特集記事

維持会奨学生VOICE

2024年度維持会懇話会に参加された維持会奨学生を代表して、8名の奨学生の声をお届けします。
彼らの熱意と努力、そして未来への展望に迫ります。


①維持会奨学生として思うことは?
②一番興味のある授業は?
③今後、学生生活でチャレンジしたいことは?
④卒業後の進路、将来の夢は?

青森県出身 経済学部3年

①まず初めに維持会奨学金をご寄付してくださる維持会員の皆様に感謝申し上げます。皆様のご厚情により安心して学業に専念できることを心に留め、日々努力を重ねてまいります。私は現在人材資本への投資が社会に与える影響について研究中ですが、維持会の皆様は私たちの将来への投資をしてくださっているのだと感謝を感じております。奨学生として維持会の皆様の期待に沿うよう、学業や将来の夢に向かって、着実に進歩してまいります。そして将来、皆様のように慶應義塾、日本、世界に貢献できる人物になりたいと思います。

②興味をもって取り組んでいる授業は、経済理論のゼミ活動です。現在マクロ経済理論を基礎からしっかり学んでおり、今後それを応用しEU諸国やアメリカの労働市場の分析を用いて、日本の雇用構造の課題について研究する予定です。日本経済は、人口減少やそれに伴う国際競争力低下が課題となっています。人材投資を通じて日本経済を再建できるかどうかは今後の経済発展に関する重要なテーマだと考えています。人々が豊かに暮らし、経済が繁栄する社会を目指し、この研究を政策提言に繋げられるところまで深めていきたいと思います。

③今後、大学生活でチャレンジしたいことは3つあります。1つ目に秋に開催される三田論での発表です。研究会のメンバーと協力しながら労働市場に関する論文を完成させ、三田論を成功させたいと思っています。2つ目は語学です。大学院進学に備え、また世界で戦える人材になるため、卒業までにTOEFL iBT110とフランス語検定2級を取得したいと考えています。そのために、語学の勉強を毎日続け、力を入れていきます。3つ目はオランダのお菓子販売の起業です。昨年オランダに交換留学に行った際にそのおいしさがとても気に入り、是非日本でも紹介したいと考えています。

④私の将来の夢は世界銀行に入行し、マクロ経済スペシャリストとして世界の貧困撲滅に貢献することです。入行には修士号が必要なため、卒業後は海外大学院の修士課程に進む予定です。マクロ経済で国際的な評価を持つ海外経済大学院で、英語力を磨きながら、国際間の労働移動や、南北問題、途上国内格差などの研究をしたいと思っています。修士号取得後は職務経験を積みながら博士号を目指し、ヤングプロフェッショナルプログラムを活用して世界銀行の入行を目指したいと考えております。

静岡県出身 法学部3年

①このたびは慶應義塾大学維持会奨学金に採用頂き誠にありがとうございました。おかげさまで、夢をかなえるための一歩を踏み出すことができました。これまで、何かにチャレンジしようと思った時に経済的状況の不安が障害となって、できないこともありました。今回奨学金をいただいたことで公務員受験をするという決心もつき、精神的な余裕も生まれ、サークルや友人たちと学生生活をこれまでより一層楽しむことができるようになりました。人生一度しか訪れないこの一瞬一瞬を大切に過ごしていきます。本当にありがとうございます。

②私は「社会保障法」という授業に興味を持っています。この授業では、生活保護制度や公的年金制度などの仕組みについて学ぶだけでなく法律学的な観点から、社会保障制度の抱える現代的な課題について考えていきます。現行の社会保障は、戦後日本を想定して立法されたものや、男女役割分業を前提として作られた法律など、時代の変化に追いついていないものも残っているというのが現状だと学びました。これからは大人として社会保障制度を支える側になるということもあり、とても興味深いと感じます。

③今後は、サークルでイベント企画立案を増やしていきたいと考えています。私は天文研究会というサークルで渉外という役職に就いており、現在大学の垣根を超えた交流イベントを計画しています。コロナ後大学同士の繋がりが希薄化してしまったこともあり、一度失った繋がりを取り戻すというのは簡単に成し遂げられることではありませんが、サークルの仲間と協力し、後の世代にも引き継いでいってもらえるような交流イベントを企画したいと思います。

