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まさに“社中協力”!! 塾生支援への熱き想い

塾員(卒業生)、同窓会(三田会)、篤志家の皆様から賜ったご寄付による奨学金、2019年度慶應義塾大学指定寄付奨学金の授与証交付式が今年も三田キャンパス西校舎ホールで行われました。
指定寄付奨学金は毎年約2,000名の申請者に対し、約1割が採用されるという狭き門。今年の4月に入学し塾生となったばかりの学部生を含む奨学生のみなさんが式典に集い、志を新たにしました。

長谷山塾長から挨拶「社中協力の精神を象徴」


「慶應義塾には塾生と教職員、そして卒業生である塾員が一丸となって教育・研究活動を盛り立てていく社中協力の伝統がある。この社中協力の精神を象徴しているのが、三田会を中心とした寄付による奨学金制度です。この奨学金を通じて塾生と塾員、教職員の輪が今後も広がっていくことをうれしく思います」と長谷山彰塾長が挨拶の言葉を述べました。
奨学生代表として経済学部4年の石本昭君 君が、奨学生に採用されたことで卒業論文作成に集中できる環境が整った、と謝辞を述べられ、自身の目標達成への誓いを話されました。

懇談会では奨学生と各三田会代表の塾員が交流


指定寄付奨学金の授与証交付式に引き続き、西校舎地下1階生協食堂で懇談会が催されました。式典では緊張気味だった塾生たちの表情も緩み、三田会を代表して参加された塾員の方々、そして篤志家の皆様と和やかに歓談し交流が図られました。先輩方の話に耳を傾けながら各自の夢や志を語る姿が見られ、先輩後輩のつながりを感じられました。

ご寄付を賜りました皆様の声を紹介します

(1)神戸慶應倶楽部 木村様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

近年の慶應義塾大学への入学者は首都圏が中心で地方からの学生が少ないのが現状です。神戸で慶應義塾大学のOB会をやっている私たちとしては、神戸から塾生を送り込みたい。それに尽きます。そして卒業後にはぜひ、神戸慶應倶楽部に入っていただきたいです。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

せっかく慶應義塾に入学されたのだから、しっかり学んで社会に貢献していただきたいと思います。そして何度も言いますが、神戸へ帰ってきたら神戸慶應倶楽部の仲間になってください。

(2)杉並三田会 秋葉様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

私たち杉並三田会は一昨年、創立25周年を迎えました。その折に何か慶應義塾へ恩返しができないかと考え、毎年寄付をさせていただいています。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

奨学生に会ってお話をしましたが、みなさんしっかりとした志をお持ちです。本当に頼もしく思います。ぜひ、初志貫徹して勉学に励んでいただければ言うことはありません。
奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

(3)浜松三田会 神谷様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

私の知る限りでは、浜松三田会はもう30年ほど寄付をさせていただいているようです。そういう良い流れを私たちも続けていきたいと今年も協力させていただきました。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

毎年この会に参加していますが、若い塾生たちを見ると私たちが元気をもらえます。奨学生のみなさんからエネルギーをもらっているので、こちらこそ「ありがとう」と言いたいです。本日のこの感激を浜松三田会の会員に伝えたいと思います。

(4)川越三田会 齋藤様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

今年、川越三田会は連合三田会への登録60年になります。50周年のときに記念事業として寄付を始めて10年間続けてきました。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

地区を限定した奨学金にしているので、昨年と同じ方に今年も授与することになりました。これからも頑張ってほしいです。

(5)118年三田会 春木様ほか3名

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

私たちの会は5,200人います。卒業25周年のときに寄付を募って、何かしようと考えました。そこで人を育てることに使おうということになり、人を育てるなら慶應義塾の奨学金に協力しようと決めました。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

毎年、奨学生のみなさんから手紙をいただきます。社会に出てからも「がんばっています」と近況を知らせてくれるんです。こうしてみなさんが活躍してくれると、本当にうれしいですね。
奨学生でビオラ奏者の方がいて、そのコンサートに行ってきました。卒業後もつながりができ、交流しています。

(6)不動産三田会 原田様、佐藤様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

不動産三田会は東京の会員が920名。会員同士のつながりで集めた寄付金が貯まったので、塾生のために奨学金をということになったんです。それから7年ほど寄付を続けています。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

せっかくの奨学金ですから、塾生生活を充実したものにしていただきたい。そして不動産業界に入られたら、ぜひ不動産三田会に入会して次の奨学生のために寄付していただきたいですね。

(7)仙台三田会 藤崎様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

仙台三田会には200名を超える会員がいます。その総意として塾生への奨学金を続けさせていただいています。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

みなさん、一生懸命に勉強されて、社会へ羽ばたいていただければと思います。社中一丸という慶應義塾の良い伝統をこの奨学金に託したいです。

(8)大阪慶應倶楽部 波田様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

地元である大阪出身の塾生を応援したいと寄付を始め、今日まで続けてきました。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

今まさにグローバルな世の中ですから、塾生のみなさんにも世界に羽ばたいていただきたいですね。大阪出身の塾生およびそのご家族をご招待して、当クラブでイベントも行っています。ぜひ、卒業後は大阪慶應倶楽部に入会していただければと思います。

(9)広島慶應倶楽部 大方様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

広島の先輩方から脈々と続いている慶應義塾への寄付を、私たちもつなげていきたいと考えています。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

世の中は激変していますが、社会でしっかりと基盤を築いていただきたいです。そして、これからも社中協力の精神でつながりを大切にしてください。

(10)新宿三田会 八木様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

私で8代目の会長です。諸先輩方からずっと引き継いできた寄付を継続して行きたいと考えています。私事ですが、息子も娘も慶應義塾を卒業しました。親子でお世話になった慶應義塾に恩返しをしたい気持ちでいっぱいです。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

奨学金で学び、卒業後は後輩たちをサポートする立場になってほしいですね。私たち新宿三田会は毎月、例会を行っています。忘年会と新年会には毎年、奨学生の方をご招待して交流を続けています。これを機にますます交流を深めていっていただければと思います。

(11)関西婦人三田会 田村様

Q. 今回、奨学金に寄付をしていただいた理由は?

なにか慶應義塾のために役立てていただきたいというのが始まりです。関西出身の方で親元を離れて学ぶ女子を応援したいと考え、今年から大学院生にも奨学金の枠を広げました。

Q. 奨学金を受ける塾生にメッセージをお願いします。

奨学金でサポートする、この良い流れが輪になって続いていくといいなと思います。すべての三田会がつながって仲良く慶應義塾のために協力していけたらいいですね。

※多くの皆様にコメントをいただきましたが、一部の方のみ抜粋し掲載させていただいております。
※掲載内容は2019年10月25日現在のものです。

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