茨城県出身
この度は、貴会奨学金の奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。私はもちろんのこと、家族も大変喜んでおります。私は茨城県出身であり、慶應義塾大学に入学してから約2年間、親元を離れ、一人暮らしをしております。父は定年退職後、第二の職場に勤務することができましたが、今年の4月から勤務日が減り、収入も減少しました。現在、預金を切り崩しながら、私の学費や生活費を送ってくれています。このようなひっ迫した状況において、伝統ある貴会の奨学生として採用していただくことで、両親の金銭的な負担を軽減できることを、非常にありがたく思っております。
近況としましては、私は一般教養科目に加え、商業学、経済学、経営学などの専門科目の一部を履修し、今まで漠然と考えていた貨幣の価値や流れに興味を持つようになりました。そのため、今年度から、経済産業分野の国際経済にフォーカスした鎌田康一郎研究会に所属しております。まだ、ゼミが始まったばかりではありますが、貨幣論に関する文献の輪読を通して、貨幣に関する金融政策、銀行の動向及び為替相場の動き等について学んでいます。ゼミにおける発表はパワーポイントにより行いますが、豊富な実務経験に基づく鎌田先生の指摘、そして、先輩や同輩の皆さんとの議論は、一つ一つが身に付く感じで、最近では「日本経済新聞」の経済系のニュースの内容を、自分なりの尺度で、読むことが楽しく感じられるようになりました。
ゼミ以外で力を入れていることとしては、英語の会話力の向上があります。英語については、高校時代より興味を以て学んでいましたが、国際会議の受付のアルバイトをした際に、外国の参加者と十分なコミュニケーションを図るのに苦労したことがありました。このような経験から、英語の会話力の不足を痛感し、現在はオンライン英会話やTOEICの勉強に取り組んでおります。その他、サークル活動は、日吉時代の料理サークルを継続しており、素晴らしい友人達との活動を楽しんでいます。
今後の大学生活も日々感謝と誇りの気持ちを持ち、将来、貴会の名をさらに高めるような仕事をするため、今後も弛まぬ努力を続けて参りたいと考えております。
最後になりましたが、この度ご支援いただきました慶應義塾維持会の全ての方々に、心よりお礼申し上げます。
茨城県出身 商学部3年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき、誠にありがとうございます。慶應義塾維持会の皆様からの奨学金のおかげで、学業および課外活動に専念できることに感謝しております。慶應義塾大学での学びを通じて、より一層成長し、世界に貢献できる人材を目指して努力してまいります。
6月に入り、大学生活にもだいぶ馴染んできました。慶應義塾の授業はどれも興味深く、毎回の講義に集中して取り組んでいます。講義の復習や課題の管理にも慣れてきました。
現在、当初の志望通り、理工学部剣道部および矢上祭実行委員会IT局に所属しています。剣道部では学年や学部を越えて、多くの仲間や先輩方と日々稽古に励んでいます。私は、部全体の目標に加え、剣道四段取得を目指して鍛錬しています。矢上祭実行委員会IT局では、矢上祭当日の来場者の方々に使用していただく案内アプリケーションの開発に携わっています。IT局は今年初めて始動した局です。その設立段階に大きく関わるという貴重な機会を大切にし、経験を積んでいきたいと考えています。局全体で一丸となり、ユーザーの目線に立った使いやすい設計を目指していきます。
また、この夏休みを利用して『アーヘン工科大学夏季講座』に参加する予定です。この講座を通じて、自身の学問分野における基礎学力を身につけ、現地の理工学研究者の講義を通して最先端の知見を得たいと思っています。同時に、英語運用能力およびドイツ語の基礎力も鍛えます。私はドイツ語初学者であり、大学でドイツ語を始めました。生のドイツ語に触れることは、今後のドイツ語学習へのさらなる刺激となると思います。国際的な視野を広げ、現地や世界中の学生との交流を深めたいと考えています。
将来は、量子コンピュータのソフトウェア構築に貢献したいと考えています。量子コンピュータの社会実装には、電子工学や機械工学、情報工学、数学のみならず、物理や化学、材料工学などのさまざまな分野の最先端技術を統合して開発を進める必要があります。そのため、大学では自らの専門分野に限定せず、幅広い学びを追求したいと思います。1年生の間にできることは限られるかもしれませんが、積極的に情報収集を行い、自分の興味を追求します。
改めて、維持会奨学金への採用に感謝いたします。大学生活を大いに充実させ、将来の目標に向かって精一杯頑張ります。
茨城県出身 理工学部1年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。並びに、ご支援をいただきました維持会の会員の皆様に心より御礼申し上げます。
私の父は3年前に救急搬送をされ、これまで母のみの収入で家計を養ってきました。そんな家計状況の中でも、高校時代から奨学金を受給し、学業を優先して、日々勉学に励んできました。大学入学後は茨城県の実家を離れ、慶應義塾大学の学生寮で暮らしており、母が生活費を工面しております。私自身もアルバイトをして、収入を得ていますが、今年度から弟も私立大学に進学し、学費の工面が大変難しい状況に置かれています。学費や生活費を工面するため、大学での勉学や研究、楽しい友人たちと過ごす時間を手放し、アルバイトに従事しようとした矢先に、慶應義塾維持会奨学金の存在を知りました。
私には、長年思い続けている大きな目標があります。日本は世界で最も睡眠時間が短く、今や日本人の3人に1人が睡眠問題に悩まされています。私自身も中学生のときに、病気による痛みのせいで寝付けず、日中は常に眠く、ストレスにより人との会話も難しくなりました。そんな経験から、睡眠の大切さを身に染みて感じ、「世界中の人々が睡眠の質を向上できるようなサービスを提供したい」と思うようになりました。このような背景から、中学生から睡眠に関する研究を行っており、今後は、食事の観点から睡眠の質を向上できるよう、「腸内環境と睡眠」について研究を進め、睡眠の質を向上できるような食品の開発に挑戦していきたいと考えております。
私が慶應義塾大学に入学して一年が経ちました。ルームメイトやクラスメイト、サークルのメンバーたちに恵まれ、充実した大学生活が送れています。私は、日々、社会が抱える課題と向き合い、切磋琢磨し合って、様々な活動をしている方々から大きな刺激を受けます。また、SFCでは、幅広い分野の授業を履修することができ、将来起業を考えている私には、最適な環境です。1年生の時は経済的理由から、積極的に活動に参加できず、悔しい思いをしましたが、今年度は、ボランティア活動やサークル活動にも力を入れ、大学在学中に様々なことに挑戦していく所存です。慶應義塾の学びを大切にし、世界で活躍する先駆者を目指し、日々勉学に励んで参ります。
最後になりますが、ご支援いただきました慶應義塾維持会の皆様に、心より御礼申し上げます。
茨城県出身 環境情報学部2年(2024年度)