維持会奨学生からのメッセージ ー新潟県出身

新潟県出身

この度は奨学金のご支援をいただきまして、誠に感謝しております。いただく奨学金は自らの生活費に充てることで、現在アルバイト等に充てている時間を自らの研究活動や、学習時間に充てたいと考えています。私は現在電気情報工学科の久保研究室で、社会を支える重要な技術である通信、制御工学を学んでいます。将来は学んだ専門知識を生かした価値あるシステムの構築やマネジメントができるエンジニアになりたいと考えています。一方で私は価値の高いエンジニアになるためには、大学院で学ぶ専門知識だけでは足りないと考えています。
一言にエンジニアと言っても、エンジニアにはたくさんの種類があります。基本的なシステムエンジニアやインフラエンジニア、そして最先端技術であるAIやIoT技術に長け、それらの設計開発に携わることのできるエンジニアもいます。これらの職業に必要なのは理論から実装してまでを手がけることができる専門知識です。一方で私は、これからの時代では一つの専門分野の知識のみを持ったエンジニアの価値は薄れて行くと考えています。なぜならば、システム全体の設計やマネジメントを行う場合、システムの全体像を掴むことが必要になるからです。あるシステムをチームで構築することはこれから社会に出た時に必ず遭遇する場面です。このときにシステムを構築するにはどの機能が必要か、またその機能を実装するのにはどれくらいの時間がかかるのかを見積もる必要があり、そのためにはその機能に対する深い知識が必要となります。またAIなどの最先端技術を活用する際には、その技術によって何が可能となるのかを正確に知っておく必要があります。このようにシステムのマネジメントという面では広範な知識を持っておくことは必要不可欠です。
私は一つの機能を実装することができるだけでなく、システムの全体のマネジメントを行うことができるエンジニアになりたいと考えています。そのため、貴会からの奨学金をもらったことで生まれる時間は、大学での研究に並行して、システム設計、ITに関する広い知識を身につけることに使います。ご支援いただいたことに恥じぬよう、自分の将来のビジョンを実現するため勉学に邁進したいと思います。最後になりましたが、ご支援をくださった全ての方々に心よりお礼申し上げます。

新潟県出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただきまして、誠にありがとうございます。維持会の皆様方からの厚いご支援を賜り、私はもちろんのこと、家族も大変喜んでおります。
私は新潟県出身であるため、慶應義塾大学に入学してから約3年間の間、一人暮らしをしています。一人暮らしでの負担に加え、私の妹が私立高校に通い今春卒業したばかりであるほか、父は昨年の10月から国公立大学の博士後期課程に通っているため、学費等による負担も大きい状況です。さらに、私の祖母は精神障害1級と認定されており、長年にわたり地元の病院にて長期療養を余儀なくされています。このような金銭的な理由から今回慶應義塾維持会奨学金に応募させていただいたのですが、奨学生として採用していただいたことで両親の金銭的な負担を減らすことが可能になるため非常にありがたく思っております。
私は、法律を学ぶことを通じて法律的な視点や考え方を身につけ、社会で活躍することができるような人間になりたいと考えこの慶應義塾大学に入学しました。実際に入学してからは、1年生や2年生で民法、刑法、憲法を中心とした法律の基礎を学び、法律的な視点を持つベースを身につけることができました。そして、3年生になった昨年は、より専門的な法律分野について学ぶことができました。特に昨年から始まったゼミでは、刑法のゼミに所属し、刑事実体法の解釈論について研究しています。ゼミ内での議論を通じて授業だけでは触れることができない多くの人の考えに触れることができているため、法律的な視点だけでなく多角的な視点も養うことができる素晴らしい環境にいると感じています。
現在私は4年生で、卒業までの時間は1年を切りました。今年度は、就職活動やゼミでの研究課題に取り組むのはもちろん、来年度から社会に出ていくための準備や学生にしか挑戦できないことにも取り組み、後悔の残らない大学生活を送りたいと考えています。
最後になりますが、今回慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただいたことに重ねて御礼を申し上げますとともに、慶応義塾維持会の益々のご発展をお祈り申し上げます。

新潟県出身 法学部4年(2023年度)


この度は、私に慶應義塾維持会奨学金の給付をしていただくことを決定してくださり、誠にありがとうございます。
慶應義塾維持会の皆様の給付に助けられる大学生活を送ることも、今年で早三年目となりました。毎日皆様のお力のお陰で貴重な学びを得ることができ、自身の目の前、そして将来の目標に向けて真っ直ぐに努力する大学生活を送ることができていると実感しております。本当にありがとうございます。
近況として、学業面に関しましては、今年の四月より商学部の研究会に入会いたしました。経営史、そして消費社会論という二つの学問について、同期や先輩方、そして先生との議論を行いながら、少人数で集中して学びを深めております。また、所属している應援指導部にて、六大学野球の応援をはじめとして、様々な体育会の部活動の応援活動を行っております。私は高校時代に陸上競技部に所属していたこともあり、箱根駅伝や六大学陸上等の競走部の大会の応援を計画する担当となりました。自身が選手であった頃に感じていた、誰かに応援されることの心強さを体育会の選手の方々に届けるべく、勝ちに拘る応援をモットーに活動をしております。学外では、今年の二月より、人材サービス事業を行うスタートアップの企業にて、長期インターン生として業務を行っております。
学業、部活動、インターンと、様々な活動を全て妥協せずに行うことができているのも、ひとえに慶應義塾維持会のお力添えのお陰です。
残された大学生活はあと二年となりましたが、日々塾生として素晴らしい仲間たちと共に生活ができることに感謝と誇りの気持ちを持ち、成長し続けて参ります。ゆくゆくは慶應義塾維持会の皆様が私に施してくださったように、私自身も将来誰かの人生の手助けになるような人間となるため、そして自身を振り返った際に納得のいくキャリアを歩んでいくためにも、弛まぬ努力を行って参ります。
最後に、慶應義塾維持会の益々の発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

新潟県出身 商学部3年(2023年度)


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