神奈川県出身

神奈川県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2020年度)
総計
84名

この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき誠にありがとうございます。維持会の先輩方からのご支援を賜ることで勉学に没頭することができ、家族一同心より感謝申し上げます。以下、奨学金を申請させていただいた経緯と現状のご報告、そして今後の学生生活について申し上げます。
フリーランスで映像・出版のプロデュースをおこなっていた父は2年前交通事故に遭い、全身打撲・クモ膜下出血・両膝靭帯損傷・両手首骨折という重傷を負い、2年以上もの休業を余儀なくされております。そして依然として体が不自由ではあるものの、今年3月から仕事に復帰する予定でした。しかし、コロナウイルスの世界的な蔓延に伴い、映像・出版業界の仕事が滞ってしまい、収入の激減した状態が現在まで続いております。この負の連鎖に伴う経済的困窮により、家族一同精神的に疲弊し先の見えぬ不安に苛まれておりました。こうした状況を斟酌いただき、高額な給付金をご支援くださったことは、大学生活のみならず、日常生活への希望に繋がりました。そしてそれは、学業に専念しながらアルバイトに従事して懸命に生きるという確固たる意志へと結びつきました。
私は2年次に英米文学専攻へと進学し、言語学を学びたいと思っております。そのためにも1年生の間に言語学の講義をできる限り多様に履修し、またその講義に関連した文献を熟読しておりました。具体的には、社会言語学という分野に最も関心を抱きました。社会言語学とは、地域間や身分差などにおける言語使用の差異やその社会的・文化的背景を学ぶといった学問領域であり、その学習経験は私自身の言語運用能力の向上と言語に対する多角的な視点の涵養に繋がると期待しております。そしてこのような言語に関する能力はコミュニケーション活動において、ひいては今後の人間関係や社会人としての意思疎通において非常に有用であると思います。また、異文化の理解という観点では、留学を大学生活における目標の一つに据えております。言語能力を前提として、異なる文化的・社会的背景をもつ他者とどのように意思疎通をおこなうか、そしてそこで生じうる困難にどのように対応するかといった実践的な学びこそが、私の学問への探求をより有意義なものにすると信じております。
慶應義塾維持会の奨学生として常に自覚を持ち、引き続き熱意をもって勉学に精励する所存にございます。

神奈川県出身 文学部1年(2020年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、ありがとうございました。神奈川県出身であるのにも関わらず、奨学生として推薦していただいた維持会の皆様には本当に感謝しております。
私は、奨学金を医学部の学費に使わせていただきたく、慶應義塾維持会奨学金に応募いたしました。私は親族に医師がいるような裕福な家庭ではなく、父親がサラリーマンである一般的な家庭に生まれたのですが、幼い頃から家庭の収入は決して十分にあったと言えず、常に周りの同級生よりも不自由な生活を送っていました。特に、高校生の時は、経済的な理由から塾に通うことができず、満足に参考書も買うことができなかったため、慶應義塾大学の医学部へ進学するために一人で黙々と勉強しなければなりませんでした。とても苦労しましたが、この努力が実り、慶應義塾大学医学部に進学できたことは嬉しかった一方、医学部の膨大な学費は、自力で工面することが難しいというのが現状です。そして、この現状に追い打ちをかけるように、母が体調を崩してしまい、現在も療養しているため、家計は以前よりも一層苦しいものとなってしまいました。このように、医学部へ通うには難しい現状の中で慶應義塾維持会の皆様に支援していただけることが決定したため、家族一同大変喜ばしく思うと同時に、維持会の先輩方の期待に応えられるよう高い志で勉学に励もうと身の引き締まる思いで日々生活しております。
私は将来、国際的に活躍できる医師になろうと考えています。昨年、外務省の支援でワシントンD.C.に派遣された際、初めて異文化を肌で感じることができ、競争力の激しい国際化社会で日本が成長し続けるためには、もっと国際的に活躍できる人材にならなければいけないと確信しました。特に、日本の医療水準は世界トップレベルであることを活かし、日本の医療で世界中に貢献できれば、世界中の人々の健康や幸せを守ることができると思っております。私はまだ1年生なので、研究医になるか、臨床の道に進むかは決めていませんが、日本の医療を世界に届けられる国際的な医師になるために、6年間の大学生活では幅広い診療科を学んでいきたいと思います。
最後になりますが、ご支援くださる慶應義塾維持会の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

神奈川県出身 医学部1年(2020年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。地方高校出身者が優先される中で、首都圏に住んでいる私を採用していただいたことにつきましても大変感謝をしております。現在、私の母は台湾で祖母の介護をしており、父は嘱託社員として働いております。収入源が父と私のアルバイトのみとなっており、その中から台湾への仕送りや生活費などを捻出していたため、両親の老後の貯蓄を切り崩し、教育ローンを借りて学費を賄っておりました。ローンを返すためには私自身がアルバイトを増やす他ないのですが、そうなれば自分の勉強や研究に時間を割くことができず、大変困っておりました。その中で今回奨学生として採用していただいたため、家族一同、安堵と感謝の気持ちで一杯です。
私は現在、総合政策学部に所属しており、中国研究をする研究会で台湾について研究をしております。私自身が日本と台湾のハーフであり、自分のもう一つの母国である台湾について理解を深めたいと思ったため研究を始めました。具体的には台湾のアイデンティティについて研究をしております。日本ではナショナルアイデンティティというものはあまり議論されませんが、台湾では中国や日本との歴史的関係が深く、そのアイデンティティは一言では言い表せないとても複雑なものです。また、年代によってもその内容は変化しており、現在の若者が台湾についてどう考えているのか、自らのアイデンティティをどう位置付けているのか、それを外部にどう主張しているのかを考察することが私の研究内容になっております。現在は、学生デモを通して考察する台湾のナショナルアイデンティティについての卒業論文を執筆している最中です。研究会に所属した2年半、そして大学生活を締めくくる集大成として試行錯誤しながら納得のいく論文を完成させる次第です。
慶應義塾維持会の皆様のおかげをもちまして金銭面の不安を感じずに勉学に全うすることができます。塾生としての誇りを胸に、残りの学生生活も気を引き締めて過ごしていきたいと考えております。改めまして、奨学生として採用していただきましたことにお礼を申し上げますとともに、慶應義塾維持会の益々の発展をお祈り申し上げます。

神奈川県出身 総合政策学部4年(2020年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。