維持会奨学生からのメッセージ ー北海道出身

北海道出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただきまして、誠にありがとうございます。新型コロナウイルスの流行による影響で思うようにアルバイトで収入を得ることができず生活費を一部補助してもらっているうえ、一人暮らしの祖母の生活費の一部を負担していたり大学生の弟の進学費用を払わなければならなかったりと、家計が苦しくなると危惧される状況で慶應義塾維持会奨学金に採用していただき本当に助かりました。奨学生として、より一層勉学に励み自覚と責任ある行動を心がけたいと考えています。
私は、都市と地方の学習機会格差について問題意識を持っています。都市に比べ地方は学習機会に開かれていないことが多く、主に地方に住む若者の選択肢や可能性が狭められてしまうことを解決したいと考えています。地方に住む若者の選択肢や可能性を広げるためには、まず若者の視野を広げることが重要だと考えます。そのために、私は都市と地方の交流を生み出すビジネスに着目しています。都市との接点を持つことで都市での生活の具体的イメージを持つとともに、そのような道があると知ってもらうことで選択の幅が広がると考えるのです。都市と地方の人々の交流促進の手段として、シェアリングビジネスに着目しています。Airbnbなどを想像してほしいのですが、都市から来た人が地方の現地の人に現地の情報を聞き、会話が生まれ互いに人となりを知ることで、ビジネス上の関係にとどまらない新たな関係を構築できるのではないかと期待しています。そしてそのような関係は、都市と地方のそれぞれの地域に住む人々に新たな価値観を与え、将来の選択肢を増やすことにつながるのではないかと考えています。
慶應義塾維持会の皆様のご支援のもと、慶應義塾という環境で志高く勉学に励む友と切磋琢磨しあいながら、以上のような研究を進められることを改めて嬉しく感じます。末筆になりますが、奨学生に採用していただきましたことに改めてお礼を申し上げますとともに、慶應義塾維持会の益々のご発展と皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。

北海道出身 総合政策学部3年(2022年度)


慶應義塾維持会の皆様、奨学金を給付してくださりありがとうございます。私は北海道から上京して一人暮らしをしています。そのため、大学の学費の他にも自分自身の生活費がかかります。アルバイトもしていますが、今年からは特に大学の講義や実習で忙しく、それだけでは十分といえる生活費を稼ぐことが難しいです。ですので、維持会員の皆様からのご支援は私の生活や心の支えとなり、非常にありがたいです。奨学金を頂けるおかげで、アルバイトばかりではなく、学業やサークル活動にも多く時間を割くことができ、有意義な学生生活にすることができます。
私の将来の目標は薬や化学などを通して、人々を幸せにすることです。もともと化学に興味があったので、それらを扱う仕事に関わりたいと思っているからです。ですが、具体的に将来どのようなことをしたいのかは決まっていません。そこで、私は学生のうちに様々なことに挑戦していきたいと考えています。慶應義塾大学は福澤諭吉先生の意思を引き継いだ総合大学であり、薬学の分野にとどまらず多くのことを学ぶことができる大学だと思います。そのような環境に身を置けていることに感謝しつつ、自分が本当に目指したいものを探していきたいと考えます。
薬学に関する学習はもちろん一生懸命に取り組みたいと考えていますが、他には英語の学習に力を入れたいと思っています。海外の医療や文化に興味があるので、英語を上達させ、留学や国際ボランティア活動に取り組んでみたいと思います。国際的な視点を得ることは、日本や世界の現状を知る上で非常に重要であり、私が将来の目標を探す上で役立つと考えています。
サークル活動ではバドミントンを頑張りたいと思っています。今年はありがたいことに対面での活動が行える状況になりました。そのことに感謝して、同じバドミントン部の仲間たちと切磋琢磨していきたいと思います。また、散歩サークルにも所属しているのですが、そのサークルでは他学部や他大学の人と出会うことができます。そのような学部や大学を超えた、多様な価値観や背景を持つ人々とのつながりを大切にしていきたいと思います。
慶應義塾維持会の皆様からのご支援のおかげで、学習、サークル活動、アルバイトの全てに力を入れた学生生活を営むことができます。この度は本当にありがとうございました。

北海道出身 薬学部2年(2022年度)


慶應義塾維持会奨学金に正式採用していただき、ありがとうございます。学生生活につきましては、目標が二つあります。
1つ目は語学力の向上で、特に英語力を向上させたいと思っています。私は未だに将来の夢は決まっておりませんが、日本という枠にとらわれず海外も視野に入れて自分のキャリアについて探っていきたいと思っております。そのためにやっていることのひとつが英語のサークル、KESSに所属することです。私はKESSで毎日英語を話すことを自分の中で意識しています。昼休みにnoonという活動があるのですが、そこでは昼休みの20分間をすべて英語で学校のことや日常生活のことを楽しみながら話します。昨今、オンライン英会話が主流になっていますが、私はこのような方法で英語を話す時間を確保しています。
2つ目の目標が将来の夢を見つけるということです。私は将来の夢が決まっておりません。そのため、この4年間を自分探しに使いたいと思っております。具体的にどんな活動をしているのかというと、自分の好きなことや興味のあることが自分でもわかっていないので、新たな世界にふれるため、読書をしています。私の家は日吉キャンパスから遠く、通学に往復で3時間かかるのですが、電車に乗っている時間はすべて読書に充てています。サークルの先輩から紹介していただいた本や図書館で見つけた本などが沢山あり、読みたい本が常にたくさんある状態です。また、様々な人の話を聞くのも非常に勉強になります。私はkeio.jpに情報が配信されている講演会などの中で面白そうだなと思うものにたびたび参加し、外部の方や卒業生のお話に耳を傾け、自分の興味のあることを探しています。
このような2点を目標に私は大学生活を歩んでいきたいと考えております。目標をもって充実した学生生活を送るのはもちろんのことですが、このような生活は慶應義塾維持会様はじめ、様々な方のお力添えの賜物であることを忘れず、精進していきたいと思います。この度は慶應義塾維持会奨学金に正式採用いただき、誠にありがとうございました。

北海道出身 経済学部1年(2022年度)


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