維持会奨学生からのメッセージ ー福井県出身

福井県出身

この度は慶應義塾大学の奨学生として採用してくださったこと心より厚く御礼申し上げますとともに、貴維持会の多大なるご支援に深く感謝致します。歴史ある慶應義塾維持会の皆様に学生生活をサポートして頂けること、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として選んで頂けたことを、心から光栄に思います。私は福井県出身であり、周りの友達の多くは近場の関西方面の大学に進学する中、両親は私の慶應義塾大学へ行きたいという想いを尊重し、東京へ送り出してくれました。東京の私立大学に進学することで、家計への負担が大きくなることを懸念していましたが、御奨学金を頂けたことで、家計の負担も軽減し、より学業やその他の活動に積極的に取り組むことが出来ることを確信しております。深く感謝申し上げます。慶應義塾維持会の奨学生として相応しい、立派な塾生であれるよう、これからも引き続き精進して参ります。上京してから約二か月半が経ち、大学生活にもそろそろ慣れてきました。現在、大学の授業で特に力を入れていることは、スペイン語学習です。インテンシブコースに入り、週四回スペイン語学習に励んでいます。私は将来、国連やジャイカなどの国際機関に入り、途上国に対する支援を行いたいと考えており、その夢を叶えることに繋がるであろうSALというサークルにも入部しました。このサークルでは、国内外で起こる様々な諸問題に焦点を当て、色々なプロジェクトに分かれて活動を行います。そのサークルで国際協力に必要な多角的な視野を身に付け、将来に活かしたいと考えています。入学したての頃から早二か月が経ってしまったように、大学四年間は長いようで本当に短いのだということを常に念頭に置き、一分一秒を大切に有益なものとしながら、大学生活を送りたいと考えています。この四年間で様々な経験をして、将来のビジョンをより明確にし、将来に繋げたいと思います。最後に、慶應義塾維持会の皆様には深く御礼申し上げます。皆様のご支援のおかげで大学生活を送ることが出来ることを常に忘れずに、日々精進して参ります。今後とも何卒よろしくお願い致します。

 福井県出身 法学部1年(2024年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、ありがとうございます。皆様からのご支援のおかげで、充実した学校生活を送ることができております。ご支援に、心より感謝申し上げます。
大学生活も、残り1年となりました。入学した2020年は、コロナ禍でオンライン授業も多い中、対面開催の語学の授業や課外活動を通じて、新たな仲間を見つけられました。大学2年時には、他学部設置の授業や研究所での活動を通し、自分の興味分野の学びを深めることができました。大学3年からは、就職活動が始まり、先輩方に相談に乗っていただく機会も多くありました。現在は、対面授業を通して新たな友人と出会う機会に恵まれており、将来について語り合えるような大事な仲間もできました。慶應義塾大学に入学してから4年間、このように、自分の興味や好奇心を突き詰めることができ、人との出会いにも恵まれたのは、皆様からのご支援のおかげです。感謝しております。
私は将来、人々のニーズや声を掬い上げ社会課題の解決を目指すこと、様々な地域に行き活動することで、自分の世界を広げることの2つを大事に、仕事をしていきたいと考えています。この2つの軸は、大学での研究や授業での経験が基となっています。地域が抱える課題に関心をもち研究する中で、こども食堂の取り組みをする店主の方や、財政圧迫の問題を抱える地方鉄道会社の方にインタビューする機会があり、現場の生の声を聞くことの重要性を感じました。また、同じキャンパスで学ぶ留学生との交流からは、育った環境や文化が違っても、共通の話題や興味を通してお互いの理解を深められることに喜びを感じました。今後も、日本国内にとどまらず海外にも積極的に足を運び、自分とは違う背景をもつ様々な人々との交流を通し、視野を広げて社会に貢献できるよう経験を積みたいと考えています。
最後になりましたが、改めまして、ご支援いただき、感謝しております。皆様からのご支援のおかげで、実り多い学校生活を送ることができました。そして、愛校心が芽生える4年間でした。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

福井県出身 法学部4年(2023年度)


この度は昨年度に引き続き、慶應義塾維持会奨学金に採用していただきありがとうございます。地方出身でかつ就学中の弟がいます私にとって、大学での学費と生活費は大きな負担になります。このように経済的支援をいただけることで、より安心して学生生活を送ることができます。改めて感謝申し上げます。
維持会奨学金は社会人の方の寄付により成り立っています。私は、自らのお金を割いて私たちを支えて下さる方に感謝しつつ、毎日を一層大切に過ごさなければならないと感じています。現在私は学生として特に二つのことに力を入れています。
まず計量経済学・環境経済学です。私は統計データの分析や気候変動問題の解決に興味がありこれらの分野を学んでいます。特に興味深い授業は計量経済学です。計量経済学の特徴は、政策や企業の戦略の有効性をデータと論理的思考を用いて緻密に検証する点にあります。先生は現実での具体例を用いて説明してくださるため、今学んでいることが社会でどのように役立てられているのかを理解できます。この学問の視点や手法は私にとって大変興味深く、より深く学びたいと感じています。所属する研究会では環境政策の実証研究を目指し、計量経済学や環境経済学の基礎を学んでいます。研究会では大学院生の研究発表を聞く機会があり大きな刺激になっています。このように、興味のある環境問題や統計的因果推論の分野について専門的に学ぶことができており、とてもありがたく感じています。
次に即興英語ディベートです。私は高校から大学まで競技として即興英語ディベートをしてきました。平日はサークルで練習し、土日には国内外のディベート大会に出場しています。この競技の面白さは、論題と参加者の多様性にあります。論題の幅は広く、政治・経済・国際関係・倫理観等を扱います。これらの論題に取り組むと、自分の無知を実感すると同時に、もっと広い世界を知りたいという気持ちになります。またこの競技では、海外の学生と議論する機会が多くあります。日本で育ってきた私が、全く違う場所・文化で暮らす人と互いの内容を理解し合うという過程はとても新鮮です。これからも、自分の興味や視野を広げることを楽しみに即興英語ディベートを続けたいと思います。
支えて下さっている方々への感謝を忘れず、これからも毎日を大切に過ごしたいと思います。

福井県出身 経済学部3年(2022年度)