慶應義塾では新型コロナウイルス感染症拡大にともない、2020年5月より、学業の継続に支障が生じた学生に対する経済的支援を趣旨とした「慶應義塾大学修学支援奨学金」ならびに慶應義塾大学病院における新型コロナウイルス感染症対策のための医療支援を目的とした「慶應義塾大学病院医療支援資金」への寄付を本誌や慶應義塾の各種Webサイトなどを通じて呼びかけてまいりました。 2021年11月末現在、 総額約8.5億円にのぼる募金金額を賜り、多くの方からの温かいご芳志に、 関係者一同心より厚く御礼申し上げます。
修学支援奨学金は2021年度においては、春学期には245名の学生を対象に最大40万円の奨学金の給付を実施しました。秋学期も引き続き募集を行いました。医療支援資金は、個人防護具の調達、COVID-19関連機器の購入、感染対策強化のための診療・教育環境整備など、医学部・病院における感染症対策に幅広く活用されています。
修学支援奨学金 | 医療支援資金 | 合計 | |
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金額 | ¥184,822,586 | ¥670,096,330 | ¥854,918,916 |
件数 | 1,252 | 1,064 | 2,316 |
→ ご支援くださった方へのインタビュー
→ 皆様よりお寄せいただいたメッセージ
このたび、修学支援奨学金、 医療支援資金へのご支援の呼び掛けは2021年12月末をもって一区切りとさせていただきますが、 国内外が「ポストコロナ」という新たな段階を迎える中、慶應義塾でも未来を先導する人材を育成する教育機関・研究機関としての歩みを続けるために、オンライン・対面併用の授業を可能とする教育環境の整備・拡充など、さまざまな活動を積極的に推進してまいります。このような慶應義塾全体の教育活動にご賛同いただける方には、新たに「慶應義塾教育充実資金」へのご支援を是非ともご検討いただければ幸いです。