維持会奨学生からのメッセージ ー福島県出身

福島県出身

このたびは、貴会奨学金の奨学生として採用いただき、家族共々心から感謝申し上げます。私はこれまで保証人である父からの学費や下宿費用の援助を受けて学生生活を送っていましたが、一昨年末に父が病気のため4ヶ月間の休職を余儀なくされました。その後、父は復職しましたが、リハビリや体調の影響により病気発症以前のような就労ができず、収入が著しく減少しました。本年度は家計の急激な悪化により学業継続への不安を抱く中で貴会の奨学金に応募いたしました。そして、先日大学から採用のご連絡を頂き不安が解消され、学業が継続できることに大きな喜びを感じています。

私は現在薬学部の研究室で、造血器腫瘍である多発性骨髄腫の新規治療薬開発をテーマに研究に注力しています。多発性骨髄腫は難治性の疾患であり、研究に苦戦することも多々ありますが、自身の取り組みが医療や患者様の役に立てることを夢見て研究に励んでいます。また、昨年度は約半年間にわたる臨床実務実習において、実際に病気の患者様の薬物治療に介入することで、大学の中だけでは学ぶことができない知識や経験を培うことができました。実習においては、末期がんや難病など、現行の医療では救うことができない多くの患者様と関わり、将来はそのような方々の役に立ちたいという想いを抱く貴重な経験をいたしました。そして、今現在の医療で救えない患者様にとって希望となるような画期的な新薬を開発したいと考えるようになり、来年から医薬品業界において新薬開発に携わる進路を歩みます。将来は義塾薬学部出身者として同業界でリーダーシップを発揮し、人類が未だ解決できない社会課題の解決に挑戦します。

また、将来は私も塾員として、貴会の皆様のように塾生の支援をしていきたいと考えています。そして、塾生が経済的な理由で、挑戦したいことに対して萎縮することなく、学生生活を送れる環境を提供することに貢献できればと考えます。

改めまして、奨学生として採用いただき、学業を継続できることに深く感謝申し上げます。末筆ですが、貴会の皆様のご健康と益々のご多幸をお祈り申し上げます。

福島県出身 薬学部6年(2023年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。維持会の皆様のご支援のおかげで、経済的負担が大きく軽減されますことに、家族一同、深く感謝申し上げます。また、感染症による学生生活への制限が緩和されつつある現在、私の活動の範囲も広がり、自分と同じ目標を持つ人だけではなく、自分とは異なる考えを持つ人たちと交流する機会が増え、刺激の多い日々を送っています。その反面で交通費などの出費が多く負担に感じていましたが、皆様のご支援のおかげで、金銭面を不安に思うことなく新たなことに対して委縮することなく挑戦してみることが可能になりました。
こうした維持会の皆様のご支援やご期待に応えるために、私はいっそう明確に学業の目標を持ち、その達成のために努力しなければならないと考えます。
学業については、今年度の春学期からSFCの自然科学系の研究会に所属し、活動をしています。研究会では、今後も積極的に議論に参加し、自分の研究テーマの研究を進めることで知識を深めていきたいと考えています。そして、その知識を資格取得に生かしたいと考えています。
また私は、外部活動にも積極的に参加をしています。法学部政治学科は法律や政治に関する授業だけではなく、経済学や自然科学といった様々な分野の授業があるために、1年間の学習を通して、自分の興味のある分野を見つけることが出来ました。その中でも私は国際問題に興味を持ったため、学生記者として活動をしている上、国際協力のボランティア団体での活動もしています。これらの活動で得た知識や経験を生かして将来は情報を社会に発信できるような職業に就きたいと考えています。
最後に、慶應義塾維持会の奨学生に選んでいただいたことに改めて御礼申し上げます。維持会の皆様からの感謝を忘れずに、より一層学業や外部活動に励みたいと考えております。そして、慶應義塾大学の一員として社会貢献ができるよう努めて参ります。

福島県出身 法学部2年(2022年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用してくださいまして誠にありがとうございます。昨年度に引き続き本奨学金をいただけますこと心より感謝申し上げます。
感染症の猛威は私たちの学生生活に大きな影響を与え続け、昨年までは、多くの活動は中止または制限付きとなり、大学生のうちにしたかったこと、思い出が作れない日々が続きました。しかし見方を変えれば、目先の欲を断ち、限られた自由な時間を有効に投資するには悪くない環境だったと言えるかもしれません。また、私に関して言えば、多くの制限の中でもたくさんの素敵な出会いと経験を積み重ねることができました。大きくは、ビジコン、長期インターン、そして株式会社の運営経験です。他にも、サークルやバイト学校生活など、充実した日々を送らせていただきました。特に、大学生のうちに株式会社を運営する立場として事業に関わることができたことは、法人営業や学生集客の仕事やその他の業務から、たくさんのかけがえのない出会いと経験が派生していき、とても貴重な経験でした。私がさまざまな経験を積むことができたのは、慶應義塾維持会の皆様から奨学金をいただけたことで自分の時間を余すことなくこれらのために使うことができたからです。マーケティングサークルではビジコンに我が校を代表して参加できたこと、インターンで自分のプログラミングの知識を活かして業務の一部を自動化できたことなど成果が感じられた事もありますが、これらの学問は一朝一夕で身につくものではありません。今年も引き続き知識と経験を吸収し、これらを有機的に関連させて一つの集大成とできるように精進していきたいと考えています。今年は、就活も本格化していき、連日選考があり、講義も三田の経済学となってさらに高度になっているので、うまく時間を使いながら、これらを両立していきたいです。
私は学費と生活費を両親から仕送りしてもらっています。両親の負担を減らし喜んでもらえたことにつきましても、この奨学金を採用して下さった皆様方に心より感謝申し上げます。文字通りどんな時でも自分を応援し支えてくれる両親がいることが幸福なものであるという自覚を忘れず当奨学金をもとにより逞しく成長し、両親に恩返ししてゆきたい所存です。
このような貴重な機会を与えて下さったことをここに深く感謝いたします。皆様方に私を選んでよかったと思っていただけるようにこれからも日々の精進を重ねてゆきます。

福島県出身 経済学部3年(2022年度)


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