奨学生インタビュー

維持会奨学生インタビュー

懇話会に参加された維持会奨学生の方々に、学生生活についてお伺いしました。

茨城県出身 文学部1年

維持会奨学生として思うことは?

私は、哲学や倫理学を中心に学ぶことで、多様化する社会に影響を与える新しい価値観について考え、現代の道徳教育を見直し、世界から戦争や差別をなくしたいと考えています。そのために必要な学びを、慶應義塾大学で、慶應義塾維持会の奨学生として得ることができることは、誇りであるとともに、身の引き締まる思いです。哲学や倫理学を学びたいという気持ちは、実用的ではないと言われることも多く、道徳教育が必修化された現代においても、その風潮は変わりないように思われます。そのような中で自分の夢を支えていただくことへの感謝を忘れず、哲学は「高尚」ではなく生きるためのヒントでもあるということを知らせたいです。

一番興味のある授業は?

社会学です。私は感情社会学の授業を受講しており、「整形」「失踪」「自傷」といったさまざまなテーマから、当事者のごく個人的な感情や体験をもとに、行動を分析しています。分析というと機械的に聞こえるかもしれませんが、当事者一人ひとりに向き合い、何がその人に影響を与え、行動させ、踏みとどまらせたのかを考えることで、その人の本当の「顔」を見つめることができると考えています。このような個別的事象を知ることで、哲学や倫理学といった枠に縛られず、多角的に物事を見つめることができます。慶應義塾大学文学部は二年生から専攻が分かれるため、一年時に自分の専攻予定以外の学問も学ぶことで、より専攻分野への理解が深められると考えています。

課外活動で力を入れていることは?

私はワンダーフォーゲル部に所属しており、その活動に力を入れています。登山は未経験のため戸惑いも多いですが、発見や経験が増えることに日々喜びを感じています。登山は遭難のリスクもあり、死と隣り合わせのため、ラジオを聞いて天気図をかけるようにしたり、コンパスで方角を読んだりと技術が必要とされます。私はまだまだ体力も技術も追い付かず、苦しい部分もありますが、先輩方から学び、少しでも近づけるように努力しています。まずは夏の合宿に向けてトレーニングを積みたいです。

慶應義塾の良いところは?

学生のやりたいことを応援してくれるところです。慶應義塾大学は、他大学に比べると、進級や卒業のための救済処置が手薄いように感じられます。自分の夢のためには、自分で努力するしかありません。しかし、私は、大学内だけに自分のやりたいことがあるとは考えていません。留学や、学外活動などを通して、自分が本当にやりたいことに出会える場合もあると思います。慶應義塾大学は、自分の意志を持ち行動する学生をサポートしてくれます。淡泊にも思えますが、学生が自分と向き合うきっかけであり、チャンスだとも言えます。この奨学金制度も、その一つだと考えています。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

ドイツ語の習得です。現在、第二外国語として、ドイツ語を学んでいます。哲学者や倫理学者にはドイツ人が多く、倫理学を学ぶ上でドイツ語は必要不可欠です。二年時からの授業で、哲学や倫理学には原典購読もあるため、翻訳に頼らず、細かいニュアンスまでくみ取りたいと考えています。慶應大学文学部では、一年時には週三回の第二外国語の授業があり、内一回はネイティブの先生によるものなので、文法・発音の両側から、ドイツ文化も交えて楽しく学ぶことができています。哲学や倫理学をより深く理解するためにも、ドイツ語の勉強に力を入れ、ドイツ語検定も積極的に受けていきたいです。

卒業後の進路、将来の夢は?

道徳教育の在り方に影響を与える倫理学者になりたいです。私は、小学生のころに受けた道徳の授業で、道徳にも正解を作り、その方向へと進められる授業体制に、自分の意見とのギャップを感じて苦しみました。そのような授業は、生徒の個性を失わせ、「正解」という名の価値観で縛っているだけです。道徳教育が必修化された今でも、その授業スタイルは変わっていません。私は、道徳を授業にすることで、私のように苦しんでほしくはありません。哲学や倫理学を学ぶことで、授業の在り方を変えていきたいです。また、この学びが、多様化する現代社会に対応する、新たな価値観を生み出すことに繋がると信じています。そのような価値観を発信できる存在を目指したいです。

埼玉県出身 文学部4年

維持会奨学生として思うことは?

