岐阜県出身
この度は私を慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき誠にありがとうございます。新たに学年が上がり授業内容が難しくなるため復習や予習の時間がより一層必要となっています。一人暮らしでお金がかかる中、経済的な不安や焦りがあると集中が出来ず、勉学の妨げになってしまいます。そんなマイナス要素を解消していただける維持会の皆様の支援はとても有難く勇気が湧いてきました。
3年生に入って勉強内容がとても複雑になりました。そして、さらに勉強したいと思うようになりました。より専門性が増すことによって自分が想定しない分野でつながることや、自分が知らない分野のことをよく知るようになってきたからです。就職に関しましても1年生の頃は経済的な理由により学部で就職を考えていましたが、維持会の皆様のおかげで院まで進もうという決心をすることが出来ました。今は特に3年生から学習している化学工学の分野に興味を持っています。これは、現実において企業が動かしている工場はどのように設計されるのか、安全面や経済面などの側面からよりミクロな視点で考える学問です。これまでにない分野であるため毎回の講義を楽しみにしています。そして、希望する研究室に関しましてもある程度定まって来ました。また講義について、全て対面授業となりました。これまでは学習はしているもののほとんどが孤独状態でした。対面授業になったことで新たな友人が出来ました。それとともに仲間とともに学習することがどれほど素晴らしいことなのか認識することが出来ました。
慶應維持会の皆様が力強く背中を押してくださるおかげで厳しい時代を耐え抜き新たな仲間としっかりと学習に向き合うことができています。この期待を裏切ることのないように日々精進し成長し続けることを誓います。最後に繰り返しになりますが、今回は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございました。
岐阜県出身 理工学部3年(2022年度)
この度は、慶應義塾維持会の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。支援を受けられたこと、家族一同喜んでおります。私自身、岐阜県出身であり一人暮らしをしているため、学費に加え、家賃や光熱費がかかります。そんな中、父の経営する自動車部品の工場は、コロナの影響で自動車の生産台数20%減産により会社経営に大きく影響を受けている状況にありました。また、東北で発生した地震など各地で頻繁に起こる自然災害の影響も併せて影響が出ており、厳しい状況が続いておりました。これ以上の支援は厳しく、家賃以外の費用を自分のアルバイトでまかなっています。学年が上がるにつれ、勉学も忙しく、学事とアルバイトの両立に悩んでおりました。3年以降は特に勉学に打ち込みたいと思っています。私は、電気化学の分野や全固体電池に興味があります。全固体電池ですが、本来、体積あたりのエネルギー量が高く充電時間が短くできることや寿命が長いと言ったメリットがあります。しかし、課題の一つとしてそれとは真逆の劣化が早く寿命の問題があります。これは、電池の充放電を繰り返すうちに電解質部分が収縮し電極である物質に隙間ができイオンが通りづらくなるからです。このために液体並みにイオンが動きやすい固体を見つける必要があります。この研究には電気化学だけでなく、様々な分野の知識が必要になります。そのため3年次は電気化学だけでなく、有機合成や無機工業といった授業を取り電気分野に偏らない学習をしていきます。様々な分野を学ぶことで柔軟な考えや多くの選択肢が持てるようにします。今後決める研究室は、電気化学研究室か有機機能材料化学研究室に行きたいです。ここでは分子の特性を活かした電池材料の研究を行っています。希望した研究室でやりたい研究ができるよう学科専門科目に意欲的に取り組みます。またそういった様々な分野の講義を受けることで全固体電池の研究につながる基礎知識を身につけ、興味を持った分野はさらに追求するなど意欲的に取り組みます。現在、電池に関しては、脱炭素社会に合った電気自動車のバッテリーなど世界中のさまざまな業界が力を入れており日々新たな情報が出るので日頃からインターネットや書籍を用いて、次世代の電池についての情報を調べ自分の研究や興味につなげていきます。
岐阜県出身 理工学部3年(2022年度)
この度は慶應義塾維持会の奨学生として採用してくださったこと厚く御礼申し上げます。今回はこちらの奨学金の2度目の採用となり、両親も大変喜んでおります。私は岐阜県出身であり、私立大学を卒業した姉、個人経営の食料品店で働く両親がおります。私と姉が共に私立大学に進学することは両親に大きな負担を強いることとなり、慶應義塾大学に進学を決める際には、そういった金銭面の多大な負担を両親にかけてしまうことを懸念し、両親と何度も相談するほどでした。実際に、現在でも両親からの金銭的援助には十分な大学生活を送ることは不可能であり、常に両親に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。そこで、私は少しでも両親の負担を軽減しようと考え、昨年に引き続き、慶應義塾維持会奨学金の申請を決意しました。今回、採用してくださったおかげで、ゼミでの学びや、大学1年生から継続して学んできたスペイン語の学習のために使える時間を確保することができ、慶應義塾での学びがより一層有意義なものになるのではないかと期待しております。加えて、私の所属する理工学部体育会硬式野球部での活動にもさらに力を入れることができるようになるのではないかと考えております。こういった課外活動にも十分に力を入れられるようになったのは、単に奨学金のおかげであります。改めて、深く感謝いたします。今後は、奨学金のおかげで作ることのできた時間を反故にしない為、大学ではゼミ活動、スペイン語・英語の語学学習に力を入れていきたいと考えております。一方の課外活動では、野球に打ち込んだり、就活に力を入れたりと今しかできないことに注力していきたいと考えております。
最後に、慶應義塾維持会の皆様には深く御礼申し上げます。今後は、皆様の支援のもとに私の充実した大学が成り立って位いるのだということを常に念頭におき、残りの2年間の大学生活を実りあるものにしていきたいと考えております。そして、大学を卒業し、社会に出てからも、塾員としての誇りを持ち、社会の第一線として活躍できる人間になりたいと考えております。末筆ながら、重ねて慶應義塾維持会の皆様にご支援いただきますこと、深く御礼申し上げます。
岐阜県出身 商学部3年(2022年度)