京都府出身
この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。望んだ大学に入り、1人暮らしをはじめ、夢を持って歩みはじめた大学生活ですが、一方で常にお金のことが気になっておりました。地方の一般的なサラリーマン家庭である我が家にとって、私の学費と1人暮らしのための生活費はかなりの負担だからです。家族で話し合い、中高と塾代を抑えて積み立てしていた教育資金を充てたり、住まいは安価な寮を選んだりなどしながら、節約に努めておりますが、首都圏での新生活は想像以上にお金がかかることを実感する毎日です。このままでは生活のためのアルバイト時間を予定より増やさざるを得ず、充分な学習時間の確保が難しいと考え悩んでいたところ、維持会の奨学金制度を知り、応募に至りました。今回、奨学生に選んでいただいたことで金銭的な不安が軽減され、安心して学業に取り組めるようになりました。維持会の皆様に心から御礼申し上げます。
私は小・中・高と日々の授業を大切に、予習復習を毎日行うことを学校での活動の基本とし実行してきました。大学においても、これまで同様にどの科目も予習復習を行っております。基礎科目も語学のクラスもレベルが高く、机に向かう時間が長くなることも多いですが、学びの深まりを実感できております。学生の本分である学業に4年間真摯に向き合っていく所存です。また、学業以外でも積極的な活動ができるようになりました。私は、管弦楽を中心とした学内の楽団サークルに所属しています。幼い頃から継続して習っていたピアノにも触れられ、音楽という共通項のもと学部や学年を超えた交流もできる貴重な場所ですが、支出を削減するため本年度は合宿への参加を見送ろうと考えておりました。しかし、奨学生になれたことで、アルバイト代の一部をサークル活動に使用することが可能になりました。大変嬉しく、感謝申し上げます。
私は、大学の4年間で「対話を通じて課題を解決に導く力」と「商学分野の幅広い専門性を身につけ、それを実社会で活用できる力を養う」この2つの力を身に着けたいと考えています。この目標を実現し社会に貢献できる人になることが、維持会の皆様のご厚意に応えることだとの思いを新たにこれからも精進してまいります。
京都府出身 商学部1年(2025年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。慶應義塾維持会の皆様の温かく、手厚い支援によって経済的な不安を抱くことなく、安心して勉学に励むことができていることに心より感謝申し上げます。私自身も奨学生として恥じない行動をし、今後の慶應義塾大学の発展に貢献していきたいとより一層強く感じました。
現在私は理工学部物理情報工学科の3年で数学と物理を専門的に勉強しています。数学はフーリエ変換などを用いた信号処理や制御の分野を、物理では量子コンピュータなどの量子力学や物性物理について学んでいます。私は数学が小学生の時から好きで数学を生かした仕事に就職したいとずっと考えていました。そして数学の中でも最適化という分野がどの業界でも重要な役割を果たしていることを知り、最適化について学び、最適化を応用した仕事に就きたいと考えるようになりました。そのため4年の研究室では最適化について研究しようと考えています。研究室に向け、3年では大学の授業に積極的に取り組むことはもちろん、独学でプログラミングや最適化について勉強しています。プログラミングは最適化を現実世界に応用する上で膨大なデータを計算するために必要不可欠だと思うので最適化に加え、プラグラミングも3年生の間に学んでおくべきだと考えました。
学業に加えて部活動、サークル活動にも積極的に参加し、日々刺激を受けながら生活しています。私は理工学部体育会卓球部と津軽三味線サークルに所属しており、理工学部体育会卓球部では部長として、練習や大会の管理や部員たちへのサポートを行なっています。また昨年の首都大会という大会では団体3位に入賞するなど確実に卓球の技術面でも成長しています。津軽三味線サークルでは毎月、演奏依頼で外部で演奏し、様々な年代の人々関わることができることに楽しさを感じています。今年の2月の全国大会で3位に入賞するなど実力もかなり上がってきたと感じています。
このような充実した大学生活が送れるのは慶應義塾維持会の皆様のおかげであると日々実感しています。私も慶應義塾の一員として恥かしくないように何事も全力で取り組み、慶應義塾を支えることができる存在になりたいと思います。今回採用していただき、誠にありがとうございました。
京都府出身 理工学部3年(2025年度)
このたびは、2025年度慶應義塾維持会奨学金奨学生としてお選びいただき、誠にありがとうございます。歴史ある奨学金制度の支援対象に選出いただけたこと、大変光栄に存じますとともに、心より感謝申し上げます。
私は現在、理工学部化学科に在籍し、将来的には光化学を基盤に、量子化学や生命化学が交差する融合領域での研究に取り組むことを目指しています。特に、NMR(核磁気共鳴)を用いた構造解析手法の感度向上に関心を持ち、大学院進学に向けて基礎学力と専門性を高めることに力を注いでおります。日々の学生生活では、講義や学生実験に加えて、自主的な学習として、プログラミングや英語の学習にも継続的に取り組んでおります。慶應義塾大学が提供する「AI・高度プログラミングコンソーシアム」などの学内資源を活用し、将来的に研究に応用可能な機械学習技術の習得も始めております。また、自ら設立した国際交流サークルにおいては、多様な文化的背景を持つ学生との交流を通じて語学力を磨くとともに、異文化理解を深めております。さらに、外部の研究機関が主催する学生研究プログラムにも積極的に参加し、学内外を問わず知見を深め、実践的な知識の蓄積に努めております。
一方で私の家庭は現在、妹の進学費用、兄の就職準備に伴う支援などが重なり、継続的な経済負担を抱えているのに加え、理系学部に通う私の学費・生活費も必要であるため、家計は逼迫しております。私は、生活費の一部を補うためにサービス業のアルバイトに従事しておりますが、学業との両立が難しく、やむを得ず学修時間を削って勤務時間に充てているのが現状です。十分に学業に専念できないことに対し、日々もどかしさを感じておりました。
本奨学金のご支援をいただけることになれば、経済的な不安を軽減できるだけでなく、学業・研究活動・語学学習、さらには課外活動においてもより一層充実した学生生活を送ることができると確信しております。国際的な視野を持つ研究者として成長するためにも、大学生活の一つ一つの経験を大切にし、今後も努力を惜しまず邁進してまいります。
このたびのご選考に改めて深く感謝申し上げるとともに、奨学生として恥じぬよう学問・人格の双方において研鑽を積んでまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
京都府出身 理工学部3年(2025年度)