し、イベントの企画などを担当し活動しております。
将来は金融商品の開発や市場の分析を数理的に行う、クオンツアナリストに就きたいと考えています。クオンツとして国際的に働かれている方は香港やシンガポールに多く、学部卒業後は専門性を高めた研究を行うため大学院へ進学し、専門分野に囚われない広い視野を身に付けるため修士課程のダブルディグリープログラムによる留学を考えております。現在の世界ではコロナ禍や紛争を経て貧富の差が拡大しており、資産を持つ人は投資などでより資産を増やせる一方、情報や資産の格差により経済成長の恩恵を十分受けることのできない方も多くいます。また昨年のウクライナ侵攻開始時に、私は侵攻の結末として、ロシアが経済圏から西側諸国と切り離される可能性や、これまでとは違った投資や金融商品の在り方が求められるようになるかもしれないと感じました。そして昨年のうちに欧米のクレジットカードが使用できなくなるなど、国際決済システムからロシアが排除される事態が進行してきました。私は金融を学ぶ中でこうした課題が山積していると感じ、金融商品の提案や資産の創出、投資機会に繋げることで、これらの課題に取り組みたいと考えています。また在学中に留学し、就職後の勤務地が海外である可能性を見据え、文化的社会的に異なる環境での研究を経験したいと考えています。
これからも慶應義塾維持会奨学生の名に恥じぬよう努力を続け、自らも慶應義塾の一員として義塾の発展に寄与できる人材となるよう精進して参ります。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

京都府出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、奨学金を受給してくださり誠にありがとうございます。慶應義塾維持会の皆様との御縁、ならびに奨学金をいただく機会に恵まれたことに心から感謝しております。今後は、慶應義塾維持会の皆様に多大なご支援を受けているという自覚と感謝を持つとともに、学生としての研究意識と知的好奇心を高めつつ、より一層の自己研鑽に努めてまいります。
この度、奨学金に応募いたしましたのは、学費補填が動機です。私は入学時から現在まで、文武双全の取り組みに努めており、その活動を維持・発展させるために応募いたしました。まず、学業面では、入学当初より関心があった比較政治学の研究会でゼミ長として全体のマネジメントを務めながら、アフリカ地域の貧困問題についての研究に励んでおります。また、體育會アメフト部に所属し、日々「学生日本一」を目指して仲間とともに切磋琢磨し、厳しい鍛錬に励んでおります。加えて、リーダーとして、部活動以外のプライベートな時間もチームビルディングのために犠牲にする必要があります。また、家計の逼迫状況から脱炭素化を推進する事業会社での長期インターンを始めましたが、時間の制限もあり収入は限定的となっております。以上の生活状況に鑑みて、維持会奨学金に応募いたしました。
併せて、奨学金受給決定後の、近況のご報告をさせていただきます。まず、今年度も文武双全の取り組みを持続させることが可能になりました。それに伴って、学業面および部活動の面で、以前よりも時間的・精神的余裕をもって勉学と研究、鍛錬に励むことができております。中でも、研究会での活動においてゼミ代表を務め、自らの学びだけでなく他者の学びを促進させる役割を全うしております。加えて、コロナ禍で閉ざされた海外留学の選択肢を視野に入れることが可能となりました。実際に、義塾主催の海外研修プログラムへの参加資格を得ることができ、今夏はケンブリッジ大学で1ヶ月間学びを深める予定です。費用が両親の負担になることは心苦しいものの、少なくとも維持会奨学金がなければ貴重な経験を得るために挑戦することさえ叶わなかったことは確かです。こうして、学業をはじめとする諸分野で精力的に活動できているのも、一重に慶應義塾維持会の皆様のご支援があってこそだと心より感謝しております。
改めまして、この度は奨学金を受給してくださり、誠にありがとうございます。この御恩を忘れずに、今後もより一層、勉学と研究、部活動に積極的に励んでいくとともに、義塾と社会のさらなる発展に尽力していく所存です。

京都府出身 法学部4年(2023年度)


この度は、奨学金のご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。奨学金のご支援のおかげで学業に専念することができ、大変嬉しく思います。
私は、質の高い教育を受け、学問を極め、立派な人間に成長したいという期待に胸を膨らませて、慶應義塾大学に入学しました。実際、大学の授業はどれも興味深く、充実した日々を過ごすことができています。友人や先輩方からも、おもしろい授業の情報をたくさん聞き、秋学期ではどれを取ろうかと頭を悩ませています。
また、広く自然豊かな日吉キャンパスでの学生生活も、大変気に入っております。授業が終わって校舎の外に出れば、視界が開け、緑に癒されます。春は、桜並木が見事でしたので、秋に銀杏並木を見るのが、今からとても楽しみです。
さらに、慶應義塾で出会った人々にも驚かされました。個性豊かな人がとても多く、風変わりな趣味や稀有な才能を持っていたり、滅多にないようなバックグラウンドだったり、将来展望が明確で既に活動していたりと、感銘を受けることが本当にたくさんあります。そして、私も負けていられないと刺激を得られる環境下にいることに幸せを感じております。
さて、私は、大学在学中に起業と留学の2つを成し遂げたいと考えています。立ち上げるビジネスの内容に関しては、まだ具体的には決まっていないのですが、社会問題の解決に貢献できるものを目指す所存です。また、留学をして海外の現状を自らの目で見て学び、ビジネスの対象を世界に広げたいと思っております。
これらのことを叶えるためには、決して少なくない費用が必要になります。キャリアアップも兼ねて、インターンシップをする予定ではありますが、それだけでは到底間に合わないかと思われます。ですので、奨学金のご支援をいただけることは、誠にありがたいことであると痛感しております。改めて、心より感謝申し上げます。これから4年間、皆様にご支援いただいていることをしっかりと心に留め、奨学金使用者としての自覚を持ち、学業と、自分の将来のための活動に励んでいきたいと思います。

京都府出身 商学部1年(2023年度)


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