維持会奨学生に選んでいただき、誠に光栄に思っております。私の父は数年間に渡りボーナスと昇給がない状態で家庭の経済状況が良くないために、学費を払うことさえも難しい状況で、私は週4日で塾講師とスーパーマーケットのアルバイトの掛け持ちを、母はパートをしております。また父は潰瘍性大腸炎という難病を患っており、父の病状が急変してしまい、家庭の経済状況がいつ悪化してしまうか分からない状態です。私は本奨学金をいただくことで、父や母の負担を少しでも減らすと同時に私自身もアルバイトの時間を減らして勉学に集中するために、この度、本奨学金に応募させていただきました。本奨学金をいただいたことでこれらのことが成し遂げられそうです。本当にありがとうございました。今後は奨学生であるという自覚を持って、大学生活を送っていきたいと思います。

一番興味のある授業は?

私が最も力を入れている授業は研究会(ゼミナール)です。私は文学部西洋史学専攻の山道研究会に所属しております。研究会では輪読や卒業論文の中間報告の際に、さまざまな意見が飛び交い、自分が今まで知らなかった知識や見解を得ることができる格好の場となっております。特に自身の卒業論文の中間報告の際には、他の研究会の仲間たちが中間報告の内容に対して質問やコメントをしてくださり、卒業論文をより良いものにするためのヒントを毎回得ることができています。

課外活動で力を入れていることは?

私が課外活動で力を入れていることはサークル活動です。私は漫画クラブに所属しており、日々、他のサークル員たちと仲良く活動をしております。三田祭では毎年、似顔絵の販売を行っています。2年次にはサークルの三田代表として三田祭の担当になり、三田祭での私たちのサークルの活動が円滑に進むように、さまざまな事前準備や当日の指示等を行いました。3年次以降は、サークルの元幹部として、幹部を務める2年生の支援を行ってきました。

慶應義塾の良いところは?

慶應義塾の良いところは半学半教の理念を掲げているところだと思います。半学半教とは教える者と学ぶ者との子弟の分を定めず、先に学んだ者が後で学ぼうとする者を教え、教員と学生も半分は教えて、半分は学び続ける存在という意味です。このような理念を掲げているからか、教員と学生の距離が非常に近く、教員の方々に質問をしたり教員の方々と議論をしたりしやすい環境の大学だと実感しております。私は人見知りで、今までの人生の中で年上の方とのコミュニケーションに苦労をしてきたので、このような大学の環境は非常にありがたいものだと感じています。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

今後の学生生活でチャレンジしたいことは自身の納得のいく卒業論文を書くことです。私は大学院に進学するつもりであり、今後のためにも良い卒業論文を書きたいと考えております。私の卒業論文のテーマは統一直後のドイツにおいて多発した外国人襲撃事件とトルコ系移民についてであり、日々、良い卒業論文に仕上げるために、担当の先生と話し合ったり、文献を読んだりして頑張っております。

卒業後の進路、将来の夢は?

私は、大学卒業後は大学院に進学するつもりであり、将来の選択肢の1つとして歴史学者を考えています。現在のヨーロッパにおける移民・難民問題に非常に関心があり、歴史学の視点からこの問題にアプローチしていきたいと考えています。卒業論文ではドイツのトルコ系移民と極右勢力に焦点を当てて研究しています。歴史学者になることは一筋縄ではいかないことだと思いますが、歴史学者になるという目標に向かって、今後も邁進していきたいと考えております。

海外出身 経済学部3年

維持会奨学生として思うことは?

I am sincerely honored to have been selected as the recipient of Ijikai scholarship. I just want to thank you for your generosity and for this opportunity in general. I will work hard and well distributed this scholarship to release my family’s burden and to fulfil my goal and support my life.

一番興味のある授業は?

The lecture I found most interested is Japanese economy, since the system of Japanese economy is different from the economic condition of other country, and it give us an unique perspective for how government side of decision influence the economy behavior. It made me realized that the problem cannot be easily solved due to raising tax and encourage people to spend, because contemporary Japanese ideology of living a simple life does not require large spending, so they tend to save. Such uniqueness made me find it is so interesting.