④現在私は公務員試験に向けての勉強を進めております。私が目指す「家庭裁判所調査官」という職業は、離婚調停や少年事件などで法的紛争の最中にいる子ども達と関わりながら、ベストな解決策を裁判官が導けるように調査を行うものです。子ども達の声にしっかりと耳を傾け、より調和の取れた社会を目指すような家裁調査官になりたいと考えております。また私が奨学金をいただくことによって助けられたように、私自身が他者の支えのような存在になりたいです。

福島県出身 商学部3年

①私が維持会奨学生として思うことは、主に感謝と自覚の2つです。まずは非常に長い歴史のある維持会の奨学生としてご支援いただけることを大変嬉しく思っております。私は研究会で消費者行動論の研究に取り組むとともに、體育會競走部にも所属し、日々仲間とともに切磋琢磨し合いながら活動しております。今回の維持会からのご支援によってこれらの活動により一層打ち込めるようになること、大変感謝申し上げます。維持会奨学生としての自覚を持ち恥じぬように活動していくことはもちろんのこと、日々の活動で大きな結果を残すことで慶應義塾維持会へ恩返しができるよう、これからも日々精進していく所存です。

②私が一番興味のある授業は、マーケティング各論の授業です。春学期は、ビジネスモデルや広告論、マーケティングリサーチに関する授業を履修しています。日吉での授業とは異なり、より実践的なレベルの理論を学ぶことのできる三田での授業に、新しい刺激を受ける毎日です。実際のビジネスモデルの成功例や失敗例を通して何が重要であるか、広告の打ち出し方の理論を学ぶことで、仕組みやものに対する見方が大きく変わりました。また、マーケティングリサーチでは統計ソフトの使い方を学んでおり、私が今後研究をしていく上で欠かすことのできない分析の知識や理論を学んでいます。秋学期もこれらの授業を履修してさらに学びを深めていきたいと思っています。

③私が今後学生生活でチャレンジしたいことは2つあります。1つ目は研究会での活動です。今年から研究会での活動が始まり、現在は先行論文を読むことで研究の基礎を学んでいる段階です。今後は具体的なテーマを決定して、三田学生論文の執筆にも力を入れていきたいと思います。2つ目は體育會競走部での活動です。仲間たちと切磋琢磨し合いながら競技者として自己記録の更新を目指すとともに、副務としてチームの運営にも取り組んでいます。今後は競技者としては関東インカレや早慶戦といった公式戦で部の代表として戦えるようになることを目指していくとともに、主務系ないし幹部としてチームをまとめ、部の目標の達成に大きく貢献していきたいと思います。

④まだ具体的な将来の夢は持てていませんが、研究会で取り扱っている消費者行動研究を生かし活躍していきたいと考えています。私は大学1年生の時に行動経済学という学問に出会い、経済学の従来の枠組みにとどまらない経済学であるという特徴に大変興味を持ちました。その行動経済学研究の第一歩として親和性のある消費者行動論の研究をしっかりと行っていきたいと思います。大学卒業後は就職して海外でキャリアを積むことも視野にいれながら、社会のリーダーとして活躍できる存在になることを目指していきたいと思っています。そのためにも、大学での活動を一日一日大切にしながら、日々の学生生活を送っていきたいと思います。

茨城県出身 商学部3年

①120年以上の歴史を持つ慶應義塾維持会から奨学生に選んで頂いたことは、とても光栄であるとともに、歴史ある維持会の名を背負っているという責任感を感じています。また、慶應義塾の重要な理念の一つに社中協力という考えがありますが、実際に、塾員の皆様から支援を頂く身として、その理念の素晴らしさを実感しています。実を申しますと、以前は、慶應と言えば敷居が高いイメージがありましたが、実際には維持会のように、どのような学生であっても平等な学習機会を与える機関や仕組みが用意されていおり、そのような環境にいることの幸運を感じています。ご支援を頂く以上、より一層勉学に集中して取り組み、模範的な塾生になれるよう努力いたします。

