維持会奨学生からのメッセージ ー大分県出身

大分県出身

この度は慶應義塾維持会奨学金に採用して下さり、誠にありがとうございます。
私は福沢先生と同じ大分県の出身で、幼い頃から、業界を先導するリーダーを多く、多方面に輩出してきた慶應義塾大学に強い憧れを抱いてきました。一方、兄が既に東京の大学に進学しており、兄妹揃って上京となると、学費や生活費で家計に多大な負担が生じてしまいます。このような中で貴維持会の奨学金を頂けましたことは、経済的不安を払拭し目標に向かって邁進する力を頂いたことであり、大変うれしく思います。ご支援頂いた感謝の気持ちを忘れず、日々努力を重ねて参りたいと思います。
私は塾生生活を通じて、人間力を大いに成長させたいと考えております。私が考える人間力とは、文化の違いを尊重し幅広い視野で物事を考える力、常に問題意識を持ち自分の意見を持つ力、やると決めたことを最後までやり抜く力の3つです。
具体的な目標といたしましては、まず国際的な視野を身につけることです。私は現在2ヶ国の地域文化論、国際政治学、宗教学を履修しており、多角的な学習を通じて国際世界への理解を深めています。外国語学習にも力を入れており、特に国連の公用語のひとつであるフランス語の習得に向け努力しています。新しく言語を学習するのはとても新鮮で、日々楽しみながら学んでいます。
次に、セミナーや講演会に積極的に参加し、社会問題に意欲的に取り組むことです。先日慶應・上智共同開催のウクライナ平和シンポジウムに参加しました。先生方の講演や学生による意見交換を傍聴して、自分の情勢理解の浅薄さを痛感し、問題意識や自分の意見を持つことの大切さを認識しました。普段から社会問題にアンテナを張り多様な意見を取り入れることで、問題への理解を深めていきたいです。また、自分の意見を発信し、問題解決に主体的に取り組みたいと考えています。
最後に、サークル活動に意欲的に取り組み、やり抜くことです。大学から新たに合唱に挑戦したいと考え、女声合唱団に入団しました。妥協せず貪欲に合唱と向き合う団員に日々刺激を受けており、とても充実した活動を行っています。
このように日々目標に向かい充実した日々を送れているのは、支援し塾生を温かく見守って下さっている維持会の方々のおかげです。感謝の気持ち、ご支援頂いているという自覚と責任を忘れずに、これからも学業や課外活動に励んで参ります。

大分県出身 法学部1年(2022年度)


この度は、慶應義塾維持会の奨学生として採用していただきましたこと、心より感謝申し上げます。
私は、福沢諭吉先生の生誕の地である大分県の出身です。小学生の頃中津の旧居や記念館を訪ね、感銘を受けてからずっと慶應義塾大学に憧れ、志して参りました。しかし、私が中学2年生の時、父が脳梗塞で突然亡くなりました。その時いただいた多くの方々からの温かい愛情や励まし、支えは、将来、立派な社会人となり恩返しをしたいという想いを更に強くいたしました。
私は現在、法学部に在籍しております。現代社会は急速に進むグローバル化による国際社会の問題やITの普及に伴う犯罪など新たな問題が次々と発生しています。しかし、法の整備が追い付いていないのが現状です。その為、私は、法学部での勉学はもちろん、国際法、情報社会やインターネット上の犯罪についても研究を深めたいと考えています。そこで私は、通常の講義に加えてインテンシブコースで語学力を、アカデミックスキルズを受講することでIT力や論述、プレゼンテーション力を磨きたいと考えています。そして身に着けたスキルを発信、応用する為のコミュニケーション能力や対応力を鍛えるため、2つのサークルに所属いたしました。一つは、新しいことに挑戦し体力づくりを兼ねたジャズダンスサークルです。二つ目は、法学の勉強を深めるため十八人会です。また、東京オリンピック・パラリンピックの英国選手団や留学生を支援する学生団体にも所属しました。将来的には、留学をして多様な価値観や広い視野を養い、相手の立場になって物事を考えられる人間力、咄嗟の状況判断や問題解決能力を養いたいと考えています。
このように、勉学や課外活動に専念し充実した学生生活を送れること、ひとえに慶應義塾維持会の皆様のご厚志を賜り、経済的負担を軽減していただいたことと感謝の気持ちで一杯です。沢山の応募者の中から選んでいただいたことを忘れず、皆様の期待に応え、慶應義塾、社会の発展に貢献できるよう精進していく所存です。本当にありがとうございました。   

大分県出身 法学部1年(2019年度)


今回は奨学金を給付してくださり誠にありがとうございます。私は大学生の姉と小学生の妹がおり、今回私が大学に入学することで両親の経済的負担がさらに大きくなってしまうので、少しでもその負担を減らしたいと思い奨学金の給付を望んでおりました。
いろいろなことで慌ただしかった4月に比べ今は大学生活にも慣れてきて、これからの自分の目標に向けた勉強に取り組む熱意に満ちあふれています。また、留学生と国際交流することが目的のサークルに入り、外国人の友達を作ることができ、自分の交友関係が世界まで広がっていることにたいへんうれしく思っています。勉強面では、第二外国語の中国語の学習が楽しいです。習い始めた当初は、中国語独特の難しさに圧倒されていましたが、勉強すればするほど新しい発見があるので学習していて楽しいです。友達になった中国人留学生に手伝ってもらい、中国語を話せるようにもなりたいです。私は将来、地元の企業を助ける経営コンサルタントになりたいと考えております。その夢を実現させるためにこれから経営学や商業学を専攻し、企業の経営管理の仕組みや消費者行動、広告効果について主に学んでいきたいと考えております。これら二つの分野の専門性を深く学ぶことにより、広い視野で物事の本質を見極める力を身につけることができるようになると確信しています。さらに、中小企業診断士や経営士の資格を大学3年生の時に取りたいので、資格取得の勉強の方にも力を入れていきたいです。今回、奨学金を給付していただくことに決まり、私は大学生という貴重な時間を自らの勉学に注ぐことができます。この慶應義塾維持会を支えている維持会員の皆様に対し、感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方々の支援のおかげで自分がこの慶應義塾大学で学習できているという気持ちを常に持ち、これからの四年間を充実したものにしていきます。

大分県出身 商学部1年(2019年度)


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