広島県出身
この度は慶應義塾維持会奨学生にご推薦いただきありがとうございます。父は会社経営をしておりますが、指定難病の若年性パーキンソン病を患っておりいつ働けなくなるかわからない状況です。病気が進行し日々動きが鈍くなっていく父の様子を見て私が家計を支えねばという責任感が芽生える一方、4年間大学に通えるのかという金銭面の不安もありました。そんな状況の下で奨学生に採用していただけたことを家族一同感謝しております。
私は多くの人の悩みに寄り添い、うつむいている人を前に向かせられるような法曹になりたいと考えています。契約書で紛争を未然に防いだり、起きてしまった紛争を解決したりすることで、円滑な企業活動や従来の生活を取り戻す手助けができる点が魅力的であり、正義感が強く傾聴力のある私の性格に合っていると感じるからです。また第二外国語インテンシブコースを履修し毎日アラビア語やアラブ圏の文化に触れているからか、国際社会で活躍する外交官にも興味が湧きました。先日日吉キャンパスにアラビック・ラーニングセンターが開所しました。開所式典ではUAE国務大臣によるご講演に加えアラブ料理を堪能し、アラブ圏の留学生とも親しくなりました。これはある意味小さな民間外交だと思います。アラブ文化に直に触れたことでまたひとつアラブ圏への知見を深め、日本との差異を理解できましたし、他方私の接し方で留学生の日本に対する印象が大きく変わったかもしれません。外交官として日本の安寧や発展、各国の利害一致を目指し世界が抱える問題について議論を交わすことは、日常的な人的交流の延長線上にあると思います。大学入学以降外交の重要性をより強く意識するようになったからこそアラブ圏との架け橋になりたいと思うようになりました。
自分の可能性を信じて将来の選択肢をひとつでも多く残しておきたいので、夢をひとつに絞るのはもう少し先になりそうですが、学業や文化活動に熱中する充実した大学生活を送り、慶應義塾の名に恥じぬよう日々たゆまぬ努力を重ね、なりたい自分像を確立します。改めまして奨学金のご支援をしてくださる維持会会員の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、維持会のさらなるご発展を祈念申し上げます。
広島県出身 法学部1年(2025年度)
このたびは、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき、心より感謝申し上げます。
私は現在、環境情報学部に在籍し、音楽や脳科学、テクノロジーといった複数の分野を横断的に学びながら、学際的なアプローチで自分の興味関心を深めているところです。中でも、人の感性や感情と音・言語・社会との関係性に関心を持ち、音響学や心理学、データ分析など幅広い分野に触れながら、自分なりの探究テーマを模索しています。慶應義塾湘南藤沢キャンパスでは、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、刺激に満ちた環境の中で日々成長を実感しています。授業や研究活動に加えて、学生寮での共同生活やイベントの企画・運営にも積極的に関わり、多様な価値観をもつ仲間たちと協力しながら物事を進める力を養っています。新しい挑戦を恐れず、柔軟に行動できる自分を築いていきたいという思いで、日々の学びや経験に真摯に向き合っております。
今回、維持会の皆様からの温かいご支援をいただき、非常に励みになると同時に、自分の学びや活動の責任の重さを改めて実感いたしました。この奨学金は、学費や生活費の面での大きな支えとなるだけでなく、「自分の未来を信じてくださっている方々がいる」という心強い後ろ盾として、学業や課外活動に全力で取り組む原動力にもなっております。今後も、多角的な視点を持ちながら学びを深め、自分なりの視点で社会に貢献できる道を見出していきたいと考えています。そして、将来的には自分の知識や経験を活かし、人々の心や生活を豊かにできるような研究・実践に携わることを目指しています。今回いただいたご支援を無駄にせず、日々の努力を積み重ねてまいります。
最後になりますが、奨学生として恥じぬよう、一層の研鑽を積む所存です。心より感謝を申し上げるとともに、維持会員の皆様のご健勝と慶應義塾の更なるご発展をお祈り申し上げます。
広島県出身 環境情報学部1年(2025年度)
この度は慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用してくださり、誠にありがとうございます。ご支援をいただけることに、家族一同感謝しております。
私は広島県から上京し、今は慶應義塾が運営している寮で生活しております。ですが、都会の物価は地元と比べても高く、また近年世界中で物価が高騰していることから想像以上に生活費がかかっており、生活が苦しい状況にいます。また、私を含めて妹や弟が現在私立の学校に通っており、また両親は自営業を営んでいる状況であるため、両親がほぼ毎日働く姿を見ており、両親には相当な負担をかけているなと痛感しており、とても心苦しく感じていました。こうした状況の中で、この度奨学生として採用していただけたことにとても感謝しております。重ねてお礼申し上げます。
私は今一年生で、最近ようやく大学の授業に慣れてきました。今年度の終わりには、学科分けも控えており、自分の行きたい学科に行くためには高い成績が必要であるため、日々の学習を頑張っている状況です。私はこの春学期様々な授業を履修しているのですが、今一番好きな授業は物理です。高校の頃から理科は私の好きな教科だったのですが、大学に入ってからの物理は高校の頃とは比べ物にならないぐらい難しくて、授業について行くのが必死です。しかし、毎週ある小テストに向けて、コツコツと勉強しており、その成果もあってかなんとか中間テストでは良い結果が得られたのではないかと思います。まだまだどの教科もより難しく、そしてより専門的になっていくと思うのですが、日々の学習を大切にして勉強を頑張っていきます。また、より先を見据えて、私は海外の大学院、特にアメリカやイギリスの大学院へ進学したいと考えています。早い時期からの準備と語学力が必要なので、こちらも同様に頑張っていきたいです。
最後に、こうして大学で学問に対して精一杯努力できるのも、慶應義塾維持会を含めた奨学金があってのことだと強く感じております。学問ができる喜びを感じながら、そして支援してくださる方々への感謝を忘れずに、大学生活を送っていきたいです。末筆ではございますが、慶應義塾維持会の皆様に重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
広島県出身 理工学部1年(2024年度)