②「管理会計各論(業績評価と会計)」という授業が最も興味深いです。内容としては、会計分野の一つである管理会計のうち、企業の業績を評価する際に現実の企業で使用されている技法や、業績評価に関わる様々な問題点について学ぶ授業です。特に面白い点は、先ほど述べたように、企業が実際に使う技法を学べる点です。学ぶことが将来役に立つという点での学びがいもありますが、それ以上に、その技法の問題点を探り、より優れた評価技法を探ることが面白いです。変化の激しい現在の社会においては有効性のある業績評価をすることは難しくなっているのですが、いつか私自身が生み出した技法を用いて経営をしようという気概を持って授業に臨んでいます。

③学内の留学生と交流したり、実際に海外で研修に参加したりすることを通して、実用的な語学力を高めるとともに、国際的な知見を広めたいです。私は比較的内向的な性格なので、自分の殻を破るという目的でもそのような経験をしたいです。また、大学院への進学も視野に入れているので、もし実現すれば、院進学後に交換留学により海外に留学したいです。私は、商学部での学びを通して「経営」そのものに魅力を感じています。経営をするには、経営学そのものの知識だけでなく、会計の知識、経済学の知識、さらには従業員をどのようにマネジメントするのかという点で心理学的な知識をも必要とします。そのため、経営分野で学問的にも実際の社会においても最高の水準であるアメリカに留学したいです。

④卒業後、監査法人に就職することを目標に現在公認会計士試験に向けて勉強をしています。将来の夢は、日本を再び世界を牽引する経済大国にすることと、日本を国民誰もが誇れる国にすることです。かなり壮大な夢ですが、私は日本の社会に助けられてこれまで生きて来たという実感があります。その恩を返すという思いもあり、このような夢を掲げています。具体的には、公認会計士としてビジネス全体に通じる会計分野の専門知識を極め、様々な業界で経験を積んだのちに、起業をしたいと思っています。また、起業により日本経済の成長に貢献し、誰もが成長の果実を享受できる社会を目指したいです。そのような豊かな社会が実現すれば、多くの人が日本に希望を持ち、誇れるようになると考えています。

愛知県出身 理工学部1年

①慶應義塾大学に入学して3ヶ月が経ちました。この3ヶ月は今まで経験したことのないことの連続で、密度が濃いからか、既に1年くらい経ったような感覚があります。慶應義塾大学での授業はどれも面白いです。集中して授業を受け、試験に向けてさらに勉強するという過程を通して、将来多角的に物事を捉えられる有能な人材へと成長していっていることを実感しております。このように学問に向き合えているのも維持会の皆様のご支援のおかげであり、たいへん感謝しております。皆様のご期待に応えられるように、この3ヶ月は勉学に励むとともに、自分の将来についても真剣に考えてきました。日々の授業や課題を通して、自分の本当にやりたいことは何か、興味のある分野は何なのかを考えさせられたし、自分を見つめ直すきっかけになりました。自分を見つめ直して気づいたことは、私は人々の実生活と深く関わる分野を学びたい、研究したいということでした。慶應義塾大学理工学部は学門制をとっており、学門越えのハードルは高いですが、自分の最も興味のある分野に進むために、学門越えを視野に入れて勉強していきたいと思っています。

②一番興味のある授業は社会学です。社会学は人と人との関係に注目する学問で、一見すると中学における公民、高校における現代社会という科目と大差のないように思われますが、講義で扱った内容は私にとってどれも新鮮で、難しい内容もありますが、楽しく授業を受けられています。特に“社会学で「私」を扱う”で学んだ、私自身を問う私と問われる私の2つに分けて考え、問う私をどう獲得するのかについては納得できる部分が多く、興味深かったです。この授業を楽しく受けている自分を発見し、私は“社会における人”に関わる学問を探究したいのではないかと思いました。このように一般教養の科目を通じて自分が興味を持っている分野をなんとなく把握することができました。秋学期の一般科目でまた新たな自分を発見できるのが楽しみです。また、理工学部は必修科目が多く、選択の余地はありませんが、2年生になると選択必修科目が増え、より自分の興味に応じて学べるので、とても楽しみです。

