維持会奨学生からのメッセージ ー北海道出身

北海道出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。兄弟が3人おり全員が大学進学を希望しているため、家計状況が厳しくありました。そんな中、ゼミ活動や就職活動が始まり、今まで通りアルバイトに時間を割くこともできない状況です。そのため両親に対し仕送りを増やしてもらうことも考えており、より負担をかけてしまうことに対し不安を感じておりました。そんな中、維持会奨学金に採用していただいたおかげで、金銭面そして精神面でも安心して学生生活を送ることができ、心から感謝申し上げます。
また、1年次・2年次と過去2年間ご支援を頂き充実した学生生活を送ることができましたが、今年度もご支援を継続して頂けるということとなり、より一層身を引き締めて勉学に励む決意です。
私は現在、社会保障・経済政策に関するゼミに所属しています。北海道から進学のため上京する中で、地域・賃金・教育など様々な格差を目の当たりにしました。そのため、格差について関心を抱き、社会保障を扱っているゼミへの所属を決めました。現在は、社会保障の歴史や仕組み、現在の日本における社会保障制度の問題点や改善のための経済政策などを学んでおります。今後、防貧・救貧機能だけではない、成長戦略の一環としての社会保障についての研究を行いたいと考えております。
また現在、就職活動を開始しましたが、「地域格差の是正を行う業務に携わりたい」という思いから、地方の都市開発などを行っているデベロッパー業界を志望しています。私の地元である北海道函館市でも人口減少が加速しており、帰省する度廃れていく街を目にします。そのため、私は地方の再活性に携わりたいという思いがあります。自分自身の軸をしっかり持ち、誠実に就職活動を進めてまいります。
最後になりますが、維持会の皆様の寛大なご支援に心より感謝申し上げます。奨学生であるという自覚を持ち、今後も誠心誠意、学生生活を送りたいと考えております。誠にありがとうございます。

北海道出身 商学部3年(2023年度)


慶應義塾維持会の皆様、この度は奨学金を給付してくださりありがとうございます。私は北海道から上京して大学入学時から一人暮らしをしております。そのため、大学の学費の他にも自分自身の生活費がかかります。アルバイトはしておりますが、大学の講義や実習で忙しく、アルバイトを長時間行うことも難しい状況です。さらに、私の両親の経済状況も良くはありません。ですので、今回頂いた奨学金は私や両親の負担を軽減することができ、生活や心の支えとなります。このご支援のおかげで、私はアルバイトばかりではなく、学業やサークル活動にも時間や体力を費やすことができて、有意義な学生生活にすることができると思います。
私の将来の目標は、薬や化学を通して人々の生活を豊かにすることです。具体的にどのような仕事に就きたいのかはまだ決まっていませんが、薬や化粧品、食品などに興味があるので、それらに関連した職業で、社会に貢献したいと考えています。大学在学中に様々な人と交流し、多くの学びを得て、本当に自分が目標としたいと思えることを探していこうと考えています。
化粧品に興味があると述べた通り、私は化粧品を作るなどの活動を行う部活の部長を務めております。前年度までは十分に活動ができていない状況だったのですが、今年度からは工場見学に出かけたり、芝共薬祭での出展をしたりなど、コロナ禍以前のように活動の幅を広げ、活発な状態に戻そうと考えております。
また、私はバドミントン部で副部長も務めており、普段の練習の他にも新歓、大会、合宿の運営などに力を入れています。特に、今年度の夏合宿が私たちの代が運営する最後の大きな活動となります。そのため、この夏合宿の成功に向けて、他の部員と協力して頑張っていきたいと思っています。
慶應義塾維持会の皆様からのご支援のおかげで、勉強、サークル、アルバイト活動の全てに全力で取り組むことができます。この度は奨学金を給付してくださり、本当にありがとうございました。

北海道出身 薬学部3年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用されたこと、大変有り難く感じております。奨学金に採用されたということ自体も嬉しく、有り難いことですが、それ以上に慶應義塾維持会奨学金ということで、身が引き締まる思いです。慶應義塾のため、そして私たち現役の学生たちのために、というお気持ちから、慶應義塾維持会活動に参加してくださっているということに対する、心の底からの尊敬と、重みを感じます。
私は地方出身で、父が定年退職、母が病気がちという家庭環境で、経済的に苦しい状況にあります。しかし、司法試験に合格するという目標があることや、せっかく慶應義塾で学ばせていただいているからには、なんとしてもより多くを学びたいという気持ちがあります。そのため、アルバイトに多くの時間を割くのが容易ではないという事情があります。奨学金をいただけなかったら、かなりの時間アルバイトをせざるを得ないですが、そうなると、学習に影響が出てしまったり、課外活動が行えなくなってしまったりしてしまいます。私の慶應義塾での学びは学術的な学びだけではなく、所属している辯論部という団体においても、多くを学んでいます。他の学生との交流から、新たな視点に気付かされることも多いです。そうした時間は、私にとってとても大切な財産です。私のように経済的に苦しくても、経済的な余裕のある学生と同じように、課外活動を含め、幅広い学びに正面から向き合える機会をいただけたということは、現在の、そして将来の私にとってあまりにも大きなチャンスです。
慶應義塾維持会奨学金をいただくということは、責任が伴うことでもあります。慶應義塾維持会会員の皆様の、あたたかなお気持ちによって、自分の生活・学びが支えられているということを私は絶対に忘れません。何よりも、人の気持ちを大切にできない人間になってしまっては、いくら学問を修めたとしてもなんの意味もないからです。慶應義塾維持会奨学金をいただいたからこそ、私は大きく成長することができた、と胸を張って言えるような人間に私はなります。自分の目標を達成し、そして、苦しんでいる人のために働けるようになります。その上で、いずれは私も慶應義塾のため、未来の学生のために支援できるようになることも目指します。私も慶應義塾維持会に入会して、恩返しを必ずします。
自分ときちんと向き合い、このご恩に恥じぬ学生生活を送ります。本当にありがとうございました。

北海道出身 総合政策学部3年(2023年度)


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