神奈川県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。支援してくださる維持会員の皆様に心より感謝申し上げます。
現在、私は経済学部の4年生として、卒業論文の執筆に注力しております。テーマとしてはファイナンス分野におけるリスクの定量分析に関する研究をしています。金融業界においては、市場の不確実性に備えるためにボラティリティやVaRといった指標を用いてリスクを定量的に評価し、適切に管理することが不可欠です。このような研究は学術的にも実務的にも大きな意義のあるテーマだと考えています。また、自身の研究の成果を実データによるバックテストによって定量的かつ実践的に評価できる点も魅力に感じ、日々研究に取り組んでいます。
私は学部卒業後、修士課程および博士課程への進学を考えています。大学院では理論研究に取り組むだけでなく、常に実社会の課題意識を持ちながら研究に励みたいと考えています。近年、計算機科学の発展や活用可能なデータの飛躍的な増加により、これまで理論的にしか扱えなかった高度なモデルを実社会の課題に応用できる環境が整いつつあります。私は最先端の学術的知見を実務の現場に応用することで、複雑な現実社会の課題解決に貢献できる人材になることを目指しています。
本格的に研究を始めるにあたって、修士課程入学前のこの一年間は非常に重要な準備期間であると位置づけています。研究内容に関する知識だけでなく、理論的基盤となる厳密な数学、国際的な発信に必要な英語力、現実のデータを扱うためのプログラミング能力といった研究の基盤となる力を徹底的に養わなければなりません。 このような時期にご支援をいただき、学業に専念できる環境を提供していただけることに心から感謝しております。いただいた支援に応えるべく、これからより一層の努力を重ねてまいります。
末筆ではございますが、慶應義塾維持会のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
神奈川県出身 経済学部4年(2025年度)
慶應義塾維持会奨学金にご採用いただき深く御礼申し上げるとともに、ご支援を賜ります維持会の皆様に心より感謝いたします。金銭面の心配なく学業に打ち込めること、そしてご採用いただいたことへの感謝の気持ちを胸に抱き、勉学や課外活動に打ち込む所存です。
現在、専攻の政治学の勉強に励んでいます。政治学の中でも正解がない国際関係、国内政治を分析しよりよい在り方を探求することに熱意を覚えたため、来年以降はそうした分野のゼミに加入し研究する予定です。また今年度からは他学部授業も積極的に受けています。政治学は日々分析対象の動向が変わる複雑な学問であり、分析には経済学や商学、法学等の教養を持つことも必要不可欠だと考えるためです。加えて3年次以降の法学部には副専攻制度があり自身の専攻と絡めて第2の専攻を開拓します。特に中国や朝鮮半島に代表される東アジアの特色について政治学を織り交ぜつつ研究していきます。日本は歴史上東アジア地域との縁が深く、少しでも関係性をよくする糸口を見つけること、将来そうした国との関係性を大局的に測れるスキルを身につけることが目標です。
課外活動は、大学の障がい者福祉に携わる@easeプロジェクトとSDGsを推進する塾生会議に参加しています。どちらも現状の取り組みに不十分さがあるのではという問題意識を抱いたことが活動のきっかけでした。前者は3月より取り組み、障がい者や高齢の方への対応のスキル、マインドを学ぶユニバーサルマナー検定2級を取得したほか同団体の広報活動に協力しております。後者は5月より参加しておりSDGsに関連する講演を聞き、参加者同士で義塾の取り組みをいかなるものにすべきかを毎週話し合っています。12月の塾長への提言発表、来年度のプロジェクト実施を念頭に置き義塾をより一層持続的な組織にすべく活動しています。加えて塾生会議の縦のつながりを増やし、年度が変わっても活動を次の世代に継続していこうという課題を友人と共に考えています。
学業、課外活動を通して慶應義塾の名に恥じない社会の先導者となることが自身の最終目標です。義塾の非常に恵まれた環境で多くの経験を積み、自己研鑽をし続けます。末筆ながらこの度は貴重なご支援を賜りますこと誠にありがとうございます。維持会の皆様のご健康を心よりお祈りしております。そして将来を見据えて今後も全力で邁進し続け、ご期待に応えられるよう一層の努力を重ねて参ります。
神奈川県出身 法学部2年(2025年度)
この度は慶應義塾維持会の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。並びに、ご支援をいただきました維持会員の皆様に、心より御礼申し上げます。皆様からのご支援のおかげで、金銭面の不安なく、学業や課外活動に打ち込むことができます。
数年前の慶應義塾大学病院での闘病経験から、私は慶應義塾大学の看護医療学部を志しました。進学してからは、自身が受けた看護はこの慶應義塾大学病院の理念に基づいたものであると実感し、勉学に励んでいます。学びをさらに良いものにするため、学外の活動にも力を入れております。特に子どもの看護に関わりたいという思いがあったので、子どもと関わる活動に積極的に参加してきました。出身中学校の保健室で行ったボランティア活動では、子どもたちと過ごす中で信頼関係を築き、濃い時間を過ごすことができました。また3年生の夏季休暇中には、アメリカのペンシルベニア州にあるピッツバーグ小児病院の見学と、移植を受けた子どもたちが参加するサマーキャンプで、海外の移植患者への看護についても学びました。日本国内・国外の活動を通して、子どもの看護への興味関心も深まっていきました。ピッツバーグでの経験については、今年7月に山口県で開催される日本肝移植学会で発表する予定です。
4月から、2年次に合格した保健師コースの授業が始まりました。今までは病棟で疾患を中心に学んでいましたが、保健師の実習では地域の健康問題や、地域で暮らす人々の健康を維持促進する取り組みを、予防の視点を持ちながら学んでいきます。保健所や会社での実習は今までの病棟実習とは異なり、新鮮な学びを得ることができています。私には、「患者さんのことを尊重し、どんな時も相手を理解する姿勢を忘れない看護師」という目指す看護師像があります。この目標に向かって、残り1年間の大学での学びを充実させていきたいと思います。また将来は、看護師として働いたのちに地元に戻り、保健師として働くことも視野に入れております。生まれ育った思い入れのある地で、慶應義塾で培った学びをいかし、地域に貢献できるよう、努めてまいります。
感謝の気持ちを忘れず日々精進してまいります。改めまして、ご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
神奈川県出身 看護医療学部4年(2025年度)