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2019年3月31日(日)、帝国ホテルにて『110年三田会 卒業50年パーティー』が盛大に行われました。お隣の日比谷公園では桜の花がちょうど満開となり、110年三田会の大同窓会を華やかに演出していました。


110年三田会の麻生泰 会長による開会挨拶で卒業50年記念パーティーがスタート。
「今は人生100年時代。我々にはあと30年近くある。24時間に例えると、今は夜の8時10分くらい。まだ寝るには早いです」と会場の笑いを誘った後、「これからが一番楽しい時間。慶應義塾に感謝しながら地域のため、次世代のためにできることをやろう。そして、みなさんと共に楽しい日々を過ごしていきたい」と力強く挨拶されました。


続いて来賓代表として、塾員担当の駒村圭吾 常任理事から挨拶がありました。「本日、みなさまのお元気な顔を見ることができ、喜びでいっぱいです。この度、卒業された塾員のみなさまが、もう一度慶應義塾で学ぶ楽しさを感じられるよう、三田オープンカレッジを始めました。ぜひ、また慶應義塾へ戻ってきていただきたい」と呼びかけました。


ここで、みなさまお待ちかねの乾杯。名簿・募金部会の渡辺弘二 部会長から今回集まった募金額の発表があり、入学式や卒業式を行う日吉記念館の建設資金と、25年前と同じく110年三田会記念大学奨学基金へ寄付されることが紹介されました。そして「慶應義塾の、すべての世界における活躍と益々の発展を祈るとともに、塾員のみなさまの末永い健康を祈って、乾杯!」と声高らかに乾杯の音頭を取られました。

会場では生バンドによる演奏が行われ、パーティーを盛り上げます。ビートルズの「Let it be」をはじめとする懐かしいポピュラーソングが流れ、思い出話も盛りあがっていました。

ご歓談の時間となり、卒業された学部ごとに分かれた席で思い思いに話を楽しみました。なかには50年ぶりの再会に関わらず、一瞬で塾生時代に戻ったように会話の花が咲いたという方も。
卒業50年記念パーティーに参加されたみなさまの声を紹介します。

「110年三田会のみんなは本当に仲良し。今日は1,000人近い同期の仲間が集まってくれた。この大同窓会の事務局長を務めてくれた大竹 君とは小学校からの同級生。当時からクラス委員をやってみんなをまとめてくれ、今回も尽力してもらい感謝している」と笑顔で語る麻生会長。翌日の入学式の式辞で、新しく塾生となるみなさんへ「体力・英語&IT力・魅力の3つのパワーを身につけてほしい」という言葉を贈られました。


卒業後は慶應のおかげで色々と良い思いをしました。お友達がたくさんでき、いまだにお付き合いしているんですよ。寄付もたくさんすることができました。


昔の学部の仲間で、この同窓会のために地方から出てきてくれた人もたくさんいます。


名古屋や博多で三田会の役員をやっていたけど、地方にいると慶應の絆は大きいね。


慶應のみんなは人間性が温かいですね。部活をやっていたので、その仲間とは会っています。


すごく良いお友達ができて、50年間ずっとお付き合いしているんですよ。


なにしろ、良いお友達がたくさんできたことが良かった。子供二人にもこんな良い思いをさせたくて、慶應に入れました。


自由にたくさん友達をつくれるのが慶應を卒業して良かったことだね。


卒業して50年経ってみて、福澤諭吉先生がとてつもなく偉い人だということが解りました。僕に言わせれば明治維新ではなく、“慶應の改新”と呼びたいね。


私は幼稚舎から慶應なの。お友達が山ほどいるのが本当に素晴らしいこと。


いまだにお付き合いがあるお友達がいる。お仕事も紹介してもらったり。


頼りになるお友達がたくさんいるからいいわね。


友人がたくさんできたことが私の財産になっている。先輩、後輩とのつながりも強いですね。今日がまたスタートよ。


慶應義塾には友人に加えて、素敵な先生もたくさんいらっしゃった。


今日は参加できてよかった。


一番良かったのは、良い友達に恵まれたこと。慶應に入学した当時の先生がおっしゃった「君たちは慶應で良い友達に出会えることが幸運だ」という言葉が今も印象に残っている。