課外活動で力を入れていることは?

I am currently enrolled in a Kpop Cover Dance Circle of Keio. I was performing on the Main stage and Mini Stage during Mita-sai. It was a long process to prepare for such festival, but the whole circle understands how important it is to the University, our circle and especial ourselves, so that we practiced days and days for that one moment on the stage.

慶應義塾の良いところは?

Keio taught me a lot. It provides the place for me to study what I want to learn, people I love to communicate with and spirit of never giving up on yourself and be true to who you are. I love Keio, because it is already a part of my love and it would be forever. Since the thing l learned from it will never be forgotten by me and will always remind me how to act.

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

I want to work on the research report for my seminar and maybe focus on Japanese economy, since that is the one I always interested on and I wish I am able to combine what I learned before and put a brand new perspective for this topic.

卒業後の進路、将来の夢は?

Finding a job in Japan is my first priority. I am interested in the financial industry, since it is interconnected to everything. Also, I want to contribute to the society, the financial that impacts numerously on the whole society will be the best choice. I want to be someone who enjoys their job and is able to contribute to the society. For the job I will try to find the best match for what I like and what I am capable of doing, and I will always remember to be someone who is true to myself.

大阪府出身 商学部1年

維持会奨学生として思うことは?

維持会奨学生として思うことは、まず、維持会の皆様と維持会を支援して下さっている皆様に対し、給付型の奨学金を頂けることに大変感謝しています。奨学金を給付して頂くことによって経済面における不安が軽減し、学業に精一杯打ち込むことができます。また、維持会奨学生に選んで頂いた以上、授業やサークル活動などの学生生活になんとなく取り組むのではなく、積極的に意義を見出さなければならないと考えています。さらに、自分は支援して下さっている皆様のおかげで慶應義塾大学に通うことができているので、将来的には自分が次世代を支援する側に回れたらなと思っています。

一番興味のある授業は?

一番興味のある授業は、微積分基礎です。高校数学とリンクする部分が多く、今までの学習は大学での学習のための橋渡しになっていたのだと実感できるのと同時に、高校時代に教わっていても理解できなかったであろう本質的な定義の部分から丁寧に教わることができ、新鮮味も感じるからです。また、高校範囲までの数学は、「数学」として独立した科目のように思われましたが、大学に入ってからは微積分が経済学の学習を進めていく中でのツールでもあり、そうした関連にも興味深さを感じています。秋学期から始まる微積分の授業も心待ちにしています。

課外活動で力を入れていることは?

私は複数のサークルに所属しています。学術系サークルである経済新人会における活動では、現在サークル内での発表に向けての準備をしています。自分たちで社会の問題点を見つけて改善策を提示するという内容なのですが、苦戦しつつもなんとか形になりつつあります。また、高校時代には運動と無縁だったこともあり、バスケットボールのサークルにも入りました。運動はあまり得意ではないのですが、そこでは楽しんで体を動かすことができています。習慣的に適度な運動をすることで、これからも心身ともに健康的であり続けたいと考えています。

慶應義塾の良いところは?

慶應義塾の良いところは、塾生・塾員同士の縦・横の団結力の強さだと思います。同じクラスの人が所属しているラインのグループでは、重要な予定などが発表されるたびに共有されますし、サークル内でも貴重な講演会などのイベントの情報が度々共有されています。今回私が奨学金を給付して頂けるのも、慶應義塾の先輩である維持会の皆様のおかげです。さらに、慶應義塾大学を卒業してからも、三田会を通じてどんどん人脈が広がっていくという話もよく聞きます。こうした在校生・卒業生同士の強い繋がりが、他にはない慶應義塾の魅力の一つだと思います。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

大学在学中に留学に行きたいと考えています。就職して社会人になってからではそのような時間が取れないと思うので、時間的に余裕のある大学生のうちに行っておきたいです。受験生時代には自分の得意科目は英語だと思っていたのですが、大学に入って英語コミュニケーションの授業を受ける中で、自分は全然英語が話せないのだと痛感しました。そこで、授業や自主学習を通じて総合的な英語力を向上させ、それが通用するのかを確かめる意味で、英語圏に留学したいと考えています。そのために、TOEICやTOEFLも積極的に受験していきたいです。

卒業後の進路、将来の夢は?

