香川県出身
この度は慶應義塾維持会の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。薬学部の学費が非常に高額であるということ、そして遠く離れた四国から上京し下宿するということで両親の金銭的な負担を少しでも減らしたいと思い、今回の応募に至りました。また、私は薬学部に所属しており、日頃の授業やテスト勉強に勤しむ上で、アルバイトをする時間が十分に取れずにいました。そのため、奨学生として維持会の皆さまからのご支援はとても力強く、感謝の気持ちでいっぱいです。維持会奨学生としてお選びいただけたことに感謝の念を忘れず、これからも勉学をはじめ、学生生活に励んでいく所存です。
私は薬学部に入学してから、1年生の頃は必修科目以外に心理学や倫理学、宗教学といった幅広い分野の選択科目を受講し、自己研鑽に努めてまいりました。自分が今まで触れてこなかった分野を中心に新しい知識を得ることができました。
2年生になった今は1年生の頃よりも専門性の高い勉強をしています。1つ1つはとても複雑でありながら、人の体内の仕組みを理解することや物質の化学構造を理解することはとても楽しく、毎日充実した学習ができています。また、1年生の頃よりも実習が増え、実験をたくさん行うようになりました。私が1番興味深かったのはイブプロフェンの合成の実習です。班のメンバーと協力しながら、分からない部分はお互いに助け合いつつ、一つの実験を進めることで、達成感を得ることができました。
私は一人一人の志が高く、団結力に溢れた慶應義塾が本当に大好きで、幼少期からの憧れであった大学でレベルの高い友達と毎日勉強することができて、幸せに思っています。これからの薬学部での勉強は本当に大変であるとは思いますが、ご支援に感謝し、今まで以上に気合いを入れて勉学に専念し、将来は医療人として社会に貢献していきたいと考えております。
最後に、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき、ありがとうございました。
香川県出身 薬学部2年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございます。家族に報告したところとても喜んでおり、維持会の方々に感謝をしておりました。二つ上の姉も上京し私立大学に進学しています。だから私も上京し私立大学に進学することは経済的にも厳しかったと思います。それにもかかわらず両親は一度も反対をすることなくずっと応援し続けてくれました。その両親の負担を少しでも減らすことができ、私もとても嬉しい限りです。維持会の奨学生であるという自覚を持ち、この環境で今勉強できていることは当たり前のことではないと思い日々感謝しながら勉学に励んでいこうと思います。
私は理系の視点から見た地域モデルについて学びたいと思いこの大学に入学いたしました。近年、高齢者ドライバーによる交通事故の増加により、運転免許証の返納が話題に上がっています。しかし、自動車がないと生活が不便になる地域がたくさんあります。だから、私は自動車を持たない高齢者をはじめとした、誰もが住みやすい町を作りたいと思うのです。そのために、栗田治先生の研究室に入り、栗田先生の理系の視点から見た地域モデルの考え方を学び、私自身は公共交通機関の値段、本数、駅の場所などの最適な地域モデルの研究がしたいと思っています。このことは、買い物難民の減少、小売店の活性化、さらには流通機関の発展にも繋がっていくと考えています。そして将来は、東京の企業に勤めようと思っています。その後、東京の企業で学んだことを地元に持ち帰り地元の地域活性化に繋がる企業に勤めたいです。一人でも多くの人がここに住み続けたい、ここに住んで良かったと思える町を作り社会に貢献したいと考えております。
最後になりますが、重ねて慶應義塾維持会の方々にご支援していただき感謝申し上げます。一番私を応援してくれている両親、ご支援していただいている維持会の方々の期待に応えられるよう日々精進してまいります。
香川県出身 理工学部1年(2023年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただき誠にありがとうございます。維持会の皆様からの支援のおかげで安心して学問に打ち込むことができます。採用されたことを両親に報告したところ、たいへん喜び、感謝しておりました。
私は地方出身のため、学費以外にも下宿代や光熱費などが必要なため、時給の高い夜勤のアルバイトをして費用を工面してきました。しかし、学業との両立が難しく、生活リズムが乱れ、体調面にも不安を抱えていたところを、維持会の皆様の支援をいただき安心して学問に集中できるようになりました。心よりお礼申し上げます。
私は、所属するゼミにて東洋政治思想史・比較政治思想を学んでおります。今日、私たちが直面している日本や東アジア世界の様々な政治的課題について、歴史を振り返りながら多面的な角度から検討しています。私の卒業論文では、北条義時の歴史的評価の変遷を取り扱いたいと考え、現在執筆を進めております。
承久の乱において朝敵とされた北条義時が、その後の歴史観の中でどのように評価されていったのか。武家である徳川家が治めた江戸時代にはどのように評価されたのか。天皇を中心とした国家体制を敷いた明治時代においては、朝敵とされた北条義時の評価はいかに変化したのか。これらの比較を通して、歴史観の変化を読み取りたいと考えています。分析する史料としては、水戸藩の『大日本史』や頼山陽の『日本外史』、明治時代に教育現場で使われた政府の検定教科書を史料として扱いながら考察を進めたいです。このように卒業論文執筆に邁進できるのも、維持会の皆様の支援のおかげです。本当にありがとうございます。
また、学外での目標としては、来年からの社会人生活に向けて、在学中に宅地建物取引士合格をめざして勉強に励みたいと考えております。
残りの学生生活1年を通して、自分が幼い頃から大好きだった日本史についての学びを集大成するとともに、社会人になるための準備も進めてまいりたいと思います。この度は、私を支援いただき本当にありがとうございました。慶應義塾大学の名に恥じぬよう、これからも精進いたします。
香川県出身 法学部4年(2023年度)