高知県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学金奨学生として三年連続でご採用いただき、誠にありがとうございます。採用のご通知をいただいた際には、私自身深く感激し、また家族に伝えたところ、昨年・一昨年にも増して大変喜んでおりました。家庭の経済状況を踏まえますと、このように継続して支援をいただけることは本当に心強く、心より御礼申し上げます。
大学生活も折り返し地点を迎える中で、これまで以上に自分の学びや研究に対する責任感を実感しております。「人間と自然環境の共生」という変わらぬ目標のもと、これまでの2年間で得た知識や経験を土台に、より専門性を深めた取り組みを行っていく所存です。
所属している研究会では、昨年に引き続き、畑班として活動を続けております。まだ、走り出したばかりの活動であり、現在は開墾と試作を行っている段階です。私は、畑という自然体験を通じた、人々の環境に対する意識変容の可能性に興味があり、研究を進めております。昨年は研究会内の人を対象にイベントを開催しましたが、今年は学部生を対象としたより規模の大きいイベントの実施を目指しております。
また、課外活動においても、飲食のアルバイトを通じて、社会勉強やマナーの習得などに励んでおります。長期休暇には様々なインターンシップに積極的に応募し、自身の興味分野の発掘や就活に向けた情報収集などを行う予定です。自身の興味関心が、社会の中でどのように実現することができるのか、この一年で見極めていきたいと考えております。加えて、自身の高校生から取り組みたいと考えていたものに、個人的な活動として少しずつではありますが、力を注いでいます。
このように多様な学びと経験を積むことができておりますのは、奨学金により経済的な不安が軽減され、学業や活動に全力を注ぐことができているからに他なりません。ご支援いただいている維持会の皆様のご厚意に深く感謝するとともに、支えてくれている家族や友人、関係者の皆様への感謝を忘れず、今後も自らの目標に向かって一層精進してまいります。
この度は、奨学生として再び採用していただきましたこと、改めて厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
高知県出身 総合政策学部3年(2025年度)
この度は私を慶應義塾維持会奨学生として採用してくださりありがとうございます。採用していただいたことを両親に伝えたときはとても喜んでおりました。私の家庭では、コロナ禍で父が廃業してしまい収入が減ってしまったことや妹が私立の高校に通っていて大学受験に向けて勉強していくために必要な塾代などの費用がとてもかかることが原因で、経済的な余裕がなく学費の支弁が困難となっていました。ですが、奨学金を頂けることによって金銭的な面で家族の負担を大きく緩和することができ、私も自分のやりたいことに力を入れられるため採用してくださったことをとてもありがたく思っています。
大学の授業は高校の時と違い、必修の科目とは別に一般教養科目で学部に必要な学問以外に興味のある分野について学べるということも魅力の一つだということを日々の講義を通して感じています。とくに私は心理学の授業では毎回小さい実験のようなものを行いその結果に対してどうしてそのような傾向にあるのかなどを学べるため毎週の授業をとても楽しみにしています。また、必修の授業では学問だけでなくアントレプレナーシップのように自分の将来を考えるきっかけを与えてくれるような授業もあり、私たち学生をかなり手厚くサポートしてくれているのでこの慶應大学で学べてよかったと強く感じています。
また夏休みにはいくつかの研究所への見学をしに行く予定もあり、理化学研究所や坪田ラボへ行こうと思っています。私は将来どんな分野で研究をやりたいかというビジョンがまだ見えていないので、学校の授業だけでなくこういった学外でのイベントにも積極的に参加することで自分の知見を広げ、将来何をするかを真剣に考えていきたいと思っています。私は高知県から上京してきたので、約19年間暮らした地元との違いがかなり大きいため都会の雰囲気に圧倒され一人暮らしにはまだ完全には慣れていないのですが、少しずつリズムをつかんでバイトを始めるなど今までやったことのない新しいことにも挑戦しようと思っています。慶應義塾維持会の皆様のおかげで大学生活を送ることができているということに対して感謝を忘れずに勉学等に励んでいきたいと思っています。慶應義塾維持会の奨学生として採用してくださったことを重ねてお礼申し上げます。
高知県出身 薬学部1年(2025年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学生としてご採用いただき、誠にありがとうございます。社会情勢を見ても物価高が生活をひっ迫しているという昨今ですが、維持会の皆様のご厚意で集まった貴重な寄付金を使わせていただき、慶應義塾大学で薬学を学べ、勉学を続けられることに誇りと喜びを感じています。私の母は祖母の介護の傍ら、限られた時間の中で仕事に就いているため、少しでも両親の経済的な負担を軽減することができたらと思い申請させていただきましたが、慶應義塾維持会奨学生として採用していただきましたことに非常に感謝の気持ちでいっぱいです。両親も私同様に心から感謝申し上げております。
大学生活も、はや二年が経過し、二年次は夜遅くまで実習や実験があり、レポート課題やテストも多く、とても大変でしたが、努力の甲斐あって三年生に進級できました。三年生での実習では、実際に薬がどのように体内の臓器に作用しているのか実験したり、投与方法を変化させることによる薬の作用方法の違いを観察したりしました。薬学部で学んでいく中で、薬がなぜ標的器官で作用でき、効果を発揮できるのかという点に興味を持ったので、薬物動態などの実習において実際に自分の手と目でその疑問を考えることができ、非常に充実した薬学生活を送っております。このような実習において一年、二年次で学んできたことを生かす場面が非常に多く、自分の身に付けてきた知識から実験結果の機序を導けるということに、薬学生としての充実感と喜びを感じております。学年を重ねるごとに新しい学びがあり、自ら興味を持つことが増えていっているように感じております。そのような自分の好奇心を止めることなく、自分の長所であるチャレンジ精神を最大限に発揮し、勉学に励んでいこうと思っております。そして自分の視野を広げられるよう、語学の学習にも力を入れ、自分のものにできるよう励んでいきます。
最後になりましたが、慶應義塾維持会奨学生に選んでいただいたことに改めて御礼申し上げるとともに、維持会の皆様のご支援により充実した学生生活を送らせていただいていることを常に心に留め、塾生かつ奨学生としての自覚と責任をもって、社会に貢献できる人材になれるよう、更に学業に専念してまいります。
高知県出身 薬学部3年(2025年度)