維持会奨学生からのメッセージ ー鳥取県出身

鳥取県出身

このたびは、私の学業および研究活動に対して温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。慶應義塾維持会奨学金を頂戴したことにより、より一層勉学に励む環境が整い、充実した学生生活を送ることができております。
私は慶應義塾大学に入学してから、多様な価値観や考え方に日々触れ、自分自身の視野を広げることができました。特に湘南藤沢キャンパスは多様性に富んだ学びの場であり、年齢やバックグラウンドの異なる仲間と共に、お互いを尊重し合いながら学ぶ経験はかけがえのないものとなっています。来年度からは金融機関にて株式アナリストとして勤務することが決まりました。残された学生生活では、専門外の学問にも積極的に触れ、幅広い視点を養いたいと考えております。湘南藤沢キャンパスでは経営学のみならず、芸術や環境といった多様な分野を学ぶことができ、それらの知識が思いがけず役立つ場面も多くありました。金融の知識だけにとどまらず多角的に物事を捉える力を身につけるために、最後まで学びを深めてまいります。
また、私生活においても「百聞は一見に如かず」を信条に、富士山登頂やフルマラソン完走といった未経験の挑戦を通じて、自らの限界に挑みたいと考えています。こうした経験は今後の職業人生においても、実際に自分の足で現場に赴き、自らの目で確かめるというリサーチの姿勢に繋がると確信しています。
将来は株式アナリストとしての職務を全うしつつ、企業との対話や議決権行使などを通じて企業価値の向上に貢献し、日本経済の発展に少しでも寄与できるよう努めてまいります。このような考えを持つに至ったのも、慶應義塾での学びと、本奨学金によるご支援があってこそだと深く感謝しております。将来は私も次世代の方々を支援する立場となり、この善意の循環を絶やさぬよう努めたいと考えております。
最後になりますが、今後も慶應義塾維持会奨学生としての自覚を持ち、誠実に学生生活を送ってまいります。改めまして、この度のご支援に心より感謝申し上げます。

鳥取県出身 環境情報学部4年(2025年度)


このたびは、私の学業と研究に対する温かいご支援をしていただき、心より御礼申し上げます。今回奨学金をいただけたことで、より一層研究に打ち込むことができます。
私の研究室では、私以外は実家から通ってくる人ばかりで、関東に住んでいる人の話を聞きながら、出身である鳥取との環境の違いを知ることが多いです。特に教育面での格差が大きいことがわかり、慶應義塾で学べることへのありがたみを日々感じています。
昨年度から体育科目を積極的に受講しており、今学期は水泳と自動車の授業を履修しています。日吉の学生から三田の大学院生まで、様々な学部、年代の人々と交流することができて、後輩からは若い刺激をもらい、先輩方からはそれぞれの研究分野のお話をしていただけるので、非常に学びのある時間を過ごせています。また、慶應協生館のプールは非常に設備が良く、授業で使用できることに毎回驚かされるほど素晴らしい環境です。
学部4年になり、研究室に配属されてまだ間もないですが、経験豊富な先輩方の的確なアドバイスや指導教員の先生のご指導を受けながら日々の研究を進めていく中で、少しずつ慣れてきたのかなと感じています。私は今年からはじまった脳波装置を用いた研究を行っており、英語論文を読みながら実験方法の確立に取り組んでいます。先日、他大学の教授と研究の打ち合わせをする機会があり、その際に私の取り組みを褒めていただきましたので、非常に高いモチベーションを持って研究に取り組めています。将来的には、国内外を問わず学会に積極的に参加し、新しい情報と経験を獲得することができたらと考えています。
このような学びに経済的な不安なく、真っ直ぐに取り組むことができるのは、維持会の皆様のおかげであります。研究成果により、社会をより良い方向に導けるように今後も努力を続けていく所存です。
最後になりますが、改めてご支援いただきましたことに深く感謝申し上げます。維持会奨学生として誇りを持って大学生活に努めます。

鳥取県出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、私を慶應義塾維持会奨学金2021年度採用者に正式決定してくださり、誠にありがとうございました。
さて、私の今後の学業および学生生活の目標ですが、まず学業について、漠然としておりますが、私は大学院に進学することを目標にしております。しかし未だ研究分野についてこれといったものは定まっておりません。それは、私は理工学部物理情報工学科に所属しており、そこでの授業を通じて電磁気学、制御工学、光工学、計測工学といった多岐にわたる分野に現状興味を持っており、まだ1つに決められないでいることが理由です。ただ、これら関心のある知識を会得することが私は好きであることは確固として言えるため、先述のように大学院まで進み、勉強したいと考えております。
加えて学生生活の目標としては、趣味の範疇になりますが今生活している関東をもっと見て回り、私の知らない世界を学びたいと思っております。元々私は高校卒業まで鳥取県で育ったのですが、田舎故に電車もなく、生活圏はほとんど自動車で20分以内に移動できる程度の狭いものでした。その後浪人生となり、京都府の予備校に通い始めたのですが、そこでは交通網が地元と比較して発達しており、1人で移動できる範囲が大きく広がりました。そこで休みの日に大阪に幾度か出かけたのですが、そこで目にした景色は実際に見たことがなかった多様な人種の人々、大阪城、淀屋橋、四天王寺といった歴史的建造物、活気に満ち溢れた梅田や難波といった都心地域であり、まるで別世界に来たような気分になり、自身の世界観が大きく更新されたように感じました。そこで自分の過ごしてきた世界の狭さを知り、さらにそれらの溢れる東京都を中心とした関東に出てみたくなり、大学進学でここまでやってきたという過去があります。加えてこれらの新たな価値観を得るには、社会人になる前の潤沢に時間のある学生時代が最も余裕があり適していると考えているため、関東で見聞を広めるのを学生生活での目標としています。
最後になりますが、これからも慶應義塾維持会奨学金2021年度採用者としての自覚を持って学生生活を送ろうと思います。改めまして、この度はご支援くださりありがとうございました。

鳥取県出身 理工学部3年(2021年度)