卒業後は院への進学等は考えておらず、そのまま就職したいと考えています。私は浪人していたこともあり、一年でも早く働き始めて、今まで学費を工面し続けてくれた両親に仕送りをしたいと思うからです。どのような業界の企業に就職したいのかもまだ明確には決まっていないので、一年生のうちに情報を集めて、具体的な目標を立てておこうと思っています。また、これも漠然とはしていますが、起業したいという目標もあります。慶應義塾には同じように考えている人がとりわけ多いと感じます。そこで、大学在学中にそうした人たちと盛んに情報交換をして、刺激を与えあっていきたいと思っています。

栃木県出身 理工学部1年

維持会奨学生として思うことは?

福澤先生の逝去後、慶應義塾を存続の危機から救ったという伝統と名誉ある維持会に関われたことを誇りに思います。また、自分を奨学生として選んでいただいたことへの深い感謝と、私に対しご支援くださる皆様から頂いている期待に、とても身が引き締まる思いです。この奨学金を、維持会の方々、維持会に寄付金をお寄せいただいた多くの方々や、その他慶應義塾関係者の皆様から私への激励と捉え、これからの大学生活をより充実したものとし、将来、義塾はもとより社会全体に恩返しのできる人物となる素養を身につけたいと考えています。

一番興味のある授業は?

通年で受講している現代ビジネス論です。この授業では、実際に海外での商社勤務を経験している先生をお招きし、企業経営の仕組みやその戦略、経営状況の評価方法などについて学んでいます。単なる理論を知るだけでなく、ハーバード大学などから取り寄せた実際の事例についての文献をもとに、塾生自らが企業を経営という観点から評価し、先生と1対1で話し合う点が特徴といえます。授業は参考資料、質疑応答を含めすべて英語で行われ、受講者には既に経済についての予備知識を持っている人も多いため、私は授業についていくので精一杯です。しかし先生の丁寧なフォローや留学生の積極性に励まされ、刺激を受け、とても充実した学びを得られていると思います。

課外活動で力を入れていることは?

私は現在登下校に片道2時間弱を要しており、積極的な課外活動への参加はできていませんが、私の所属している音楽系サークルは、そんな私も温かく受け入れてくれるので、昼食時や合宿などでは仲間たちとのんびりとした時間を過ごせています。また、医学部から文学部まで幅広い塾生が所属していることも魅力の一つで、自分とはタイプの異なる仲間を得られることも少し内気な自分にとって良い経験となっています。

慶應義塾の良いところは?

志が高く、多様な塾生が集まっていることだと思います。義塾には内部進学、推薦、一般選抜による入学者が集まっており、皆厳しい競争を勝ち抜いた者でありながら、高校までの間に注力してきたものが異なります。私と仲の良い友人のうち約1/3が内部生ですが、一般選抜出身の私から見ると、内部生は勉学のみならず、プログラミングやスポーツなど、高校までに始めた活動も両立している印象があり、総合的な人間性に長けていると感じることがよくあります。偏差値的に同レベルの学生が集う他大学と違って、自分とは違う多様な仲間を得られる義塾は、自分にとって疎遠だった分野に興味を見いだす機会だけでなく、実社会で求められる相互理解の素養をも与えてくれていると感じます。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

特に授業外で開かれる著名人をお招きしての講演会への参加に興味があります。慶應義塾の最たる強みは社会における幅広い人脈であり、その方々を迎えての学びだと思います。今まで諦めていたこの機会を自分の成長に役立てたいと考えています。また、大学で勉強や読書に費やす時間を増やし、自分の目標とする幅広い教養の体得を目指すほか、サークル活動にも積極的に参加したいです。さらに、AIコンソーシアムのような将来役立つ講座への参加も含め、学業との両立を保ちつつ様々な活動に参加していきたいと考えています。また、これらのことが奨学金を頂けたことで実現できたという感謝の気持ちも忘れずに日々精進していきたいです。

卒業後の進路、将来の夢は?

