維持会奨学生からのメッセージ ー茨城県出身

茨城県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただきまして、誠にありがとうございます。一昨年度、昨年度に引き続きご支援いただけるということにあたりまして、より一層感謝の念が深まり、身の引き締まる思いです。これまでの二年間は、維持会の皆様からのご支援のおかげで、学業に専念することができました。今年度も勉学に専心できることに大きな喜びを感じております。今後も慶應義塾維持会奨学金の奨学生としての自覚を持ち、日々学業に励んでいく所存です。
私は現在、茨城県の実家を離れて一人暮らしをしており、そのために両親には経済的負担をかけてしまっています。私自身もアルバイトをして家計を支えていますが、学業を優先したいという理由から十分な収入は得られていません。加えて、妹も私立の大学に通っており、私の家庭は経済的な余裕がない状況です。そのような経済状況のなかで奨学金に採用していただき、家族一同感謝申し上げております。私自身も両親の経済的負担を減らすことができ、精神的な安心感を覚えています。
私は理工学部の物理学科に所属しています。来年度からは研究室に配属され、研究活動が始まる予定です。これからの一年間は、将来の研究活動をより有意義なものにするための大切な勉強期間であると感じています。これまでも大学の授業や自主的な学びを通して物理学の勉強は続けてきましたが、これからはより一層、物理学の勉強に力を入れていきたいと思います。特に私は素粒子物理学の分野に興味を持っているので、その基礎となる勉強にも励みたいと思います。また、これまでの慶應義塾での学びを通して、自分だけで勉強するのではなく、他者と議論して理解を深めていくことの楽しさと重要性を感じてきました。今後も友人などとの積極的な議論を通して、物理学への習熟を深めていきたいと思います。
最後になりますが、私は、ご支援いただいている維持会の皆様への感謝の気持ちを忘れず、今後も慶應義塾での学びに励んでいく所存です。そして将来的には、社会や慶應義塾の発展に貢献できる人間に成長したいと思っています。この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただきまして、重ねて御礼申し上げます。

茨城県出身 理工学部3年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。
昨年度に引き続いてご支援いただけることになり、維持会に対する感謝の念がより一層深まると共に、今年度、さらに気を引き締めて勉学に励みたいと思います。
昨年、慣れない下宿生活を始めましたが、維持会のご支援を励みに、落ち着いて勉学に取り組むことができました。また、バドミントンサークルと料理サークルに参加するなど、サークル活動も充実しました。今年もクラスやサークルで得た素晴らしい友人たちと共に、勉学やサークル活動に打ち込みたいと考えています。
アルバイトは当初、飲食関係の業務につきましたが、学業との両立が難しいことから、スケジュールに合わせて働くことのできる単発のアルバイトを探し、英語を話せることを条件とした国際会議の受付のアルバイト等に挑戦しました。外国の方を英語で案内することは初めての体験であったので最初は緊張しましたが、これまで培ってきた英語力で何とか乗り切ることができました。会期中、レストランへの誘導やセミナー会場での座る位置を説明する時などは、何回か聞き返されることもありましたが、懸命に対応したところ、何とかその場を収めることができました。
今回のアルバイトで、外国の方々と直接コミュニケーションを取ることの楽しさを知ることができました。そのため、今後もこのようなアルバイトを続けて行きたいと思います。
私は、将来、地域の振興につながるような仕事に就きたいと考えております。そのため、大学において、商業学・経済学・経営学等を実践的に学び、幅広い視野を持った社会人になりたいと願っております。たとえば、現在受講している「マクロ経済学」では、理論や数式を多用することなく、最近問題、話題になっている現象を、直感的かつ経済学的に捉えられるよう講義を進めてくださるので、自分の視野がどんどん広がっていくことを実感しています。また、授業中、他の履修者と行うディスカッションも楽しみの一つになっております。今後もこのような学びの機会を大切にし、将来、伊藤塾長の言われる「公共の発展に尽くす」ような仕事の一端を担いたいと考えております。
最後になりましたが、この度ご支援いただきました慶應義塾維持会の全ての方々に、心よりお礼申し上げます。

茨城県出身 商学部2年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき心から感謝申し上げます。
私の家族は父が唯一の収入源であり、その父が一昨年退職した影響で、家計の収入が半減してしまい、さらに貯蓄がほとんどなかったため、大学の授業料を支弁するのに困難が生じていました。また、私は公認会計士の受験予備校に通っており、その授業料は貸与型の奨学金で支弁しているため、新たに貸与型の奨学金を借りることに大きな不安がありました。このような状況でしたが、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただいたことで、不安なく学業に全力を注ぐことができるようになりました。
私は、元々別の大学の法学部に在籍していましたが、在籍時、会計の魅力と公認会計士という職業に大きな可能性を感じ、長年の間公認会計士の合格者数が全国一位である慶應義塾大学を目指すに至り、幸運なことに入学することができました。このような経緯から、在学中に公認会計士に合格することを目標に、一年生時から全力で勉学に取り組んでいます。また、日々の勉学の中で、共に公認会計士を目指す塾生と交流を深め、お互いに切磋琢磨する関係を築くことができ、とても充実した日々を過ごすことができています。
さらに、私は公認会計士になった後、日本を経済的に再生させるという壮大な目標があります。普段から、さまざまな塾生と交流する中で、国際的な志向を感じることはありますが、国内に対して貢献したいという思いをあまり感じません。それは、長い間停滞を続ける日本経済への諦めがあるのかもしれません。しかし、優秀な塾生達が社中協力の精神のもと互いに協力して日本経済の再生に尽力すれば、日本をより明るい未来に導けると確信しています。そのため、在学中に多くの塾生と交流し、理想を共有し合える友人を多く作り、目標の達成に向けた土台を作るつもりです。
最後になりましたが、奨学生として誇りを持って、慶應義塾の発展を願う維持会の理念を心に留め、慶應義塾、そして日本に貢献できるよう勉学に取り組みます。

茨城県出身 商学部2年(2023年度)


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