③今後、学生生活でチャレンジしたいことは留学です。慶應義塾大学は留学制度が充実していると伺いました。若いうちに留学を経験しておくことで、自分の世界観を大きく変えられると思います。また、理系の人材としても留学経験は大いに役に立つと思います。まだ進む学科が決まってない以上、留学の具体的な目的や、どこに留学するか、いつ留学するかを決めるのは難しいです。でもこの夏休みは留学を視野に入れた英語の勉強に励みたいと思っています。

④私が今、最も興味を持っている職業は建築士です。建築士は人々の生活に深く関わることができると考えたからです。理工学部の履修案内を読むと、システムデザイン工学科、大学院理工学研究所開放環境科学専攻を所定単位数以上修めて修了することで、建築士資格の登録に必要な実務経験とみなすことができるとしてあります。その所定科目欄に1年生の秋学期にとることのできる一般教養の科目もありました。秋学期ではさっそくその科目を履修し、自分の興味とマッチしているか確かめたいです。また、システムデザイン工学科に進学するには学門越えが必要なので、高いGPAを獲得するためにも勉強を頑張っていきたいです。

岡山県出身 理工学部2年

①この度慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、維持会の皆様のおかげで慶應の環境で学べることに大変感謝しています。地方出身者は学費に加え一人暮らしの経済的負担が多いので、両親への負担を少しでも減らせることを嬉しく思います。いただいた奨学金は、本来バイトでそれだけのお金を稼ぐための時間をいただいたと言い換えることができると思います。その時間を無駄にすることのないように他の学生以上に勉学に励みます。また、支援してくださる皆様や、似た境遇にありながら不採用となった方々のお気持ちを考えると、奨学生としての責任と覚悟をもって生活したいです。

②管理工学科の授業はどれも実社会に直結するものが多く面白いですが、中でも「インダストリアル・エンジニアリング(以下、IE)」と「プログラミング言語」が面白いです。IEでは生産管理を学んでおり、どのようにして効率化をしていくか、評価するかの手法について考えます。生産作業以外にも応用できることがあり、起業したとき事業や職員の管理に役立つため練度高く習得したいです。また、プログラミングは今一番興味があり、授業外でも自分で勉強しています。簡単な機能を開発して練習を重ねているので、いずれウェブアプリ開発やサイト作りが一人でできるようになりたいです。

③まず授業を頑張りたいです。管理工はヒト・モノ・カネ・情報と幅広い分野を扱います。せっかく多くを学んでもどれも中途半端になればどの分野でも使い物にならなくなってしまいます。逆にどれも盤石な基礎を築けば他学科以上に多角的な視野と豊富な知識で活躍する可能性を秘めていると思います。また、学生のうちに資格勉強やインターンでの社会経験にも時間を使い、少しでも多くの専門分野を持てるように頑張りたいです。ちょうどエンジニア系のインターンを始めたので今はそこで情報系のスキルを磨くことに努めたいです。
隙間時間で簿記の資格勉強や法律の勉強をして、経済分野も鍛えていきたいです。

④最終的には地方との格差の是正に貢献したいです。私は岡山県から上京してきましたが、地元の人々と慶應で関わる人々とではやはり経済、教育、情報に格差があるように感じます。そして、その格差の存在に気付いていない人が多いと思います。どちらも経験して知っている人間だからこそ見えるもの、解決できることがあると思います。地方創生には一つの専門分野だけでなく多角的な視野を持ったリーダー、管理者が必要となります。管理工でそのスキルを学びながら情報系の自分のスキルを活かして活躍したいです。外部から内部に支援するのか、内部から盛り上げるかはまだわかりませんが、自分の力を一番発揮できる状態で主に教育格差の是正に貢献したいです。