日本のグローバル化に貢献できる運輸システムの技術者や、運輸・貿易の現場で世界の人々と交流し国家間の協調を図るビジネスマンを目指しています。高校時代に県の助成金を頂き体験したホームステイで、オーストラリアの人々の多文化共生のあり方に感銘を受け、その価値観は今後の日本を担う私たちにも不可欠な素養であると感じました。しかしこれに触れることは、海外渡航が時間・金銭的に難しい限り容易ではありません。以来、日本と世界の距離を縮める、低コストな航空機をはじめとした国際交通インフラの開発、自由貿易の推進等に興味があります。私は、まず自身が国際人としての素養を身につけ、その上で諸課題に向き合い、より良いグローバル社会構築の一助たる人物になりたいと考えています。

島根県出身 理工学部3年

維持会奨学生として思うことは?

維持会の皆様のご支援に心から感謝しております。義塾の一員としてのみならず、維持会奨学生としての自覚を一層確かなものにし、日々学業に邁進する所存です。皆様からいただく奨学金は私たち塾生が創る未来への投資であり、学問に打ち込むチャンスをいただいたのだと考えています。投資に見合う結果を還元できるように、そして維持会の皆様に恩返しできるように精進を重ねなくては、と身の引き締まる思いです。また、日々の講義やテキストから学ぶ内容だけでなく、世界の動向にも気を配り、化学と結びつけられるチャンスはないか、視野を広く持って生活したいと思っております。化学の研究開発を通して社会に貢献するという目標を達成できるように励みたいと思っております。

一番興味のある授業は?

履修している科目のほぼ全てが化学の分岐した各分野であり、互いに関連しあっているため、一つを選ぶことはできないのですが、あえて選ぶならば春学期の現段階で最も興味のある授業は有機化学でしょうか。一年次から基礎、基本的な反応と段階的に学んできましたが本年度になってより実践を意識した、精密合成を学んでいます。秋学期には有機合成の実験が始まり、これらの反応を題材に実際に合成を行うのですが、楽しみで待ちきれません。また、有機物の構造解析の技術を学ぶ授業もあり、私個人の興味以前に、解析ができないことには物質を合成しても何の意味もないため、この授業は化学科の生徒にとっては必須なのですが、やっと実践を意識した技術を勉強できるところまで来たことが嬉しく、非常に楽しい授業の一つです。

課外活動で力を入れていることは?

所属している音楽サークルの演奏会やOBOG会の企画運営に力を入れています。もちろん自分が演奏者として出演することもありますが、運営として演奏会を取りまとめるのは非常に面白いです。聴衆にとっても演奏者にとっても心地よい,そして実りある演奏会とは何なのか、ということを演奏会ごとに考え、作りあげるのは案外に難しく、他のサークル員との連携や細かな手回しが欠かせません。また、他大学との運営の違いに刺激を受けることも多く,勉強になります。運営を通じて様々な人との交流がふえ、少し自分のスキルというものも向上したのかなと思えるので,これからも勉学と両立しつつ運営に携わっていきたいと思っています。

慶應義塾の良いところは?

様々な人がいて、かつ社中協力の精神が強いところだと思います。物理的にも、人脈的にも何か行動を起こそうとした時の設備や環境は塾内に整っていますし、寛容な人柄を持ち合わせている人が多いと感じます。客観的な視点で評価し合い、高め合える仲間がいて、先生方も必要以上の干渉はしないけれども、助けを求めると本当に親身に相談に乗ってくださいます。こうした、塾内での強い信頼関係と安定感が、結果的に塾外の世界に出て様々な活動をすることを奨励しており、様々な経験ができます。他大学の方と交流していても、大学生として、塾生より整った環境にいる人々はなかなかいないと感じます。これらは義塾の良いところのほんの一部だと思います。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

小さいことも含めると色々とあるのですが、1つはロシアへの語学留学です。ロシアの文学、音楽をはじめ芸術に興味があり、1年次に第二外国語として選択して以来継続して学んできたので、ぜひ留学して現地で実際に自分の語学力を試しつつ、さらに向上させたいです。勉強を始めてから知ったことですが、ロシアには、特に有機化学分野において現代化学に欠かせない重要な反応を発見した研究者が多くおり、ロシアにおける化学研究について知りたいと思っています。さらに日露の将来的な関係において、エネルギー分野での協力は欠かせないと考えられます。エネルギー分野は自分自身の進路として興味のある分野ですので、将来ロシア語を使うことも視野に入れて、より一層ロシア語を鍛錬したいと考えています。

卒業後の進路、将来の夢は?

