佐賀県出身

佐賀県出身

維持会奨学金採用状況(2007~2019年度)
総計
9名

拝啓 この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。平素よりご支援くださっている維持会員の皆さまに深謝いたします。
思い返せば期待に胸を膨らませつつ、はるばる佐賀県から上京して3年が経ちますが、常に両親の経済的負担が頭から離れない日々を送って参りました。勿論これまでにアルバイトをしたり、日々の生活で節約を心がけたり、私にできることに努めてきたつもりです。しかし、本年度より弟が私立高校に進学することになり、家計負担が増大してしまいました。加えて、私は大学院進学を希望していますが、アルバイトに時間を割きながら試験勉強する苦しさを感じていたところです。こうした状況にあって、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、感謝の念に堪えません。残りの大学生活を大切に過ごしてゆきたいと思います。
そして、維持会員の皆さまのご厚志に報いるためにも、勉学・研究にさらに邁進して参りたいと考えています。私の研究対象は大学・高等教育の歴史です。具体的には1990年代以降のアメリカにおけるリベラル・アーツやリベラル・エデュケイションに関する議論の流れを丁寧にたどり、その思想史を紡ぎあげようと試みています。
ふりかえってみると、1991年は大学設置基準の大綱化以降、日本では大学改革の時代がやってきたと言われています。新しい時代に必要な「よりよい」高等教育のためには改革が必要だ、という大合唱が20年以上も続く一方で、その大きな声にかき消されるように、改革の方向性が見えにくくなってきていると感じている関係者は少なくないはずです。そうした動向に対して遠回りな方略ではありますが、私のアメリカ研究が示唆を与えるものになればと願っています。
大学院進学を見据え、私の探究はつづきます。歩みの遅い塾生ではありますが、この度の感謝の気持ちを忘れずに、一歩一歩進んで参る所存です。

佐賀県出身 文学部4年(2019年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、心より深く感謝申し上げます。私は5人兄弟で、長男の兄が美術大学へ進み、私まで私立大学への進学を希望したことが両親にとっては想定外だったようですが、望む勉強ができるならと快く入学を祝ってくれ、陰で通帳を眺める姿に何とかしたいと思っていました。次男の兄は宮崎で国立大学ですが、自宅外のため、コンビニの夜勤アルバイトをしていても、地方で時給が低く、仕送りが欠かせないようです。また、三男の弟は全国大会に出場するサッカー部で、県立高校ではありますが、部費や遠征費と出費がありますし、末っ子の弟は乳児期に手を火傷し、昨年末に2回目の皮膚移植手術をして、手術代と入院費用の出費もありました。このような状況の中でしたので、今回、採用していただいたことを両親に伝えましたら、とても維持会へ感謝しており、くれぐれも頂いたお金を無駄にしないよう言い聞かせられました。母はダブルワークをしており、更に日数を増やすつもりのようだったので、少しでも負担を減らせるよう生活費や授業費に充てさせていただきます。
学業に関しましては、慶應義塾での学びが非常に充実していて、周りの人から日々刺激を受けながら、楽しく受講しています。私は老年看護の分野に興味があり、これから高齢者が増加する中で、看護ケアの重要さを大切に思っており、患者さんにとって、闘病する中でもベストな生活を送っていただくためのサポートをしたいと考えています。そのために、これから本学で勉学と実習に励んでいき、知識と技術をしっかりと身につけていく所存です。また、学校生活ではサークル活動にも参加し、大学生のうちにしか出来ないことを数多く体験したり、同級生、先輩を問わず、いろいろな方と知り合って、コミュニケーション力を高めたり、まだまだ視野が狭いので、いろいろな考え方を知り、人間的にも成長できたらと思います。
最後になりますが、重ねて慶應義塾維持会の方々には本当にありがとうございました。私は、慶應義塾の一員としても奨学生としても恥じぬよう、懸命に勉学に励みます。そして、将来、必ず看護の面から本学に貢献し、恩返しをしていきますので、今後もよろしくお願いいたします。

佐賀県出身 看護医療学部1年(2018年度)


この度、慶應義塾維持会奨学金をいただくことができ、深く感謝申し上げます。私は、入学以来、貸与奨学金と実家からの仕送りにより学業を続けてまいりましたが、今後の仕送りの継続が心もとなくなってきております。父は長年、自衛官として働いておりましたが、東日本大震災に際し、被災地に派遣され、救助価値道に当たりました。原子力発電所に近い危険な地域で活動し、帰った直後、病を発症いたしました。膠原病強皮症、間質性肺炎により、呼吸器障害となり、自衛官を退官後、自宅で酸素療法をしつつ、療養生活を続けております。治癒の望みはなく、今後、仕事につくことはできません。母も、そんな父と、車椅子の祖父の看病のため、ほとんど働くことができません。そのような家庭状況の中からも、仕送りを続けてくれておりましたが、これを卒業まで続けてもらうのは困難と考え、維持会奨学金に応募させていただきました。今後は、この奨学金を学費に充て、ますます学業に励みたいと考えています。具体的には、私は将来的に、渉外業務に携わる弁護士として活躍したいという思いがあり、そのために法律と語学の勉強により一層力を入れたいと考えております。また、可能であれば慶應義塾の派遣交換留学制度を利用し、長期留学も経験してみたいとも考えております。他国の法律に対する理解と語学力を磨くうえで、この留学という選択肢はこの上ないものであると感じているためです。これらの目標の最大の障害は金銭面でしたが、維持会奨学金の受給が決まったことにより負担が軽減され、目標へ向け勉学に励む環境が整いました。この大きな支援に感謝しつつ、ますます学業に励み、法律や語学を深く学び、将来の目標に目を向け、これからの日本に貢献できる人材となりたいと願ってやみません。そして卒業後は社会と母校と両親に恩返しできる人間になりたいと考えております。今後の精進を誓い、お礼の言葉とさせていただきます。

佐賀県出身 法学部2年(2015年度)


奨学生のメッセージ 奨学生の出身地別に掲載しています。