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2019年3月25日(月)、パシフィコ横浜にて、慶應義塾大学2018年度卒業式が行われました。

長谷山塾長からの学位記授与の後、在学中に目覚ましい活躍をされた卒業生が表彰されました。この際、スポーツで優秀な成績を収めた方に授与される「小泉体育賞」「小泉体育努力賞」「小泉体育奨励賞」は、文武両道を推し進めた元塾長 小泉信三を記念して設置された「小泉信三記念慶應義塾学事振興基金」によって制定されています。

>>2018年度卒業式の様子(慶應義塾公式Webサイト)
>>小泉体育賞について(慶應義塾公式Webサイト)
>>小泉信三記念慶應義塾学事振興基金について

卒業式には、慶應義塾卒業25年を迎えられた塾員の皆様に来賓としてご来場いただき、新たに塾員となる皆様の門出を見守っていただきました。


式典終了後、卒業25年の皆様をお招きし、インターコンチネンタルホテルにて懇親会が開催されました。

1994三田会 卒業25年記念事業実行委員会 國分実行委員長のご挨拶


卒業式でも “Stay hungry, stay foolish!” と卒業生を激励されていた、1994三田会 國分実行委員長からご挨拶をいただきました。
1994三田会様は、卒業25年記念事業の1つとして、慶應義塾が企画する生涯学習プロジェクト「三田オープンカレッジ」協賛講座「社会の課題を解決する“持続可能な開発目標(SDGs)”を考える」を開設して下さいました。1994三田会の方が講師としても登壇されており、全8講座は盛況のうちに終了いたしました。(2019年7月30日時点)

>>三田オープンカレッジ公式Webサイト

ご来場の皆様の声

ご来場の皆様に「あなたにとって慶應義塾とは?」「今後の慶應義塾にご期待いただくこと」「卒業生にメッセージを一言」の3点、質問させていただきました。



慶應の良さは「多様性」であるように思います。
現在、他大の大学院に(社会人学生として)在籍していますが、慶早双方で学ぶことで、両校の違いも良く分かるようになりました。
卒業生のネットワークひとつとっても、慶大と比較すると他大も卒業生組織が存在するとはいえ、「一匹狼」的な卒業生が多いため、結束力という点では慶大に及ばないような印象を持っています。

語学のクラスが一緒だったんです。2018年5月の1994年三田会の会合で約25年ぶりに再会しました。


学生時代は熱心に勉学に取り組んだとは言いがたいかもしれません…しかし卒業後、慶應義塾の幅広い人的ネットワークには随分と助けられてきました。三田会のような組織は今後ともサポートしていきたいですね。

自身にとっての慶應義塾は「いつでも戻ってこられる場所」。クラスメートに再会すれば、当時の雰囲気が一気によみがえってきます。
社会人になってからも、仕事などを通じて多くの先輩に会う機会に恵まれています。卒業生には、慶應義塾の一員であることを誇りに、これからも頑張ってほしいと思います。

人のつながりに慶應義塾を実感することが多いので、卒業生には大切にしてほしいと思います。一生の友人になる仲間を大事にしてください。

卒業から25年が経過しても、同期に再会できるこのような機会は有難いです。
母校のお陰で、卒業後も公私両面で人的ネットワークを良い方向に発展させていくことが出来ていると感じます。(1994三田会のような)年度三田会のほか、地域三田会にも参加することがありますが、異なる特長が見られて面白いですね。

我々はSFCの1期生。「新しいフロンティアを築く」という気概を持って学生生活を送っていました。

学生時代はさほど大学とのかかわりを持とうとは思いませんでしたが、卒業後に公私ともに慶大の幅広い人的ネットワークの有難さを実感するようになりました。
卒業生としての立場を有効に活用させていただけていると感じます。
出身学部だけでなく、他学部、ひいては海外の卒業生とも連携する機会を豊富に持てる点も慶應義塾の魅力だと思います。

さまざまな機会に多くの同窓生に会うことができるのは嬉しいです。人と人の間に「絆」を感じることが出来るのが、慶應義塾の魅力ですね。

学生時代に密接な関係になかった者同士でも、このような場で気楽な付き合いが成立することが、慶應義塾や三田会の良い点だと思います。

慶應義塾は多様な分野に多数の優秀な人材を輩出している点が強みのひとつ。社会人としてキャリアを積む上で非常に有効でした。
子どもが在学している学校(の大学)は学部ごとにキャンパスが分かれています。一方、慶應義塾は多くの学部の教養課程の本拠は日吉に置かれている。多様性を生み出す源泉になっているのではないでしょうか。とても良い点だと思います。

今回の卒業25年を含めて、さまざまな三田会活動に関わってきました。近年転職したこともあり、人的ネットワークの有難さを一層感じています。
慶應義塾の人的ネットワークを有効に生かせるかはその人次第です。卒業生には、物事を自分で決められる、「独立自尊」の精神を持った人間になってほしいと思います。


卒業生には、「責任感のある人間」になってほしいと思います。卒業から25年を経ても、このような場に堂々と参加できるような人間であってください。

同じ研究室で学んだ仲です。スマホなどがない時代だったので、授業のノート交換やコピーにいそしんでいたのが思い出されます。今日の会では理工学部出身の名誉教授も多数出席されていて嬉しく思っています。
慶應義塾の魅力は強力な人的ネットワーク。多様な場面でさまざまな卒業生に巡り会える。そして同窓と分かると、大抵は歓迎され、関係は更に強化されます。

仕事柄転勤が多いのですが、転勤先にも地域三田会があり、新天地に馴染むのに大変役立ちました。

卒業生へのメッセージは2つあります!
一つ目は「健康であれ」。二つ目は「自ら決定せよ」。
何をするにせよ、自分で決めたことは自身の事として受け止められるはずです。そして、決めたことにはリーダーシップを発揮できるよう、頑張りましょう!


慶應義塾の良さや卒業生としての関わり方は卒業直後に理解できるものではなく、20年、25年と時を経て、徐々に実感していくものではないかと思います。
卒業生には仕事を頑張って、「お金を稼ぐ」人間になってほしい。お金を稼ぐことは社会貢献、ひいては慶應義塾を支援することにもつながります。

慶應義塾は「パブリックスクール」を起源とする。このような組織は、卒業生こそが盛り立てていくべきではないかと思います。

最後は合唱「若き血」

会の終わりには恒例の、應援指導部指揮による「若き血」が合唱されました。


25年の時を越えて肩を組むことができる絆が、慶應義塾の魅力です。ご来場いただきました卒業25年の皆様、次は卒業50年でお待ちしております。

※掲載内容は2019年9月11日現在のものです。

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