卒業後は大学院への進学、修士課程修了後に就職という進路を希望しています。新しい反応の開発や、既存の化学反応の改良などの研究に携り、新しい材料やエネルギー資源の開発などに生かしたいと考えています。また、新しい反応を作るだけでなく、化学反応の工業的な応用にも関わりたいです。反応物の用途にも寄ると思いますが、実験室の小さなスケールでは制御できる繊細な反応も、社会に送り出して実際に産業に流通させるには、工業的な方法スケールでの制御を可能にするステップが必要だと思います。このステップに携わり、今では大量生産が難しい物質や、副生成物が多い反応、高価な触媒を多く必要とする反応などをより効率よく回すことが私の夢です。化学反応を制御することで社会に貢献できる人材となりたいです。

島根県出身 総合政策学部1年

維持会奨学生として思うことは?

「過去の実績」ではなく、「未来への期待値」に重きを置くような選考の中で奨学生に選出していただいたこと、とても嬉しく思います。「与える」「与えられる」のといった一方通行的な関係性から生じる「義務感」や「責任感」ではなく、私の研究、ライフワークの成果が社会に還元されることをもって慶應義塾に恩返しができる、という「必然性」に辿り着けるような人物になりたいです。維持会奨学生として、謙虚に研究、ライフワークに励み、奨学生として恥じない学生生活を送りたいと思います。

一番興味のある授業は?

オーラルヒストリーワークショップです。「聞く」ということが研究にどう活かせるのかをオーラルヒストリーの手法を例にとって考えていく授業です。質的調査法はバイアスによる情報の歪みが出てしまい、不確実な要素が多いとアカデミックの世界では今なおタブー視されることもしばしありますが、人の語りによって得られる質的なデータは十分に研究に使うことができる、ということを示すことができれば研究の幅は広がり、定量的な分析では言及できない要素も明らかにすることができる、非常にエキサイティングな学問だと思います。

課外活動で力を入れていることは?

ムラツムギという任意団体での活動です。高校時代に過疎化の進んだ離島で過ごした経験から、地域活性化の一方通行ではなく、終わりを見越したまちづくりも必要ではないかと考え「まちの終活」をテーマに、「まちを終わらせる悲しみからまちを紡いでいく希望に」をビジョンに、まちをどう看取っていくのか、ということを真剣に考える団体を設立しました。現在は「ムラツムギvillage」というFBコミュニティーの運営、「集落のエンディングノート」の作成、棟上式の逆の「棟下式」のパッケージ化などを進めています。

慶應義塾の良いところは?

慶應義塾のいいところは、全国各地から志高い学生が集い、分野を横断して視点を共有し、違和感は口に出し合い学生同士で磨いていく。一見全く違う畑の友人の力を借りて新しいことが実現する、このような化学変化が常に起こる土壌に加え、自己を高めていける学びや情報が揃っており、学びの手が止まらないところです。社会実装、協働、共創といった1人では成し得ないことを実現することができるだけの環境で学ばせていただいています。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

私はゼミ以外でサークルや学生団体といった学生コミュニティーに属しておらず、新歓も1つも参加しなかったが故に同世代からの刺激、同世代との協働の機会が少ないという現状があります。目の前の「学び」や「成果」をただまっすぐに追うだけではなく、一見遠回りと思えることにも積極的に参加して、同世代の仲間とたくさん出会い、語り合い、共にこれからの社会を創っていくという実感を得たいです。そのために、今はあまり得意ではない「人の集う場所」にも足を運び、話しかける、という一見当たり前のようで私にとっては難しいことに挑戦したいです。

卒業後の進路、将来の夢は?

私の夢は終わりをタブー視する日本の風潮を変え、過疎地域に住む人が故郷を守る義務感によって生き生きと死ねない状況を打破し、活性化以外の選択肢の創造によって誰もが生き生きと、そして自己有用感を感じて死んで行けるような社会を創ることです。卒業後はムラツムギの事業を通じてこの概念を社会に浸透させる取り組みを続けたいと思っています。今はまだ漠然としていますが、既に走り出している事業の中で必要な学び、経験に出会うと思います。その時々で必要な動きにしっかりと気づき、そしてすぐに行動に移す、というスタイルで「生活と仕事と勉強」が一体になった時間を過ごしたいです。

和歌山県出身 環境情報学部2年

維持会奨学生として思うことは?

