福島県出身

福島県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2018年度)
総計
17名

この度は慶應義塾維持会奨学生に採用いただき、ありがとうございました。頂いた奨学金は学費に充て、これから一層勉学に励みます。
私は将来、電力会社に勤め原子力発電の管理をする仕事をしたいと考えています。私は福島県出身で2011年の地震による原発事故を経験しました。父の勤務先が避難区域となって戻れなくなり、事故後の高い放射線量により外出できない日が続きました。避難区域から避難してきた人もいました。原発の安全管理はもちろん、事故により損害を受けた人への保証について原子力発電の管理の甘さを痛感しました。2年生になり理工学部の学科分けで管理工学科を選択しました。理工学系といえば機械や科学の発展に目がいきがちですが、そのシステムを人間がどう使えばより良い社会になるかを考えるのが管理工学です。近年、AIや科学技術は著しく発展していますが、それを管理する人間の仕事は必要不可欠です。これからの時代は管理工学だと思い迷わずに選びました。
1年の時は基礎を身に付けることが大切だと思い、数学、物理、化学を一生懸命勉強し、また論文を書く力が必要だと考えアカデミックスキルズを履修しました。第二外国語は原子力発電の盛んな国のフランス語を選択しました。数学、物理、化学は高校の時に比べ、より高度なもので、様々な数式が何を表しているか体に染み込むまで勉強しました。アカデミックスキルズでは1年間かけて論文を書きました。論文部門で全体の3位に当たる銀賞を受賞することができました。授業では論文の形式を学び、どの程度文書をこだわらないといけないのか、また恐れずに進める勇気がつきました。この力をこれからの研究活動での論文執筆に活かしたいです。
また1年生の時から慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団に所属しています。音楽とは指揮者と歌い手、演奏者と観客との対話です。言語を超えた対話はチームを作って研究するときに必要不可欠であり、団体でリードしていくような人間になりたいと思っています。
最後になりますが、慶應義塾維持会奨学生に採用いただき誠にありがとうございました。奨学生としての自覚を持ち、日々の生活を送りたいと思います。

福島県出身 理工学部2年(2018年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。頂きました奨学金は両親が負担しております学費の支払いに使わせていただきます。
私は、中学時代から文武両道を目標に掲げ、学校生活を送ってまいりました。高校卒業後の進路を考えた時、自分の理想とする文武両道を実現できる環境が慶應義塾大学にあると感じ、進学することを決意しました。しかし、私には兄弟が2人おり、母が病気で仕事を辞めざるを得ず、経済的な不安がある中での決断でありました。高校3年生の夏、経済的な不安を抱えながら慶應義塾大学のオープンキャンパスに参加させていただいた時、様々な学内奨学金があることを知り、その中でも維持会奨学金は、地方出身の学生を優先してくださるということで、入学前から大変魅力的に感じておりました。そのため、今回こうして維持会奨学金の奨学生に選出していただけたことが大変有難く、この2年間の大学生活において、文武両道に努めてきたことは間違っていなかったと実感しております。
今年度から大学3年生となり、研究会活動や就職活動が始まり、ますます忙しい大学生活になることが予想されます。変わらず文武両道を掲げ、残りの大学生活も充実したものとなるよう努力していくことで、維持会奨学金の奨学生として相応しい、模範となるような学生生活を送りたいです。経済的な不安が緩和され、今後の部活動や学業に今まで以上に専念できると思うと、これからの大学生活が楽しみで仕方がありません。
また、慶應義塾で共に学び、共に高めあうことのできる仲間とのつながりを大学卒業後も生涯大切にしていきたいです。これまでの大学生活を通じて、数々の素晴らしい教授や先輩に出会うことができました。部活動、学業の両面において、日本の最前線で活躍する先輩や教授に出会うことができる慶應義塾というこの上ない環境に身を置き、自分を高めていくことができる幸せに感謝しています。最後に慶應義塾の運営を支えられております維持会の存在に感謝の意を表しまして、お礼の言葉とさせていただきます。将来、社会に、そして慶應義塾に貢献していくことで、私を選んでくださいました皆さまに恩返しがしたいです。この度は、本当にありがとうございました。

福島県出身 商学部3年(2018年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。
私の父は昨年に転職をしました。もともと福島第一原子力発電所の事故により避難指示が出された福島県南相馬市小高区に父は単身赴任中でした。そこから山形県の会社に異動となり、そこでの被災者への支援が昨年までで終わることになり、福島に戻ってきて、転職をしました。その支援は父が一人、山形で暮らす家賃をはじめとするものでした。私が東京に出て大学進学したいということを見越しての父の決断でした。今回、奨学生として採用されたということで、両親の負担を減らすことができることを大変ありがたく思っています。奨学金は学費に充てさせていただきます。
入学して2カ月が経ち、テストも徐々に実施され始めてきました。講義では、高校のときよりもより定義のしっかりとされたものを学ぶことが多くなったと、数学や物理では特に感じています。このような科目は講義を聴くだけでは身につかず、演習を自分ですることが大切だと日々実感しています。一般教養科目では、政治について学んでいます。高校までに習ってきたことと、実際の政治で起きていることのずれを今まで感じていましたが、そのずれを埋めてくれるような講義があり、慶應義塾が理念としている、実学そのものであり、大変興味をもって授業に取り組んでいます。
また、アカデミック・スキルズと身体知・合唱の授業を受けています。大学で重要な論文を書く基礎体力を身につけるアカデミック・スキルズでは、毎授業の集中した雰囲気、先生と生徒、また生徒間でのアクティブな意見交換など、大学でやりたかったことが詰まったような授業で毎回意欲をもって取り組んでいます。身体知・合唱では少数人数の生徒に対して3人の先生という、とてもいい環境で授業が行われています。私は中学の頃から合唱を始めました。合唱は特に頭ではわかっていても、体で表すことができなければ意味がありません。授業名でもある身体知的な学びが頭を使う学びと同じように大切であると思い受講しました。
慶應義塾維持会奨学金の奨学生であるという自覚をもち、様々な授業を通して、学問、人との関わりを大切にし、大学生活を有意義なものにしたいと思います、この度はありがとうございました。

福島県出身 理工学部1年(2017年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。