東京都出身 環境情報学部4年

①Finding out that I got selected as a recipient for the Keio Gijuku Iji-kai Scholarship was surreal. This scholarship is the first ever scholarship I’ve ever received, and I’m extremely grateful for this opportunity. I had been rejected by all the other scholarships I applied to, due to which I didn’t have much hope of getting the Keio Gijuku Iji-kai Scholarship. Since this scholarship will help me pay my tuition fees and help me graduate, I will forever be in gratitude of the Iji-kai Association and their kind decision of choosing me as one of the recipients. I’m extremely humble knowing that my efforts, my character, and my determination led me here to this point of receiving a scholarship from such a highly esteemed and reputed association and I look forward to thanking members of the association in person for selecting me. It feels incredibly rewarding to know that my hard work and achievements have been recognized by such a prestigious association. This scholarship will help ease the financial burden on my provider, allowing me to focus on taking up on the responsibilities to become the new provider for myself and my younger sibling’s education and lifestyle. Being the recipient of a scholarship instilled a sense in me to give back to the community as well. I am inspired more than ever to work harder, have faith in myself, and continue helping and uplifting others around me.
This opportunity and experience is an incredible honor that I will cherish throughout my academic journey and beyond. I am extremely thankful to the Iji-kai Association and its respected members for this life-changing opportunity, and I’m committed to making the most of it. I guarantee to not let anyone down with their decision of selecting me as a recipient of this scholarship.

②Since I’m in my last semester, I will continue to answer this question with respect to my student life in the last 4 years.
Since high school, I’ve always been interested and dedicated to Computer Science, specifically programming and making applications. However, after joining Keio, seeing the diverse and various options for classes changed my perspective of “sticking to one thing”. Thanks to Keio’s options, I tried out various classes belonging to different fields among which, “Music and the Brain”, “Image and Psychoanalysis”, and “Introduction to Sports Science” were my top favorites. These classes were very different from the usual selection of classes I would opt for – which were very computer science focused among which, “Operating Systems”, “Computer Architecture”, “Introduction to System Programming”, “Ubiquitous Computing”, “Human Interface Design”, “Information Visualization”, and “Web Design and Management” were some memorable classes due to the extensive knowledge and learning environment. Taking other classes helped me branch out of computer science and aided a lot in supporting my usual need to pursue my curiosity of always learning things I don’t know yet or understand yet.
As for research focus, as someone who struggled with mental well-being since high school, I was actively and passionately focused on using my skills in technology to build something that helps one’s mental health. With that as my motivation, I did my thesis research in stress management among university students for which I created an iOS application from scratch to evaluate changes in stress levels of various university students through different implemented gamifications on a “Pomodoro timer” which utilizes time management by instilling a sense of urgency to finish tasks. With my achievements and results in my research, I was extremely delighted to present my research at two different conferences in University of Tokyo and Kyoto.

③Similar to the previous answer, I would like to phrase my answer to this question from the perspective of my last 4 years at Keio.
I would say that I’ve accomplished much more than what I’d ever imagined. When I first joined Keio, I never expected myself to become the president of a circle, being explicitly invited to domestic and international research conferences to present my research, getting a scholarship, creating an iOS application and successfully publishing it on the App Store, alongside my personal and private achievements as well. However, if I was to speak of something I still wanted to challenge or do, I would say I wish I took more classes in Japanese. In all my years at Keio, the only major class I take is my kenkyukai which is completely in Japanese. I was initially terrified of taking classes in Japanese due to my poor confidence in my Japanese skills. However, after being in my Japanese kenkyukai for 2 years now, I gained a bit more confidence in my Japanese while also learning quite a bit of academic Japanese. Due to my other commitment to other things like job-hunting and internships at the time, I couldn’t take classes apart from my kenkyukai due to the hectic time schedule. I believe taking classes in Japanese would have boosted my academic Japanese knowledge, and furthermore, would’ve allowed me to create more Japanese friends with whom I could improve my Japanese through conversations.
If the circumstances were different, and I had another chance at my student life, I would certainly choose to take more Japanese classes and various different classes from other campuses like Mita and Hiyoshi to learn more and make more friends.