維持会奨学生として採用してくださり、大変感謝を感じるとともに、維持会の皆様にご支援いただけているという自信を持つことができました。この感謝の気持ちを忘れずに、日々ご支援いただいていることを意識して、より一層勉学に励み、課外活動においても活躍できるよう努力していきたいと思っております。また、将来自分が慶應義塾に、社会に、どのように貢献していけるかを考え、より具体的なイメージを持つことができるようにしようと思います。そのためにも、自己と向き合い、強みを発見し、その強みを磨くことで問題の解決につなげていきたいと考えております。

一番興味のある授業は?

研究会の授業にもっとも興味を持っております。主に民法について事例形式の演習を行っており、ただ知識を詰め込むのではなく、知識をどのように使うのか、答案の文中で表現できるかを、演習を通して実践し、答案を先生と履修者の人たちと振り返ることで自分の課題を発見し、毎週それを改善できているかを確認できるので自分の勉強の一つの指標としています。法律家を目指す先輩方と授業を履修することで自己の能力不足を感じて落ち込むこともありますが、授業中での先生、先輩がたとのやりとりを刺激にして、自習に対するモチベーションを向上させています。今後も一層本授業で演習を積んで、レベルアップを図りたいと思っております。

課外活動で力を入れていることは?

留学生と交流する活動に力をいれています。サークル活動では、日本語学校に通う留学生と、塾内のプログラムでは交換留学生と交流しています。中国、韓国、フランス、イタリア、アメリカなど様々な国籍の学生と交流することで、異文化に対する理解を深めると同時に、日本の文化・歴史を他国の学生に知ってもらい、世界に広めることに励んでおります。そのために、最近では、英語、中国語といった言語のスキルアップ、日本の歴史・文化の知識習得、他国の価値観・宗教に対する知識習得に取り組んでいます。さらに、言語を超えてよりよい関係の構築のため、コーチングにも興味をもって学習しています。

慶應義塾の良いところは?

慶應義塾のよいところは、慶應義塾のために力をあわせることを厭わない、慶應義塾を愛する在校生、卒業生が沢山いることだと思っております。
早慶戦に参加した際には幅広い年齢層の方が駆けつけて、一緒になって慶應を応援している光景をみて、社中のつながりの強さに感激しました。また、同期の友人、先輩、後輩には、社会の課題のために自分が貢献できることを模索し、実現しようと努力している人が多く、そのような人たちに囲まれた、よい刺激を与えてくれる環境で生活を送れることが慶應義塾のとても良いところだと思います。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

地方創生のためのボランティア活動を始めたいと思っております。私は和歌山県出身で、これまで少子高齢化や経済の衰退などを目の当たりにしてきました。一方で、上京し、地元を離れたことで、地方には都会にはない魅力が沢山あることにも気づきました。その魅力を広めていくためにも、地方の活性化は必要不可欠なことだと考えております。衰退するにつれて魅力もどんどんと消えかけていると感じるからです。“ないもの”ではなく、“あるもの”に目をむけて、それらを大切にし、活用することで地方の発展と存続をはかっていきたいと思っています。

卒業後の進路、将来の夢は?

弁護士になり、日本企業の海外進出をサポートしたいと思っています。グローバル化や技術の発展が進み、これからますます企業が事業規模を海外まで広げる必要が高まっていると感じています。日本には誇るべき技術を持っている一方で、海外企業の日本市場への進出により経営が困難になっている企業がたくさんあります。そのような企業が海外に進出し、ビジネスチャンスを掴むことは、今後の日本の発展には必要不可欠であるとも思います。しかし、海外で事業を行う際には法務が国によって異なるというハードルがあります。その障害を除去し、トラブルなく企業が海外で活躍できるように弁護士としてサポートすることで社会に貢献したいと考えております。

鹿児島県出身 薬学部1年

維持会奨学生として思うことは?

