維持会奨学生からのメッセージ ー兵庫県出身

兵庫県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。
私の祖父は障害等級1級の障害を抱えています。介護を中心に行なっていた祖母の高齢化を考慮し、今年から母も仕事を調整して祖父の世話を手伝うようになりました。家族6人の生計を主に父の収入で立てていた中、私の大学入学と妹の高等学校入学が重なり、二人分の学費が必要という厳しい状況でした。私立大学であり、上京という形でさらに金銭的な負担がかかってしまうのにも関わらず、私の夢を全力で応援してくれる両親には非常に感謝しています。自分の学費は自分で工面し、両親の経済的負担を出来るだけ軽減したいという思いから慶應義塾維持会奨学金に応募させて頂いたため、維持会の皆様の力強いご支援をいただけること、本当に心よりお礼申し上げます。
学費や家賃、生活費を工面するために、アルバイトを始めましたが、慣れない土地であるため精神的負担や疲労、時間の余裕もなく、勉学と両立ができるか不安な気持ちでいっぱいでした。そのため、頂いた奨学金は主に学費に充てようと考えており、今はより充実した大学生活を送ることができると確信しております。
私は将来、公認会計士となり、独立して小学生を対象としたビジネススクールを起業したいという夢があります。高等学校での商業の学習を通して、社会におけるビジネス知識やスキルの重要性を実感しました。現在は大学、高等学校から商業を学ぶことがほとんどですが、私は幼少期からビジネスや金融教育に触れる機会を作りたいという思いがあります。そのため慶應義塾大学の「半学半教」に基づいた活動の中で公認会計士の資格取得に励み、高度な会計知識を身につけたいと思います。また企業だけでなく、学校社会におけるマネジメントコントロールを研究しようと考えております。ビジネススクールで戦略的に子供達を目標へと導くために研究の中で効率的な組織論を学び、さらに商業の教員免許の取得にも励むことで教育者としての視点や知識を習得していきます。
慶應義塾大学での学びは面白く、新たな考え方や発見があり、日々刺激をもらっています。この素晴らしい環境の中で、夢の実現に向けて精進できるのは維持会の皆様のご支援のおかげです。改めて感謝申し上げます。慶應義塾維持会の奨学生としての自覚を持ち、この機会を最大限に活用し、自分自身をアップデートしていきたいと思います。

兵庫県出身 商学部1年(2024年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。私は母子家庭で育ち、母は姉と私をここまで育ててくれました。そんな母は現在、体調を崩し仕事も休職しており、家族の経済的な負担、不安はさらに厳しい状況です。私もアルバイトをしていますが、学業と両立するためには時間に限りがあり、収入も多くありません。このような状況の中で慶應義塾維持会の皆様から奨学金をいただけたことで、家族への負担を少しでも減らすことができ、維持会の皆様の温かいご支援には感謝の気持ちでいっぱいです。
私は現在3年生で、入学から今まで多くの人に恵まれ、現在も成長の日々を送っています。先輩方や友人、関わるほとんどの人が志が高く、自分の刺激となり、お互いに高め合える存在です。また、アルバイトでも外国の方などの多様なお客様との関わりを持つことで、「このお客様のニーズはなんだろうか」、「このように行動してみよう」など自ら考えて動くということを行い、多くの経験をしています。私は大学生活の中で様々なことに興味を持ち経験をしたいと思っています。薬学の分野だけでなく、多様な人と関わることで多くの分野に興味を持ち、さらに、留学などを通して自分の将来の可能性を広げたいと考えています。また、来年から研究室での研究が始まりますが、私は医療系の道を志すきっかけとなった祖母の病気について、治療薬の研究をしたいと考えています。研究に苦戦をすることも多いと思いますが、それまでに学んだことや教授、先輩方にアドバイスをいただきながら挑戦していきたいと思います。将来は、多くの人の役に立ちたいという気持ちがあり、祖母のように治療薬がない疾患の治療薬の開発などを通して国際的に活躍できる人間となりたいです。そのために講義や実習で多くのことを吸収し、これからも自分が成長できる環境に身を置けていることに感謝をし、学業面でも、人間としても成長し続けたいと考えております。また、これからも奨学金をいただいているということに感謝をしながら、自覚と責任を持って慶應生の模範となれるよう励んでまいります。
最後に、慶應義塾維持会の皆様のご多幸と更なる発展を心よりお祈り申し上げます。改めまして、ご支援いただけることに厚く御礼申し上げます。

兵庫県出身 薬学部3年(2024年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただきまして、誠にありがとうございます。私は地方出身のため、現在親元を離れ寮生活をしながら生活を送っているため、学費に加え、生活費など自分で賄う必要がありました。また私の家庭は母子家庭のため家庭の出費全体に占める学費の割合が大きく奨学金がなければ通うことができないという厳しい状況でした。そのため自分自身のアルバイトによる収入を増やし学生生活を送る必要があるため、学業が疎かになるという可能性がありましたが、貴奨学金による援助により学業を疎かにしてしまうかもしれないという不安も解消され、大学生活にかかる金銭的負担は大幅に軽減し、安心して学業に専念することができています。将来私はグローバルに活躍できるエンジニアになり社会の人々の暮らしを豊かで便利にすることを目指しております。そのため私は現在、外部で合格率4%の試験を突破し、グローバルソフトエンジニア養成機関に通っています。
そこではコンピュータサイエンスを学んでおり、優秀な成績を収めることで海外にあるキャンパスに通うことができることに加え、その海外キャンパスでは修士号を取得することができるため修士号を取得することを目標に掲げながら取り組んでおります。その養成機関で学んだことを活かし研究では機械学習を利用し骨格推定や生体情報から筋負荷を推定する研究を行なっております。大学の学業に加え、外部での学習を両立することはかなり大変なことではありますが、学生時代に後悔することのないよう全て全力で活動して参ります。
私がグローバルソフトウェアエンジニアになることを目標とし、勉学が継続できるのは、慶應義塾維持会を始め、これまで多くの皆様にお力添えいただいているからです。
最後になりましたが、今回奨学生として採用していただきましたことに重ねて感謝を申し上げるとともに、慶應義塾維持会のみなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

兵庫県出身 総合政策学部3年(2023年度)