香川県出身

香川県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2020年度)
総計
9名

この度は奨学生として採用してくださり、本当にありがとうございます。このような行き先の見えない状況の中で、私にとって非常に喜ばしいニュースとなりました。
さて、こうして奨学生として採用していただいたからにはますます学問に励まねば、と身が引き締まる思いです。私は文学部哲学専攻に所属しており、その研究テーマは「死の剥奪説」についてです。私たちはこの世に生きている限り、それが当人にとって善いことであれ悪いことであれ、様々な体験を享受しています。そう考えた場合、死はこうした「享受しえた体験」を剥奪するのではないかという見方ができます。トマスネーゲルに端を発するこの視点により、「死」をどうとらえるべきかという論議が今までに発展してきました。「死の剥奪説」から「死」は悪であるということが帰結されるように私には思えます。私はこれに対し何らかの批判をしたいと考えています。幸福や価値論の観点から批判するのか、あるいは東洋思想的な観点から批判するのか、その手法はまだ固まっていませんが、私は「死」に対して何らかの柔軟な扱い方を探りたいのです。(誤解を招かないよう強く主張しますが、死、特に自殺を肯定したいわけではありません。)このような時代に入って、改めて人間の生き方や考え方が問われています。どんな人間にもついて回る「死」について知り、考えることで、自身の生き方を新しい仕方で捉え直すことができるのではないかと私は思います。
学問研究をしていく過程で書籍の力は絶大だと考えています。対面講義が縮小されている現在ならなおさらです。貴会から頂きました奨学金のおかげでアルバイトをしなければならない時間を減らすことができますし、さらにはその代わりに本を読むことができます。そう考えただけで、私はとても嬉しい気持ちです。
再びになりますが、私を奨学生として選んでいただき本当にありがとうございます。慶應義塾維持会奨学生の名に恥じぬよう、これからも学問の面で精進していくことを誓います。

香川県出身 文学部3年(2020年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。維持会より奨学金をいただくのは今回が二度目であり、そのご厚意に対し、どれほど感謝しても、し尽すことはできません。会員の皆様にはこのようなご支援をいただけますことを大変幸せに感じるとともに、深く御礼申し上げます。家族共々非常に喜んでおり、また感謝しております。
私の父は平成28年に癌性腹膜炎で他界しました。そのため、収入がなくなったので、母は預貯金を崩して私の学費を賄ってくれていました。今回の奨学金は、秋期の学費として使わせていただきたいと考えております。
私は四年生であるため、現在は、文部科学省で働くため、日々就職活動に勤しんでいます。私は、あらゆる子供たちが満足のいく学校生活環境を作ることが夢です。その理由は、都会と田舎の教育方針の差を大きく感じたからです。私の高校では、皆が一緒の教室で同じことを学び、同じ問題を解いていました。しかし、都内の友人の高校では、まず子供たちをレベル別に分け、そのレベルにあった内容を授業で行っていたそうです。私はこの話を聞いて、田舎の高校にいる子供たちは学校で自分がより高度なものを学びたいのにそのニーズに応えることができていないのではないかと思いました。それでは、自分がより上の大学を目指したいのにその夢も叶いにくくなってしまっていることでしょう。このような経験から、教育格差に興味をもちました。また、学童保育のアルバイトを通して、都内においても、所得格差から多くの子供たちが生まれた時から受ける教育というものが異なっています。生まれた家庭で受けたい教育が受けられないような状況を変えたいと思い、文部科学省に入省し、慶應義塾大学で培った力を発揮したいと考えております。
今回いただいた奨学金や慶應義塾大学の素晴らしい環境に感謝の気持ちをもって、慶應義塾維持会の奨学生の名に恥じないようにこれからも日々努力していきたいと思います。

香川県出身 法学部4年(2018年度)


この度は慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。
四月、高校時代から目指してきた慶應義塾大学に入学できたものの、一人暮らしでの生活費や学費、実家への経済的負担を考えると不安になりました。過度のアルバイトに時間を奪われ、大学での勉学や自分のやりたいことができなくなるのではないのか、そう思っていました。しかし、維持会からのご支援を受けることができると知り、精神的にかなり助けられました。本当に感謝しています。
私は映画制作に関する職業に興味があります。映画を創り出すうえで大事なものは何でしょうか。それは技術的なものでしょうか。私は全くの素人ですので、この問いに対する、的確で具体的で根拠のある答えを知りません。しかし私なりの意見を述べさせてもらうと、大切なのは作るための技術ではなく、作る人の中身だと思うのです。その中身を育てるには好き嫌いしない姿勢が必要です。何もこれは映画にのみ限定した話ではないのかもしれません。大学で、好き嫌いせず様々な事柄にあたることで、何かアイデアを得たり、新しい考え方を知り得たりと、必ず良い刺激を受けることができると信じています。ひとつひとつの発見が実りのある自分を創っていくのだとも思います。
歴史や立地、集まる学生や教授のことを考えれば、慶應義塾大学は間違いなく素晴らしい体験ができる場所だと分かります。ほかの大学では学ぶことのできない多くのことを学べるはずです。しかしせっかく最高の経験をもたらしうる種を見つけることができても、時間や金銭的理由からその種を無視してしまっては意味がありません。その点で維持会からのご支援は非常に大きなもので、様々な出来事に触れる機会をくださったのです。私はそんな維持会からのご支援を無駄にしないよう、精一杯努力します。これからの四年間、自身が慶應義塾大学に入学した意味や強みをしっかりと意識し、将来の目標を見据えて大学生活を送っていきたいです。

香川県出身 文学部1年(2018年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。