維持会奨学生として、また、薬学部に学ぶものとして、「実学」の大切さを常に意識して、将来社会の役に立つような学問をしたいと考えております。薬学は、創薬などを通して、たくさんのひとを助けられる可能性を秘めた学問です。この慶應義塾大学で、薬学について学べることを誇りに思います。また、奨学生として認められたからには、責任をもって、模範となりうるような学生生活を送る必要性をますます感じております。ルールだけでなく、マナーやモラルも慶應義塾生と名乗って恥ずかしくない生活を送っていきたいです。塾生に対する注意喚起などにもきちんと目を通し、友人たちにも働きかけるようにしようと思います。

一番興味のある授業は?

今もっとも興味があり、楽しいと感じている授業は、早期体験実習です。この授業では、将来創薬研究にかかわる私たちのために、実際にあらゆる活動を行います。講義だけでなく、製薬企業を見学させていただいたり、実際に化学物質を合成したりしています。社会に出て大学で学んだことをいかして活躍されている先輩方のお話もきくことができ、私も後に続かなければならないと身の引き締まる思いです。実験においては、実験に対するときの心構えを学ぶことができます。薬と毒は紙一重というくらいですから、危険を伴っているのだという緊張感を常に忘れないようにしなければならないのだとわかりました。自分が将来何をしたいのかを、具体的に考えられるいい機会となっています。

課外活動で力を入れていることは?

課外活動では、ステップスミュージカルカンパニーといって、ミュージカルを行うサークルに所属しております。つい先日、サークルの一部の人と劇団四季さんのダンスセミナーに参加させていただき、劇団の方々の指導の下、実際にミュージカルの一場面を再現するという貴重な体験をさせていただきました。一番力を入れているのは「自己表現」です。自分を表現することはとても勇気がいることで、最初はすぐに委縮してしまっていましたが、活動を通して、自分を表現することの難しさだけでなく、楽しさも少しずつわかるようになってきました。まだあまり公演などには参加できていませんが、先輩方のようにもっと自然に自分を表現できるようになっていきたいと思っています。

慶應義塾の良いところは?

慶應義塾のよいところは、みなさんが気持ちよく接してくれるところです。私は地方の出身で、まだ少し方言を気がつかずに使ってしまうこともあります。最初は都会の人たちになじめるかどうか不安でしたが、だれも私の方言を馬鹿にしたりせず、すてきだと言ってくれました。初めて会った人でも、気さくに話してくれる方が多いところがとても好きです。また、あらゆる場面で福澤先生のお言葉が引用され、心に響くものが多いだけに、とてもいい雰囲気の環境がつくられているのではないかと感じます。私は「女のくせに」と言われることが悔しくてたまらなかったので、先生の男女平等のお考えに強く惹かれております。先生が奥様をあの時代にさん付けで呼んでいらしたというのが、私のとても好きな逸話です。

今後、学生生活でチャレンジしたいことは?

今後は、海外での活動にチャレンジしたいと考えております。今までは、学費による両親への負担を考えて、海外での活動にかかる費用のことなども考えてしまい、どうしてもしり込みしてしまっていました。奨学金を学費にあてられることになり、両親に海外での活動に参加したいと打ち明けることができ、両親も機会があるならぜひがんばりなさいと言ってくれました。薬学の研究は、日本だけにとじこもってやれることではないのだということを、これまでの授業で幾度となく感じてきました。製薬企業の現状も、日本と世界とでは大きな差がありますし、日本では大きい製薬企業も、世界規模でみるとあまりぱっとしないということもありました。世界中に視野を広げられる人間になりたいと思います。

卒業後の進路、将来の夢は?

将来はなにより人々の役に立ちたいです。今は、やはり高校時代から、遺伝子発現のほれぼれするような精巧な仕組みに魅せられ、遺伝子にかかわる研究がしたいと考えていたこともあり、テーラーメイド薬物療法に興味をもっています。遺伝子を調べることで、患者さんひとりひとりにあったぴったりの薬を処方することができ、副作用を軽減することが可能になる、というようなものです。もちろん遺伝子だけでなく、患者さんの後天的な体質なども考える必要があり、大変なことだとは思いますが、とてもやりがいのあることだと思います。私の姉は肌があまり強くなく、薬の副作用で肌がただれたようになってしまったことがあります。そういった人が少しでも減るような、そういった研究に将来は携わりたいです。がんばります。