維持会奨学生からのメッセージ ー兵庫県出身

兵庫県出身

この度は慶應義塾大学維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。私は、4人兄弟の長男で、親の収入が多くないにも関わらず学費の高い私立大学に通い、一人暮らしをしている状況です。アルバイトをして生活費は稼げるものの、学費や家賃の捻出はやはり家計を圧迫します。それでも進学を承諾してくれた親には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいで、自分にできることはないかと模索していました。そんな中、慶應義塾維持会の奨学金に応募し採用していただけたので、金銭的・精神的に追い込まれることなく、より学業に集中し充実した大学生活を送ることが可能になりました。奨学金は全額学費に充てさせていただきます。
入学して2ヶ月が経ち、ようやく新天地での学生生活に慣れてきました。商業学や経済学、会計学など高校には設置されていなかった専門的な科目が多く、教授や友人らとの出会いに刺激を受けながら勉学に励んでいます。加えて、テニスやバドミントンなど5つものサークルに入り、健康的な体作りにも勤んでいます。
また、もともと語学や国際交流が好きということもあり、留学やワーキングホリデー、さらにはダブルディグリー取得のためのフランス長期留学に挑戦しようと考えています。留学先で英語を使って生活することで、実用的な英語力や日本の試験では問われることの少なかった話す力を身につけ応用したいと考えています。第二外国語ではインテンシブコースを選択してより本格的にフランス語を学び、国際教養プログラムの認定を狙って日々勉強しています。この恵まれた環境で自分のやりたいことを達成できるよう、毎日を大切にしていきたいです。
卒業後は、慶應義塾の塾生としての気品と誇りを持って、多様化・国際化する社会で活躍する人材になり、慶應義塾維持会の皆様のように後輩を支援する立場に立ちたいと考えています。貴奨学金で経済的にご支援いただきますこと、改めて深く感謝申し上げます。

兵庫県出身 商学部1年(2023年度)


この度は一昨年度、昨年度に続き、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、心から感謝申し上げます。私の父が定年退職後、嘱託社員として働いており、家計が厳しくなっていました。そんな中、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただき、学業を継続することができました。これからも勉学と研究に全力で取り組み、無駄のない学生生活を送ることを誓います。
私の専門分野は光学で、フォトニック構造研究室に所属しています。私の卒業研究のテーマは、「テラヘルツ波を利用する無線通信の受信システムの開発」であり、これは総務省が主導するSCOPEと呼ばれるプロジェクトの一部です。テラヘルツ波は電磁波の一種で、周波数帯域が現在一般的に利用されている無線通信と比較して高く、さらなる大容量通信を可能にすると期待されています。この研究テーマはテラヘルツ波の特性を考慮すると難易度が高いですが、その社会的な意義を考えると、挑戦する価値はあると考えています。現在は、必要なデータを選定し、実験計画を作成し、必要な機材を準備しています。また並行して、光学や無線通信に関する知識を深めるために自習を進めています。さらに、研究活動を通じてプレゼンテーション能力、論理的思考力、英語力などを向上させることを目指しています。
私は学部卒業後、そのまま同じ研究室で修士課程に進学する予定であり、既に6月入試で合格をいただいています。修士課程を修了後は就職するつもりですが、具体的に就職したい業界や企業といったことはまだ決まっていません。大学院1年次から本格的にインターンシップが始まります。そのため、4年生の間に自己分析や業界研究を行い、自分に合ったキャリアパスを模索することで、スケジュールに余裕をもって就職活動に取り組みたいと考えています。
経済的な困難があるにも関わらず、私が塾生として学び続けることができるのは、貴奨学金のおかげです。慶應義塾維持会の皆様に改めて深く感謝の意を表します。

兵庫県出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただきまして、誠にありがとうございます。私は地方出身のため、現在親元を離れ寮生活をしながら生活を送っているため、学費に加え、生活費など自分で賄う必要がありました。また私の家庭は母子家庭のため家庭の出費全体に占める学費の割合が大きく奨学金がなければ通うことができないという厳しい状況でした。そのため自分自身のアルバイトによる収入を増やし学生生活を送る必要があるため、学業が疎かになるという可能性がありましたが、貴奨学金による援助により学業を疎かにしてしまうかもしれないという不安も解消され、大学生活にかかる金銭的負担は大幅に軽減し、安心して学業に専念することができています。将来私はグローバルに活躍できるエンジニアになり社会の人々の暮らしを豊かで便利にすることを目指しております。そのため私は現在、外部で合格率4%の試験を突破し、グローバルソフトエンジニア養成機関に通っています。
そこではコンピュータサイエンスを学んでおり、優秀な成績を収めることで海外にあるキャンパスに通うことができることに加え、その海外キャンパスでは修士号を取得することができるため修士号を取得することを目標に掲げながら取り組んでおります。その養成機関で学んだことを活かし研究では機械学習を利用し骨格推定や生体情報から筋負荷を推定する研究を行なっております。大学の学業に加え、外部での学習を両立することはかなり大変なことではありますが、学生時代に後悔することのないよう全て全力で活動して参ります。
私がグローバルソフトウェアエンジニアになることを目標とし、勉学が継続できるのは、慶應義塾維持会を始め、これまで多くの皆様にお力添えいただいているからです。
最後になりましたが、今回奨学生として採用していただきましたことに重ねて感謝を申し上げるとともに、慶應義塾維持会のみなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

兵庫県出身 総合政策学部3年(2023年度)


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