維持会奨学生からのメッセージ ー宮崎県出身

宮崎県出身

この度は、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私はもちろんのこと、家族も大変喜んでおります。維持会奨学金を支えてくださっている皆様のご支援とご厚意に心より御礼申し上げます。
私は貴会の奨学金を、全額今年度の学費に充てさせていただきます。家計が苦しいのは承知しておりますので、私生活では倹約に努めておりますが、部活など日々の学校生活にかかるお金は少なくありません。入学前はアルバイトを掛け持ちして学費の一部を賄うつもりでした。しかし、いざ入学してみると、勉強についていきながら、交流の輪を広げられる塾内の活動に積極的に参加するためには、アルバイトの時間は非常に限られていることが分かりました。もし昨年度、維持会の皆様からの奨学金をいただけなかったら、勉強と部活で忙しい充実した塾生生活を送ることなど到底できず、アルバイトに追われる日々を送っていたと思います。
私は昨年度入学してからこれまで、体育実技科目やGICを含む一般教養科目をできるだけ多く履修し、各科目のスペシャリストである先生方に教えていただきながら、学部学年を超えた友人を数多く作ることもできました。授業以外の場においても、所属している理工学部體育會水泳部や漢方部の活動、GICで企画されたイベントに積極的に参加させていただき、留学生や帰国子女を含む実に多様なバックグラウンドを持つ塾生とたくさん関わることができました。また、理工学部體育會水泳部の活動を通し、同じく多様で興味深い経歴を持った塾員の方々ともたくさん交流させていただきました。
本年度も、維持会の皆さまのご支援によって学費の負担が大幅に軽減されることで、今後もアルバイトを掛け持ちすることなく、部活の朝練終了後は質の高い授業を受け、放課後や休日は、課題・復習・予習に時間を費やし自分の知識・能力を確実なものにできるほか、ボランティアなど、交流の輪を広げさらには自分の視野を広げるための活動に参加することができます。私がこのような非常に充実した毎日を過ごせるのは、まさに維持会の皆様のおかげです。この感謝の気持ちをどんなときも忘れることなく、ここ慶應義塾で学ぶことができることに誇りを持ち、今後も努力を重ねてまいりたいと思います。

宮崎県出身 薬学部2年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私はもちろんのこと、家族も大変喜んでおります。維持会奨学金を支えてくださっている皆様のご支援とご厚意に心より御礼申し上げます。
私は進学先の大学を選ぶにあたって、理系の私立大学は学費などが国立大学に比べてかなり高いため、入学することはできないだろうと諦めておりました。しかし、慶應義塾大学と国立大学双方のオンラインキャンパスツアーやパンフレットを比較したところ、慶應義塾の方が、優れた研究課題に取り組む傍ら、和気藹々と課外活動にも取り組んでおられる先輩方が多いという印象を受け、さらに私が最重要視していた人とのつながりも慶應義塾の方が広くて強く、学校生活がとても楽しそうでした。とはいえ、私の家計のことを考えるとなかなか両親にもそのことを言い出せず、学費等の分納期限前々日になってようやく両親に打ち明けました。そして母の後押しもあり、国立大学ではなく、慶應義塾大学へ進学できることになりました。
入学して2ヶ月が経ちましたが、慶應義塾大学では、早い段階から最新の設備を駆使して、素晴らしい先生方のもとで、レベルの高い先輩方・同期と日々切磋琢磨できる環境が整っていることを実感しております。先日のアスピリンの合成実験でも、自分たちで合成したアスピリンを核磁気実験装置を用いて確認致しました。必修科目の英語の授業では1年生の春学期から既に、薬学の専門用語を全て英語で教えていただき、将来国内外を問わず創薬につながる研究に取り組みたいと考えております私にとっては非常にありがたい限りと感じております。
家計が苦しいのは承知しておりますので私生活では倹約に努めておりますが、部活など日々の学校生活にかかるお金もあるため、当初はアルバイトを掛け持ちする予定でした。維持会の皆さまのご支援によって学費の負担が大幅に軽減され、今後もアルバイトを掛け持ちすることなく、部活の朝練に始まり、質の高い授業を受け、課題・復習・予習に時間を費やすことができる望ましい毎日を過ごせることに感謝の気持ちでいっぱいです。私の充実した学校生活が維持会の皆様のおかげで成り立っていることを常に意識し、ここ慶應義塾で学ぶことができることに誇りを持ち、今後も努力を重ねてまいりたいと思います。

宮崎県出身 薬学部1年(2022年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございました。採用の報を受け家族一同、心より感謝しております。
私の家庭は、父の失業をきっかけに大学進学さえ危ぶまれる状況にありました。地元は九州ですので、本学に通うためには一人暮らしが必須となります。費用の面により、一度は進学を諦めようと考えたこともありました。しかし、私は研究者となる夢を諦めきれませんでした。そのような私の姿をみて両親は、「あなたの人生を思う存分に歩みなさい。」と快く送り出してくれました。きっと内心はかなりの葛藤があったことと思います。それでも送り出してくれた両親のために、自身にできることを必死に取り組んでおります。金銭面では、アルバイトはもちろんのこと、本奨学金を含む奨学金の受給を目指して精進しております。学業面では、最大限本学の学びを吸収するべく学習計画を綿密に立てました。その結果、1.2年次は履修上限いっぱいの単位を全て取得することができました。1年次は一般教養を中心に広い分野に取り組み、2年次は専攻している心理学の基礎を身につけていきました。この期間につきましても、維持会の皆様のご支援あっての学びです。そして、3年次となり専門的な講義も増えてきました。特に、ゼミでは卒業論文を見据えて先行研究を読み、発表するようになりました。実験デザインを考えつつ、これまでの研究の歩みを辿ることはとてもわくわくします。準備に時間を要する講義が増え忙しい日々となりましたが、学問的刺激にあふれた日々はとても有意義です。
末筆ながら慶應義塾維持会奨学生として採用していただいたこと、重ねて感謝申し上げます。ご支援いただいて、3年目となりました。感謝の気持ちと塾員としての誇りを胸に、今後よりいっそう精進してまいります。

宮崎県出身 文学部3年(2022年度)


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