新潟県出身
この度は、昨年度に引き続き慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。数ある慶應義塾大学の学生の中から、再び私にご支援を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。
私は新潟県から上京して一人暮らしをしておりますが、家賃をはじめとする生活費、そして学費の支払いに関して、これまでも家計に大きな負担がかかっておりました。特に、父が今年度で定年を迎え、再雇用となりますため、例年以上に家計が厳しくなることが見込まれており、今回の奨学金は大変ありがたいご支援となりました。 地方出身者を優先して採用してくださる維持会奨学金のご趣旨に、改めて深く感謝申し上げます。いただいた奨学金は、大切に学費に充当させていただきます。
現在、私は空手とアクロバットを融合させた武道である躰道部に所属し、日々練習に励んでおります。 慶應義塾大学躰道部は、一昨年に引き続き昨年度も全国2位という素晴らしい結果を残しており、今年こそは全国優勝を果たすべく、部員一同活動に打ち込んでいます。 私は武道経験者ではありませんでしたが、地道な努力を続けた結果、昨年の全国大会では憧れの先輩方と肩を並べて出場することができ、団体競技準優勝としてメダルをいただくことができました。 この経験は、私にとって大きな自信と、今後の糧となる貴重な経験となりました。 昨年度は後輩の指導にも関わることができ、彼らの成長を間近で見守ることができました。 今年からは上級生として、自身の成長だけでなく、より一層先輩らしく振る舞い、チーム全体を牽引できるよう精進してまいります。
今年度は、この部活動に加えて、学業にもより一層力を入れていきたいと考えております。昨年度も奨学金のおかげで学業に集中することができましたが、 その経験を活かし、さらなる高みを目指したいと思います。特に、今年度から始まるゼミ活動では、労働市場におけるマッチング理論に大変興味があり、研究を進めることを今から楽しみにしております。
最後になりますが、この度奨学生として再び採用していただきましたことに、重ねて感謝を申し上げますとともに、慶應義塾維持会の皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
新潟県出身 経済学部3年(2025年度)
この度は慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき誠にありがとうございます。現在、4歳下の弟は指定難病を患っており、私たちが成長するにつれ家計の負担が重くなる一方です。加えて、両親は私の学費や生活費などを預金から切り崩して送ってくれています。このような状況下において、今回ご支援いただきましたことを家族一同心より感謝しております。
近況と致しましては、商学部にて商業学や経営学、経済学など幅広く学問を学んでいるのに加え、陸上競走部に所属し、日本選手権を目標に日々練習に打ち込んでおり、非常に充実した毎日を過ごしています。4月に大学生になったばかりで、最初こそ新しいことばかりで戸惑うこともありましたが、今は少しずつ生活にも慣れ、徐々に適応できているのを実感しております。特に陸上については、中学、高校と全国大会に出場してきたものの、入賞するに至らず、悔しい結果に終わることに憤りを感じていました。だからこそ、慶應義塾大学體育会競走部という恵まれた環境で仲間と切磋琢磨して強くなっていきたいと考えています。しかし、陸上競技をするには多くの費用がかかるため、アルバイトを週3回以上しなければ、シューズやランニングウェアなどの陸上関係費に資金を回せないのが実情です。そこで今回、奨学生として採用していただけたことにより、アルバイトによる時間的制約をなくし、より学業と部活動に打ち込める環境を得られることに大変喜びを感じるとともに、この先の4年間を充実したものにするという決意を持つことができました。
最後になりますが、重ねて慶應義塾維持会の皆様には御後援頂きますこと、誠に有り難く、厚くお礼申し上げます。今後の学生生活で学業と部活動に全力を注ぐことができるのは慶應義塾維持会の皆様のおかげです。奨学生として恥じぬよう、社会に貢献できる人材として将来活躍できるように学業と部活動に励んで参ります。また慶應義塾維持会のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
新潟県出身 商学部1年(2025年度)
この度は慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき誠にありがとうございます。私の家庭は、法科大学院への進学を希望する大学4年生から小学生の妹までの4人兄弟であり、家族全体での学費や教育費は大変な金額になっていました。また、一人暮らしをしている兄と私に加えて、来年度からは妹も大学進学を機に一人暮らしをする可能性が高く、今後も家庭全体に占める大学進学等にかかるお金はますます増えていくばかりという状況でした。そんな中、この度のご支援のおかげで、経済的不安を大きく減らして学業や大学生活に励むことができるようになりました。
私には公認会計士として働くという夢があります。また、先端分野での会計制度や監査制度の整備についても興味を持って勉強しています。例えば、慶應義塾大学では宇宙分野に関する法律の研究が盛んです。法律と同様に宇宙空間の商業化が進めば、会計や監査についても新しい制度作りが必要となっていくでしょう。いち早く制度を整えれば、日本の競争力を高める効果があるかもしれません。そういった先端分野での会計制度や監査手法の開発において、現場から有用な意見を届けられるような公認会計士になりたいという夢があります。そのためには、文理を問わずさまざまな分野の知識が必要です。文理問わずさまざまな学問を学べる授業やカリキュラム、異なる分野を専攻、挑戦している塾生との交流、企画、イベントなど、慶應義塾での学びは本当に貴重で大切なものです。その一つ一つを大切にしていきたいと考えています。自然科学から人文科学まで幅広く専門の先生方や塾生がいらっしゃいますので、興味を持ったことについて自分から動けばつながることのできる環境のありがたさを感じています。また、慶應義塾維持会の皆様は奨学金事業だけでなく、そういった学びの環境への支援も行われていると知りました。この大切な機会を最大限に活用して、皆様のご期待に微力ながら応えられますよう、大学生活を送っていきます。
改めて、慶應義塾維持会の皆様方に感謝申し上げます。現在自分が過ごしている環境や支援して下さっている方々、関わって下さっている周りの方々に、感謝の気持ちを持って、大切に日々を過ごして参ります。
新潟県出身 商学部2年(2025年度)