④My future plans and dreams after graduation mainly include working full-time and making a stable living for myself. Due to the sudden change in financial condition of my family, my topmost priority is to be able to provide for myself and my younger sibling to reduce the financial burden on my father. Due to the unsafe environment at home with my abusive mother, I plan on taking over complete responsibility of my younger sibling and provide for her education, life style, and utilities.
In terms of my future plan with respect to my life style, I plan on joining one of the companies I currently intern at as a full-time employee in October, after I officially graduate. I plan on working as a data analyst within the diversity department of the company which works on the mission of making Japan a global by introducing foreign employees in Japanese work force. Since it’s a startup, I expect to try and branch out to various different tasks and roles that would eventually help in my overall development of my skills and character.
My dream as of this moment is to be the best sister to my sibling. Through the horrid family difficulties, I want my sibling to enjoy their life to the fullest. I don’t want to be successful for myself, but rather successful for my sibling. Ultimately, I dream of having a peaceful family of my own in the future while building a safe environment to grow in for myself, my partner, and my future children. I hope that I am financially, mentally, physically, and emotionally stable to be able to provide for everyone in the future, along with others in need. I also aim to continually uplift and support those around me with immense positivity.

神奈川県出身 薬学部4年

①維持会の皆様の温かなご支援のおかげで経済的な負担を減らし、学業や課外活動に打ち込むことができることに非常に感謝しています。奨学金のおかげで学業だけでなく、課外活動にも精力的に取り組むことができ、大学生の今しかできない経験ができており、嬉しく思います。維持会奨学生として選んでいただけたことを誇りに思い、維持会の皆様に支援してよかったと思っていただけるよう、日々の学生生活を大切にし、充実したものにしていきたいです。慶應義塾で学んだことを活かして将来は社会に貢献できるよう努めて参ります。そして、恩返しとして同じような境遇で苦労を抱える人がいたら手を差し伸べられる人間になりたいです。

②今、一番興味のある授業は薬物治療学です。病気のメカニズムや治療法について学んでいます。病気のメカニズムを理解することで、どのような治療が必要になるのか、薬がどのようなメカニズムで効くのかを理解することができるようになってきていると感じています。がんや心筋梗塞などのように命にかかわる病気から、花粉症のように身近なものまで授業で取り扱われています。普段生活している中で、薬がどのようにして効いているのかわかるようになることがあり面白いです。すべてを理解することは難しいのですが、薬学を学んでいる者として薬の作用機序や相互作用、その薬を使うときに注意すべき点は身に付けられるよう学んでいきたいです。

③今後の学生生活ではより高いレベルでの文武両道を実現していきたいです。学業の方では秋から研究活動が始まります。腸内細菌や免疫の研究をしている第一希望の研究室への配属が決まっています。具体的な研究テーマはまだ決まっていませんが、研究への意欲が高い人が集まる研究室なので、ともに高め合いながら貪欲に研究に取り組んでいきたいと思います。
私は現在、體育會フェンシング部に所属しています。今年の12月に行われる慶早戦で引退となるため、悔いなく最後の試合を迎えられるよう練習に励んでいきます。また、競技力の向上だけでなく、下級生の手本となる姿を見せられるよう、ふるまいにも気を配るようにしていきます。

④将来は薬学部で学んだことを活かし、病気で苦しむ人の苦しみを和らげられるような人になりたいです。具体的な進路については研究者や薬剤師などで迷っています。研究活動や実務実習に取り組む中でどのような道に進むか考えていきたいと思っていますが、現在は研究の道に特に興味を持っています。研究を通して、まだ治療法がない病気の治療法を見つけることや、患者さんにとってより負担が少ない治療を行うことに貢献できるようにしたいです。そのために研究活動では研究の基礎を、実務実習では患者さんがどのような困難を抱えているのか自分の目で見て学んでいこうと思います。また、どのような進路を選んだとしても臨床と研究を切り離すことなく、双方の視点を持ち続けていきたいです。