維持会奨学生からのメッセージ ー福岡県出身

福岡県出身

この度は、2025年度慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。ご支援を賜りました維持会の会員の皆様に深く感謝申し上げます。私の家庭は経済的に恵まれているわけではありませんが、両親が私の夢を応援してくれたおかげで、現在、学業やサークル活動など、自分がやりたいことに取り組めております。今回のご支援により、アルバイトの時間を減らし、より一層、学業や力を入れている活動に専念できるようになります。
私は、朝鮮半島政治・東アジア国際政治の研究会に所属しています。高校時代から東アジアの安全保障に興味を持ち、大学入学当初から継続的に学習に取り組んでまいりました。ゼミでは、主に日韓関係や北朝鮮政治を扱った文献について書評を執筆し、ディスカッションを行っています。明確な答えのない課題に向き合い、その解決の糸口を探ることは非常に困難ですが、ゼミ活動を通して複眼的な思考を養い、実社会で活躍できる人材になりたいと考えております。また、昨年は三田祭にて共同論文を提出し、「露朝関係」のパートを担当いたしました。今後は、4年間の学術成果として卒業論文を仕上げてまいります。
また、学生寮にて政策研究会を発足いたしました。未来の国家像・世界像を描き、政策を横断的に理解することを目的として、2週間に1度の頻度で勉強会を開催しています。現在はアメリカや中国をテーマに、歴史から現在、そして未来へとマッピングしながら議論を深めています。異なる大学・研究分野の学生と意見を交わす中で、自分自身の思考の幅が広がっているのを実感しております。今後は、経済や教育分野にもテーマを拡大し、政策的な判断軸を構築していきたいと考えています。
さらに、今年度より国会議員の事務所でインターンシップを始めました。国会議員や秘書の行動・スケジュールを直接学べることに加え、官僚や企業経営者、記者の方々とコミュニケーションを取ることができます。将来、政治家という選択肢を真剣に考えている自分にとって、非常に貴重な機会だと捉えています。特に、参議院選挙が近づく中、選挙実務を経験することで現場感覚を養いたいと考えております。
慶應義塾維持会の奨学生に採用していただいたことへの感謝の念を忘れず、維持会の皆様のご期待に応えられるよう、日々精進してまいります。改めて、この度は奨学生に採用していただき、誠にありがとうございました。

福岡県出身 法学部4年(2025年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金のご支援をいただけることとなり、心から感謝申し上げます。
私自身福岡から上京しているため、学費や一人暮らしにかかる費用負担は重く、さらに今年度大学受験を控える弟の教育費などを考慮すると、両親にこれ以上の経済的負担をかけるわけにはいかず、慶應義塾維持会のご支援をいただくほかありませんでした。そのため、今回のご支援により、実家への経済的負担を避け、私自身の勉学への集中する時間を確保することが可能となり大変嬉しく感じております。
学業では、2年に入りミクロ経済学に関心を持って学んでいます。1年生で数学系の授業を履修していたことから、積み上げた数学の知識を用いて企業や消費者の行動を分析するミクロ経済学に興味を持ち、学びを楽しく感じています。経済の専門科目以外にも、語学を主体的に学習しており、この夏までにTOEICなどの試験を受け、良い成績を収めたいと考えています。
サークル活動では、昨年12月から日吉代表を務め新入生歓迎行事の企画や日吉キャンパスでの集会のサポートなどを行いました。昨年度先輩方にお世話していただいた分、今度は私が新たに会員となった後輩達の世話をし、先輩方から受けた恩を下に返していく「恩送り」という考え方でこれからもサークルに積極的に関わっていこうと考えています。サークル活動を通して、幅広い仲間と交流し、学業だけでは学べない価値ある経験をしていきたいと思っています。
今後の抱負として、3年生でのゼミ活動ではミクロ経済を学べる研究会に所属し、これまで以上に経済学を探求する予定です。また、金融系の企業のインターンに参加し、社会に一歩出てこれまで学んだことの実践に機会にしたいと考えています。
慶應義塾は、高い志を持つ仲間と切磋琢磨する絶好の場であり、授業だけでなく友人との会話の中からも知的刺激を受け、自身の向上心を高めてくれる場であると思います。経済的事情を気にせず勉学やサークル活動に集中できる環境を提供してくださった慶應義塾維持会の皆様に本当に感謝しております。この恩を胸に刻み、ご支援してくださった維持会の皆様に直接恩返しできずとも、社会に出た際、自分より下の世代に恩送りしていくつもりです。

福岡県出身 経済学部2年(2024年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金受給者に選ばれたことを光栄に思います。心から感謝申し上げます。奨学金をいただけるおかげで、これからの学業や一人暮らしの生活における不安が和らぎました。
最近は大学での勉強やサークル活動にも慣れてまいりまして、忙しくも充実した日々を過ごしております。日々新しいことを学ぶ毎日であり、慶應義塾大学に入学できましたことを幸せに感じております。学業面におきましては、先日中間試験が実施されました。初めての試験で緊張いたしましたが、計画を立てて臨むことができました。また、今最も楽しく学ばせていただいておりますのは、自然科学実験という授業でございます。予習や実験後のレポートは大変ですが、今まで机上でしか学ぶことができなかった現象を実際に観察することができたり、自分の操作次第でうまく物質を生成することができたりするので、とても面白いです。現在は先生方のご指導に従い、実験を行い、レポートを作成していますが、これから先の勉強を経て、学年が上がった際には、自ら実験を計画し、実施できるようになりたいです。サークル活動におきましては、先日私が所属しております合唱団のコンサートが開催されました。団の一員であるという自覚が芽生えるとともに、やはり音楽で自分の解釈を伝えることは素晴らしいことであると再確認いたしました。有名な合唱の先生にご指導いただける貴重な機会も設けていただき、合唱に対する意欲が一層強くなりました。同期の皆ともコンサートを通じて仲が深まり、良い仲間ができたことを心より嬉しく思っております。
以上のように、奨学金をいただけることとなりましたことで、生活に対する不安がなくなり、充実した生活を送っております。奨学金の使い道としては、学費や教材に充てる予定でございます。私はまだまだ未熟で力不足でございますが、慶應義塾維持会の皆さまのご支援に十分に報いる学業成績を収められますよう、そしてさらなる慶應義塾大学の発展に少しでもお力添えできるよう、さらに努力いたします。改めましてこの度のご支援に心より感謝申し上げます。

福岡県出身 理工学部1年(2024年度)