青森県出身

青森県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2019年度)
総計
14名

この度は慶應義塾維持会奨学金に採用してくださりありがとうございます。明治三四年から続く伝統ある会の奨学金制度に採用されたことは大変光栄なことであり、深く感謝しています。
私の家は現在、父が仕事を退職し、働き手は母のみで兄は国立の大学院に、私はこの慶應義塾大学にそれぞれ通い、一人暮らしをしています。一人暮らしはアパートの家賃や食費など、実家から通学する他の塾生よりもお金が多くかかってしまいます。これから母一人で私と兄の学費、生活費を賄うことは厳しいため、今回いただいた奨学金を使わせていただきたいと考えています。
私は現在、薬学部に在籍しており、日々勉強に勤しんでいます。中でも生理学の分野に大きな興味を持っており、積極的な姿勢で学習していきたいと考えています。生理学の勉強は丸暗記というよりは、体の中であるきっかけからドミノのように次々と反応が引き起こされ、生理作用を及ぼすという大きな流れを捉えることが重要です。連のストーリー性があり、学習するときに点と点が繋がって一連の全体像だんだんに見えてくるのはとても爽快です。日常的にヒトの体に現れる様々な生理現象がなぜ引き起こされるのか、今まで疑問だったことを理解していくのはこの上なく楽しいことです。
また、私は薬学の他に株にも興味があり、独学で勉強しています。きっかけは「金持ち父さん 貧乏人父さん」という本に出会ったことです。その本を読んでただ単にお金を稼いでそれを使うのではなく、資産を増やすことで自分にお金が入り込んでくるような仕組みを作っていくことの重要性や、生きていく上でなくてはならないお金について、自分があまりにも無知であるということを実感しました。株というとギャンブルのようで損しそうだと悪いイメージがありましたが、真面目にお金や株について学習することで生きていく上で必要であるけれども、義務教育では教えられない知識を身につけていきます。
大学で深い勉強ができるというのは贅沢なことであり、両親や友達、教授といったたくさんの人に支えられているのだという幸せと感謝を忘れずに日々勉強に励んでいきます。
最後になりますが、慶應義塾維持会の皆様、今回は慶應維持会奨学金に採用してくださり、本当にありがとうございました。

青森県出身 薬学部2年(2019年度)


この度、慶應義塾維持会奨学金奨学生に採用していただき、ありがとうございます。頂いた奨学金は授業料の支払いに充て、生じたゆとりは自分自身の学びに活用させていただきます。
ところで最近、近所の小さな個別指導塾で講師のアルバイトを始めたのですが、何より自分の脳ミソの凝り固まり具合に驚きました。こんなにも理解したつもりでいて、こんなにも言葉が溢れているのに、ここぞという時に何も伝えられないのか。その気づきがまた、自分の知的枠組みの内部における破壊と再構築を促しました。「“整数”は1と±だけで作れる数。ということは、“自然数”は1と+だけで作れる数か」というように。単に知識を得るだけでなく、既存の知識をしなやかに作り変えるという方向にも遥かな知のフロンティアがひらけている、知の拡大に複数のベクトルが存在するという気づきは貴重でした。勉強に終着点は存在しないと、また新たな角度から実感した瞬間でした。
また現在、『震災とフィクションの“距離”』(早稲田文学会、2012)を読んでいます。これは古本屋で偶然出会ったものですが、自分自身震災を実際に経験したため、尚更強いつながりを感じ手にとりました。篠山紀信の写真、重松清の短編小説、斎藤環らによる対談等々…ここでも越境する知性の蠢きを実感させられます(先日、NHK・Eテレ『達人達』での音楽家・坂本龍一と生物学者・福岡伸一の対談にも、同様の感慨を覚えました)。付属の英訳・中国語訳・韓国語訳も知的好奇心を煽ります。韓国語なんて全く読めないから、パズルを解くような、暗号を解読するようなワクワク感。少しずつピースがはまっていく、回路が繋がっていくような感覚、そしてその回路に電流が通った時の爽快感。やはり、偶然の出会い・未知との出会いは知的スケールを広げてくれるものだと再認識します。そして偶然も未知も、尽きることなどない、底なし天井知らずの化け物です。その限りにおいて、学びには終わりなどはありません。
知ることの営みは、ちょうど果てしのない大海に漕ぎ出すようなものだと何かで読んだのか、見たのか、聞いたのか。とにかく、「勉強」とは際限のない恐怖と、不安と、至上の喜びだということなのでしょう。そんな航海への出帆にあたり、慶應義塾維持会様からいただく奨学金は、力強く背中を押してくれる推進力、そして確かな道標を示してくれる羅針盤であることに相違ありません。

青森県出身 経済学部1年(2017年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。私の家庭は、母は介護に専念しているため働くことができず、父の収入のみで生活しています。私は、他の学部より学費が高く、6年という長い年月がかかる薬学部に入学しました。また、大学生の兄もいて、私と兄の学費、さらに二人分の一人暮らしの費用も父一人の収入で賄っていかなければなりません。そのため、今までより一層お金がかかり、とても厳しい状況です。私自身も家族に経済的負担を負わせていることを心苦しく思っていました。そんなとき採用が決まり、父の負担を減らすことができるため、家族共々とても嬉しく思っています。心より感謝申し上げます。今回いただくこととなった奨学金は、学費として使わせていただきます。
私は幼いころから薬剤師になるのが夢で、家族はずっとその夢を応援してくれています。今、慶應義塾大学で学べていることを、とても誇りに思います。しかし、私の夢を叶えるにはここからが重要です。すばらしい環境で学べていることに日々感謝し、勉学に励もうと思います。入学してまだ間もないですが、授業の一環として薬剤師の業務を体験したり、病院・薬局に実際に見学に行ったりと今まで知らなかった薬剤師としての業務や、大変さ、やりがいについて学ぶことができるため、薬剤師という職業についてさらに関心をもつようになり、今までより身近に感じています。そして、様々な講演で医療関係の話を聞く機会をいただき、調べるだけでは得られない細かい実態などを知り、自分がどんな薬剤師になりたいのか真剣に考えることができるようになりました。また、周りには優秀な仲間に囲まれて様々な出会いがあるため、刺激を受ける生活を送り、自分に足りない部分を実感させられています。勉強もさらに難しくはなっていますが、仲間と協力し合い、乗り越えることができるのをとても嬉しく思います。これからも、奨学生としての自覚をもち、勉学に励み、成長していこうと思います。この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、本当にありがとうございました。

青森県出身 薬学部1年(2017年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。