茨城県出身

茨城県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2019年度)
総計
50名

この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、心より感謝申し上げます。
私の家庭は母子家庭で、経済的に大変苦しい状況が続いています。高校では部活動の特待生として茨城県の私立高校で寮生活を送っておりましたが、特待生のため授業料はかなり免除されたものの、寮の食費や頻繁な遠征費の工面に母は大変苦労しておりました。
大学は学費の安い国公立も考えましたが、自分が追及したいことができる大学を突き詰めて検討した結果、慶應義塾大学に辿り着きました。周囲の支えを受けながら努力を続けた結果、念願の合格を果たすことができましたが、通学に予想以上に時間を取られ、考えていたほどアルバイトができない状況です。通学時間を利用して勉強することにも限界があり、焦りを感じておりました。こうして奨学金をいただけるおかげで、アルバイトを最小限の時間に抑えることができ、勉学に全力を注ぐことができます。児童扶養手当が切れて不安だった母を安心させることもでき、勉強への熱意の原動力ともなっています。
私は慶應義塾大学で、哲学や倫理学を中心に学び、多様化する社会に対応する新たな価値観を提唱したいと考えています。その考えの根本には、小学校で受けた道徳の授業で、自分の考えと授業の方向性とのギャップにショックを受けたという経験があります。現在必修化されている道徳の授業では、道徳にも正解を作り、生徒にそれを答えさせているだけという現状です。先日、大学の講義で小学校の道徳の授業の映像を見て、自分のころと何も変わっていないことに、改めてショックを受けました。そして、倫理や哲学を一から学び、世界に通用する価値観を考え直したいという気持ちが、一層強まりました。
哲学や倫理を学びたいという気持ちは、奇異な目で見られることも少なくありません。就職にも不利だからやめたほうがいいと、面と向かって言われたこともあります。しかし、医学や科学技術の発展により人間とは何かが改めて問われている現在、哲学や倫理が不可欠だと私は信じています。いただいた奨学金を学費や教材費に充て、慶應義塾維持会をはじめとする、支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れずに、道徳教育をはじめとするすべての価値観創造の糸口となるべく、日々邁進していく所存です。

茨城県出身 文学部1年(2019年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用してくださり、誠にありがとうございます。
慶應義塾維持会の先輩方のご支援を賜ることができることに深く感謝し、奨学生として恥じぬよう精一杯学業に励みたいと思います。
自営業で整骨院を営んでいた父が、急な体調不良の為に閉業を余儀なくされ、母のみの収入で過ごす時期がありました。その後父が再び就業しましたが、両親の収入を合わせても生活費のみで精一杯という状況が続く中で妹2人が大学に入学したこともあり、経済的な面のみでなく体力的、精神的にも疲弊していました。4年の半ばごろから卒業研究、5年生の現在は実務実習が始まり、勉強に支障が出ない程度のアルバイトでは、月々の書籍代や交通費を賄うだけで精一杯です。そんな中で、今回初めて慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、学費が払えずに両親が労働で体を壊していく心配が軽くなり、薬学科で4年間学んできた知識の集大成と言える卒業研究と実務実習に全力で取り組むことができるようになったのは嬉しい限りです。
また、すでに参加が決定している海外アドバンスト実習に対しても心置きなく準備ができると思います。
私は自分がこのような体験をしたことから、患者さんの病気に対する心配のみでなく自身の立場やご家族の経済的不安など、より広い視点で患者さんの気持ちに寄り添うことができる薬剤師になりたいと考えています。また、薬剤師の権限と専門性が日本よりも格段に広い海外の病院での実務実習を経て、ますます深く広くなっていく薬剤師の未来を牽引できるような、薬物治療のプロフェッショナルを目指したいです。
その為に、これからの実務実習で患者さんとのコミュニケーション能力のみでなく、実務的な薬物治療の知識や、それを用いた医療従事者とのコミュニケーション能力を身に付けたいです。
また、卒業研究では学術的なディスカッション能力を磨くのみでなく、漠然とした問題について適切に切り分け、科学的・倫理的妥当性をもって深く掘り下げるという普遍的な研究者としての能力を身に付けたいです。
最後になりますが、私を奨学生として採用してくださり、勉学のご支援をしてくださる慶應義塾維持会奨学金の先輩方に深く御礼申し上げます。

茨城県出身 薬学部5年(2019年度)


私は、今回いただいた奨学金をこれからの勉学のために使っていきたいと考えています。来年度からの学費や、今後の活動として考えている短期留学の資金に充てたいと考えております。具体的に、短期留学は慶應義塾大学薬学部の4学期制を利用した短期留学のプログラムに参加したいと考えています。慶應義塾大学薬学部のカリキュラムでは、2学期に必修授業がなく、すべて選択授業になっています。このカリキュラムの特徴を生かして、薬学部の2学期にはいくつかの短期留学制度があるため、この制度を利用し海外の医療に触れ、学んでみたいと考えています。私の短期留学の目的は、海外の医療について学ぶ機会を得ることはもちろんですが、自分の身を日常とは異なる海外に置くことで今の自分には何が足りないのかを見つけるためでもあります。今の自分に足りないことを見つけることで今後の明確な目標を立てて努力し、さらに社会に通用する人材になっていきたいと考えています。
私は病院薬剤師になりたいという将来の夢を持っています。そのために必要な多くのスキルをこの慶應義塾大学で学んでいきたいです。例えば、コミュニケーションスキルです。将来薬剤師として働く際、患者さんとのコミュニケーションをとることが大切になってきます。それに加え、世界で活躍する薬剤師になるためには言語のスキルも磨くことが必要であると考えます。英語の技術を上げるために慶應義塾大学はとても最適な大学だと私は感じています。多くの留学生も在籍している慶應義塾大学では、多文化に触れ、語学のスキルを学ぶためにとてもいい環境にあります。このような、慶應義塾大学に在籍しているからこそできる「学び」を行い、立派な薬剤師になっていきたいと思います。そのためこれから日々努力をしていきたいです。
最後になりますが、この度は奨学金をいただき本当にありがとうございました。

茨城県出身 薬学部2年(2018年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。