みんな同じクラスで感慨深い。ときどき、クラス会をやっていて仲も良いです。


塾生時代のお友達と今もお会いできることが良いこと。


仲の良い友達が多いね。


本当に密な付き合いを長―くできたことが良かった。


ご参加の皆様には、この会のために制作された《 110年三田会 卒業50年 》記念DVDが配られました。その中から、実行委員の皆様へのインタビュー内容を一部抜粋してご紹介いたします。

■110年三田会 会長 麻生 泰君(麻生セメント株式会社 代表取締役会長)

Q. 慶應義塾で得たことは何ですか?
友人の幅が広がって、良い友達に恵まれたことが慶應で得た財産だと思います。
それと同時に福澤諭吉先生の教えが身に染みている。ビジネスをやっていても、シビアさと将来への展望を持って生きるべきだということを教えてもらいました。
慶應と言うと、みなさんが「ジェントルマンですね」というイメージを持ってくれます。そこはやはり、恵まれていると実感するところです。
それとともに、「ああ、慶應か。私も慶應だ」と返ってくるので、人脈作りにおいて非常に大きな恩恵をいただいています。

Q. これからの慶應義塾に望むことは何ですか?
慶應義塾の強みをさらに伸ばしてほしいと思います。中でも国際分野における発信力を高め、存在感を増していってほしい。今の日本は存在感がない、意見が出ないと言われているが、「慶應の学生は自分の意見をもっているね」と言われるように。そんな塾生を育ててもらいたいと期待しています。

■卒業50年記念事業 実行委員会副委員長 𠮷田 忠裕君(YKK株式会社 取締役)

Q. 慶應義塾で得たことは何ですか?
私は塾生との付き合いを一番大事にしていました。同期や先輩後輩など、色々な人間関係ができました。その人間関係が私にとって一番の収穫でした。

Q. これからの慶應義塾に望むことは何ですか?
世界の大学ランキングにおいて、日本の大学は必ずしも上位ではありません。慶應義塾ももう少し頑張ってほしい。どの部分を強くしていくかという目標を作り、戦略を持って向かっていってほしいですね。
独自の視点を持って慶應義塾の価値を高め、結果として上位にランクインするようになればいいと思います。
現在は国際社会での活躍が期待される時代です。大学は国際社会で活躍できる人をどう育てるか。慶應義塾の歴史をふまえて存在感を高めていけば、世界の中でも必ず認知されるようになると思います。

■卒業50年記念事業 実行委員会副委員長 安西 祐一郎君(慶應義塾 第17代塾長)

Q. 慶應義塾で得たことは何ですか?
福澤諭吉先生の教えのもとに、私塾としてはじまったのが慶應義塾です。
学問のすすめの冒頭に「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」という一節があります。これまで私は世の中で誰に会っても普通の目線で付き合ってくることができました。それはやはり、福澤先生の教えが根底にある慶應義塾のおかげだったと心から思います。

Q. 塾長として記憶に残ったことは何ですか?
一番大きかったのは、義塾創立150年に巡り合ったことです。
創立150年記念事業を行う中で、色々な場面で卒業生の方に手伝っていただきました。この団結力は慶應義塾ならではだと思います。本当にうれしかったし、慶應義塾の一員でよかったと思いました。

Q. これからの慶應義塾に望むことは何ですか?
今、世界が大きく変わりつつあります。日本国内も人口が減少するなど、社会経済が大きく変わっています。この変わり方は、おそらく江戸時代の幕末から明治時代にかけての変わり方に匹敵すると思います。慶應義塾には、激変する世の中にあって、当時に思いを巡らせつつ、慶應義塾がやるべきことをしっかりとやって、歩んでいってほしい。我々塾員も応援します。今こそ、未来への先導者であってほしいというのが、慶應義塾に望むことです。

※掲載内容は2019年5月18日現在のものです。