維持会奨学生からのメッセージ ー愛知県出身

愛知県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用して頂き、誠にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。このような恵まれた環境に身を置けることを嬉しく思います。家族や祖父母を含め、様々な方々に支えて頂けていることを幸せに感じます。学生生活も残り1年を切ってしまいましたが、独立自尊の意識を持ちながら今まで以上に自分自身と向き合っていきたいと思っております。
私は看護の根本である「自然治癒力を最大限に引き出す」という点を非常に魅力的に感じ、看護医療学部に入学しました。当学部で学んで三年以上が経ちますが、やはり看護学はとても魅力的な学問だと感じます。3年次秋学期の実習では、実際に患者さんと関係性を築いていく中で、患者さんは単に「病気のある人」ではなく「それぞれの人生を生きている人」だということを実感することができました。実習を通して自身の看護観として、常に患者さんの意思を尊重しながら退院後も患者さんが満足して豊かに暮らすことのできる看護を提供することを確立するようになりました。
私の将来の目標は、看護職の活躍の場を広げることです。「自然治癒力を最大限に引き出す」スペシャリストである看護職は今現在、看護師や助産師として病院やクリニックで働いたり、保健師として行政機関で働いたりすることが主です。しかし私は、他にも活躍できる場は多くあると考えます。実際に私は、ウェアラブル機器のアプリ企画兼ライター業務をインターン生として行なった経験があります。ユーザーが健康的な生活習慣を維持できるようになるためにはどうアプローチをしたら良いのか考える上で、学部で学んでいることが役立っていると感じます。看護職がやりがいを持って楽しく働き続けるために、どうキャリアを積んでいくことができるのか、広い視野で物事を捉えながら考えていきたいです。
4月からは看護師として大学病院で働くことが決まりました。慶應義塾大学で学ばせていただいているからには社会に大きく貢献できる人間になります。人生100年時代を、やりがいを感じ楽しみながら生涯働き続けていきたいと思っております。この御恩を忘れずに、今は支援される側ですが、いつかは自分と同じような学生を支援する側となれますよう精進して参ります。改めまして、この度は誠にありがとうございます。

愛知県出身 看護医療学部4年(2023年度)


この度は慶應義塾維持会の奨学金に採用していただき誠にありがとうございました。現在、私は実家の愛知県を離れて一人暮らしをしながら大学生活を行っています。私には私立大学生の弟が2人、高校生の弟が1人おり、私たち4人兄弟にかかる学費、生活費はとても高く、働いている母親一人ですべてを賄うことが困難な状況にありました。そのため私も自分でお金を稼がなければならないためアルバイトをしています。ただそのような状況において、アルバイトとサークル、勉強を両立させることは厳しく、勉学に十分な時間を割くことが難しくありました。こうした状況下で、慶應義塾維持会奨学金に採用していただけたことは本当にうれしく、とても感謝しています。
私は機械工学科に所属しており、この4月から4年生へと進学しました。そのため、入学当初からずっと待ち望んでいた研究活動がついに始まり、とても充実した研究生活を送っています。私の研究では双安定構造というものに着目し、それを利用した音響フィルタデバイスの開発を行っています。研究では3Dプリンタやシミュレーションソフトなどを用いて自分の考えた設計物を実際に製作し、解析を行っています。今までの大学の講義とは違い、自分で計画を立て、試行錯誤しながら研究を進めていくので、とても新鮮で非常に面白いです。また研究室の先輩から装置の使い方を教わったり、自身の研究についてアドバイスをもらったりする機会もあるので、非常に楽しく研究することができています。まだまだ始まったばかりですが、もうすでに研究生活が楽しくてしょうがないです。今後は学会に論文を提出し、発表する機会も予定されているので、そこで結果を残せるようにしっかりと研究計画を立て頑張っていきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響が弱まってきたことにより、2023年の大学生活ではより活発に活動できるようになりました。私がこの慶應義塾に入学した時から続いていた新型コロナウイルスの影響がついに緩和され、今まで待ち望んでいた研究活動を、思う存分できるようになりました。このチャンスを生かし、2023年は今まで以上に研究活動、サークル活動を両立させ、自分の将来につなげていきたいと思います。そして最終的には自分が慶應義塾の一員として、社会のリーダーとして引っ張っていけるように日々頑張りたいと思います。

愛知県出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金にご採用いただき誠にありがとうございます。慶應義塾維持会の皆様から大変温かいご支援をいただけることとなり、この上なく感謝をしております。慶應義塾維持会の皆様のご期待を受ける身であることを自覚しながら日々学業始め諸活動に邁進していく次第でございます。
私は、大学3年次に進級して以来、統計解析を用いたデータ・サイエンスを主に専攻しております。ITやテクノロジーが進歩する現代において情報処理の持つ意義は非常に大きく、現在取り組んでいる研究内容は社会にとって重要なものと認識しています。ゆえに、博識な教授方や優秀な学生とそのような研究に打ち込める慶應義塾大学の学習環境には大変感謝しております。また、専攻内容に関わらず大学にて用意されている授業はどれも有意義で、分野にとらわれない履修を行うことで積極的な学習を心がけています。
以上の取り組み等を基に、私は国家公務員総合職になることを目標に据えています。国家公務員は多くの国民に影響を与える国家行政に携わり、その性質上豊富な知識だけではなく、人間性といった総合的な能力や要素が不可欠です。ゆえに、私は上記の学習に留まらず、多様な価値観が集う大学での関わりも重要視しています。そのため、この機会を最大限活用して価値観やスキルを磨きたいと考えています。
課外活動としては、現在所属しているオーケストラにおいて学生指揮者の任を引き受けるなどの活動をしています。特性の異なる楽器や演奏者をまとめ上げることは想像以上に大変で、腐心することもありますが多くの学びをもらいながら取り組んでいます。演奏者としてはバイオリンを担当し、様々な曲の合奏を行うことに充実感を感じています。
最後になりますが、以上の様な学生生活を心配なく送れているのは慶應義塾維持会の皆様の並々ならぬご厚意によるものです。家計が急変することに少なからず不安を抱いておりましたが、様々なご支援を賜ることで不安なく大学生活に集中できることとなりました。この機会にいただいたご恩とご期待を忘れることなく義塾を大いに盛り上げ、また、自らも将来義塾へと還元できるような人となれるよう精進していきたいと強く考えております。改めて、貴重な機会をいただけることに心より感謝申し上げます。

愛知県出身 経済学部3年(2023年度)


Page Top