特集記事

Facebook三田会は塾員同志がいつでもどこからでも気軽に集える四六時社中コミュニティです。
――Facebook三田会代表 松延健児 君

Facebook三田会とは?

年代や地区、職種に関係なく塾員同士がFacebookで出会い、自由にネットワークをつくりながら、交流する、SNS(ソーシャルネットワークサービス)上での活動を主体とした三田会です。代表を務めるのは設立メンバーでもある松延健児 君です。2011年3月11日の東日本大震災直後に発足し、来年で10周年を迎えます。登録会員は4,421人です(2019年10月31日現在)。三田会を母体としながら、会員一人ひとりが主役となって情報発信・趣味活動を行なうさまざまな分科会が形成されたり、多様なイベントが活発に行われるなど、活動の幅は広がりつづけています。

Facebook三田会代表・松延健児 君のコミュニティづくりへの想い(インタビュー)

Q. なぜ今、Facebookなのですか?

人生100年時代に有効な健康長寿のツールだからです。


Facebookほど色々な人と出会えるツールを私は知りません。しかも実名制なので相手の素性が分かりますし、安心です。私がフェイスブックで経験した最高の出会いは、当時100歳だった日野原重明先生と巡り合えたことです。「日野原先生がFacebookを始めたいのでサポートしてほしい」と、Facebook三田会の先輩・都倉亮氏(故人)を通してご紹介頂きました。日野原先生は100歳を超えてもなお好奇心旺盛で、Facebookについて深い見識をお持ちでした。日野原先生いわく、「Facebookは色々な人と出会ってコミュニケーションができるところがすごい。これはシニアにとって未来への扉になる」と。さらに日野原先生は医師の立場から、「コミュニケーションをとることで脳が活性化し、シニアの認知症対策にもいいのではないか」と個人的な見解を述べていました。Facebookは健康長寿のためにすごく有効なツールだという日野原さんの言葉に想を得て、現在Facebookジャパン社「#100年ずっ友プロジェクト」という活動を通して、日本全国の100歳以上で現役活躍されているスーパーセンテナリアンの方々にお会いする機会も得ました。そこで感じるのは、「80歳、90歳という年齢はもはや当たり前、100歳以上でもFacebookの中で新しい友達と出会って、趣味のコミュニティの中でいきいきと活動することができる」ということです。

Q. Facebook三田会を立ち上げたきっかけは?

誰もが未来を拓ける「どこでもドア」を作りたかった。


忘れもしません。2011年3月11日に東日本大震災が起こって、東京は停電して街も人の心も真っ暗でした。そこでFacebookを始めたのですが、Facebook上には元気な人たちがたくさんいたのです。リアルな世界はこんなに暗いのに、SNSの世界はなんて元気なんだ!ここには無限の可能性があると思いました。その延長で塾員が集まって、Facebook上で三田会をつくろうということになったのです。私が初代の代表になって、翌年の1月に第1回のキックオフ・ミーティングを開催しました。そこには塾員・塾生を合わせて200人以上が集まり、ものすごい高揚感のなかで集会が行われました。大崎ニューシティの会場を満員にした塾員の熱を、私は今でも忘れられません。その後は年間千人ずつ会員が増え、現在では4,400人を超えるコミュニティになりました。「ここから何かが始まる。ここなら何でもできる」そう思ってくれる塾員がコミュニティに入ってくれるのは、うれしいかぎりです。私はFacebookを色々な人と出会え、自分の新しい未来が拓ける「どこでもドア」だと思っています。三田会でも会員の可能性が広がる「どこでもドア」をつくりたかったのです。

Q. Facebook三田会の特徴は?

フラットな関係性を維持したコミュニティであること。


私は人と人がふれあう場が好きです。そして、そのふれあいの場をつくるのが好きです。みんなが楽しくふれあう場には、上下関係はいらないんです。だから、みんながフラットな関係であること。そんな関係性を維持したコミュニティであることがFacebook三田会の特徴です。年齢に関係なく新しい出会いを提供し、新しい仲間と楽しく交流できる。そんな三田会でありたいですね。Facebook三田会には80歳を超えた元気な塾員がたくさん参加しています。もう私たちの想像をはるかに超えた、たくましい人がたくさんいます。80歳から新しいことを始めるのに何の抵抗もない人たちです。それからもうひとつ。誘い合って入会するわけではなく、みんな一人でオンライン上で入会するので、昔話ができません。今と未来のことしか話題にできない。それが良いところです。みんなの思考が過去の栄光ではなく、未来に向かっているので希望が湧いてきます。誰にでも可能性があるのです。入会規約はたった二つ。実名を使用することと塾員であること。このようなフラットな関係の塾員ネットワークは、これまでになかったのではないでしょうか。

Q. これからの展望は?

みんなが主役となって、いきいき活動できる三田会を。


Facebook三田会での出会いから色々なことが始まっています。この中から歌手が生まれたり、ダンサーとして活躍する人が出たり。さらに80歳以上の方がFacebookをバリバリ使いこなして元気に活動しています。分科会もどんどん誕生しています。ここに集う人たちは素性が分かっている塾員ばかりですから、みなさん安心してコミュニティの中で活動しているようです。これからは今まで以上に、誰でも気軽に分科会をつくれるようにして、ここに集う一人ひとりが主役となる三田会でありたいと思っています。次の時代でも、福澤諭吉先生に築いていただいた「自立自尊」の精神を引き継ぎ、コミュニティのメンバー全員が自ら発信できる、SNSを活かした、新しい時代に合った三田会をつくれると良いですね。次の100年のお手本となる三田会の姿をつくれるよう頑張ります。点から線へ、そして面になるのがFacebookの良いところ。Facebook三田会をさらに広い面にして、塾員が100歳までいきいき活動できる場にしていきたいです。

Facebook三田会への参加方法

Facebook三田会に興味のある方はホームページからアクセスしてください。
https://fbmitakai.jimdo.com/

※掲載内容は2019年12月19日現在のものです。