維持会奨学生からのメッセージ ー秋田県出身

秋田県出身

このたびは奨学金をご支給賜り誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。いただいたご支援は、私の学業や将来の目標に向けての大きな励みとなっております。
私は大学で、中国、ロシア、北朝鮮などの日本と複雑な関係を持つ国々の政治体制や歴史、文化を積極的に学んでおります。特に北朝鮮による拉致問題は日本にとって非常に重要な課題であり、全国協議会「救う会」の国際セミナーや署名活動に参加し、一人でも多くの被害者が救出されることを願い、社会的な理解を深める努力を続けております。また、第二外国語として学んでいるロシア語にも力を入れており、語学技能検定2級の取得を目指して日々勉強に励んでおります。ロシア語の習得は、単に言葉を覚えるだけでなく、ロシアやその周辺諸国の文化や政治、歴史に対する理解も深め、将来的には日本とロシア、そして北朝鮮との対話や交渉に貢献できると信じております。特に、近年ロシアと北朝鮮の関係が良好であることから、ロシアを仲介者として拉致問題の解決に役立てる可能性が高いと考えており、そのためにも日本とロシアの信頼回復に向けて、言語面での架け橋となることを目標にしております。
学生生活では、語学学習に加え、練馬区ローラースポーツ連盟に所属しローラースケートの練習を通じて、体力や協調性、継続力を養っております。これらの経験は、自己管理能力や努力の重要性を改めて実感させてくれます。また、趣味の日本舞踊や茶道を通じて日本の伝統文化に触れることも、学びの幅を広げる貴重な時間となっております。
私は、これらの学びや経験を糧に、将来は日本と関係諸国の間で信頼関係を築き、国際社会に貢献できる人材になることを目指しております。特に拉致問題の解決という大きな夢を持ち、少しでも社会に役立つ活動を続けていきたいと考えております。このような私の志や学びを支えてくださる奨学金のご支援に、改めて深く感謝申し上げます。いただいたご厚意を無駄にせぬよう、今後も学業に励み、社会に貢献できる人間へと成長していく決意です。引き続きよろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

秋田県出身 法学部2年(2025年度)


このたび、慶應義塾維持会奨学金の受給者に選ばれましたことを、まずは心から感謝申し上げます。維持会員の皆様、そして維持会を支援してくださる皆様のおかげで、私たち維持会奨学生は夢を追い求め、学業に励むことができます。
私は、中学三年生の時に父を亡くし、以来母の収入だけで生計を立てておりますが、高校三年生の妹も大学進学を希望しているため、経済的に困難な状況にあります。そのような状況の中で、維持会奨学金をいただけることにより、学費への心配が軽減され、安心して勉学に専念できるようになりました。
今後の学生生活で頑張りたいことは、大学一年次に興味を持ったマーケティングやマネジメントの分野をさらに深掘りして学習することです。学業以外では、現在所属している野球サークルでの活動を通じて健康を維持し、チームワークやリーダーシップのスキルを養うことも目標です。また、ビジネスの世界にも興味を持っており、起業家としてのキャリアを築きたいと考えているため、起業系のサークルにも参加し、ビジネスに関する知識やスキルを磨こうと考えています。
さらに、私は英語の資格取得や留学も検討しています。英語は国際的なビジネスや交流において不可欠なスキルであり、キャリアにおいても重要な役割を果たすと考えています。TOEICやIELTSなどの目標スコア取得を目指し、英語力を向上させるとともに、異文化を体験し、国際的な視野を広げるために留学に参加したいと考えています。
今後は、維持会奨学生としての自覚を持ち、学業だけでなく、課外活動や日常の所作においても維持会のご支援に恥じないよう心がけてまいります。また、このご恩に報いるために有意義な学生生活を全うし、将来は社会に貢献できる人材となるべく自己研鑽に努めていく所存です。
改めまして、維持会の皆様や、その関係者の皆様に、今一度深く感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

秋田県出身 商学部2年(2024年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。ご支援してくださる慶應義塾維持会のみなさまに心より感謝申し上げます。
私は、高校3年時に自身のキャリアを考え慶應義塾大学を目指すことを決意しました。現役では不合格だったものの、一年間親元を離れ予備校に通い、力をつけ、やっとの思いで合格することができました。当時、経済的に貧しかったにも関わらず、「一番行きたい大学に行きなさい」と背中を押してくれた両親には、感謝してもしきれません。現在も一人暮らしをしており、両親には経済的に大きな負担をかけています。そのため、この度、奨学生として採用していただき、みなさまのご支援賜わりますとともに、引き続き慶應義塾での学びを続けられますことを大変嬉しく思います。
現在私は3年生であり、ゼミ、サークル、就活と、学生生活で最も忙しく重要な時期にいると感じております。ゼミでは、「未来の日本型雇用」をテーマに、日本雇用の本質的な課題を捉え、先行事例調査や海外比較を通して、政策提言をしていく活動を行っております。また、サークルでは慶應義塾公認団体である「花火師会」の代表を務め、イベント企画や花火打ち上げ活動に尽力しております。7月に行われる七夕祭では、花火玉の値上がり等によって、例年と同様の規模で打ち上げることが難しい状況にあります。そんな状況の中でも、来てくださる方々に花火を楽しんでもらえるよう、チームで協力し、創意工夫を重ねながら全力で取り組んでおります。
加えて、就活も始まり、自身の将来について考える機会が増えたとともに、これまでの日々を振り返る機会も増えました。そんな中考えるのは、「あの時、慶應義塾を目指す決断をしてよかった」ということです。この二年間、さまざまな環境で、色々な人と出会い、多様な価値観に触れてきました。学業においても、レベルの高い教員の方々や学生と学びを深めることで大きく成長できたと感じております。この経験は、一生の糧になると確信しているとともに、慶應義塾でしか得られなかった学びだと考えております。今後もこれ以上ない環境で学ぶことができるのは、慶應義塾維持会のみなさまのご支援あってこそです。残りの2年間も、高い志と深い感謝を忘れず、目標に向かって努力し続ける所存です。
最後になりますが、改めまして、今回奨学生として採用していただきましたことを感謝申し上げるとともに、慶應義塾維持会のみなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

秋田県出身 総合政策学部3年(2024年度)