維持会奨学生からのメッセージ ー鹿児島県出身

鹿児島県出身

この度は慶應義塾大学維持会奨学金により、ご支援してくださり、誠にありがとうございます。維持会の皆様には、心より感謝申し上げます。
私の家庭は裕福ではないのですが、両親は私の将来を考え、私を県外の私立大学、慶應義塾へ進学させてくれました。父が定年を迎えて収入が大きく減ってしまい、学費や寮費や食費などが家計の大きな負担となっていました。家計の負担を少しでも軽くするために日々倹約に努めると共に複数のアルバイトをしておりましたが、この度は維持会の皆様より、奨学金がいただけるということで学業により一層専念することができます。
私は商学部4年生で、交通経済学を研究テーマとする研究会に所属しております。研究会では交通に関する事象を計量経済学の観点から定量的に分析する研究を行っており、研究についての理解を深めるために日々、研究会のメンバーと共に計量経済学や交通経済学の勉学に励んでおります。私の研究テーマは海運・港湾であり、3年生ではアメリカの港湾債の格付けの決定要因について定量的に分析する研究を行いました。4年生では船舶のトン数標準税制についての研究に取り組みたいと考えております。そのため日々海運政策に関する本や資料、論文集を読み、研究分野への理解を深めております。維持会の皆様の奨学金により、大学での授業やゼミでの研究活動に専念することができます。
また今後の進路としましては、鹿児島県で生まれ育ち、高齢化や人口減少によって地域が衰退し、多くの人々の生活に欠かすことのできない交通インフラの維持が難しくなっているという現状を目の当たりにしてきたため、そのような交通インフラの課題を金融面から解決したいという思いから、卒業後は日本政策投資銀行で働くことに致しました。交通インフラの課題を実感していたため交通インフラに対する理解をさらに深めるためにも、卒業までの残りの期間において、より一層勉学に努めたいと思います。
末筆ではございますが、この度奨学生として採用していただき、重ねて感謝申し上げます。

鹿児島県出身 商学部4年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用いただき、誠にありがとうございます。
地方から上京して一人暮らしをする学生の多くは、学費の他に生活費で実家に経済的な負担をかけていることに頭を悩ませていると思います。私自身も、自力で生活費を賄おうにも、学業を優先しながらアルバイトに多くの時間を充てることは難しく、実家からの仕送りに頼る自分に不甲斐なさを感じておりました。慶應義塾維持会の皆様には、地方から上京している学生を優先的に支援していただいており、学業に専念できる環境を整えていただけることを非常にありがたく感じております。
コロナ禍に終わりが見え、元通りの生活が戻りつつある中で、大学での学びがより深まっているのを感じております。私は、昨年度よりマーケティングを専門とする研究会に所属し、データを元に近年の消費者行動やブランドに対する消費者意識を分析する研究を行っております。ブランド研究の分野については長く研究が進められてきた一方で、目に見えないブランドの価値を定量的に測るための具体的手法は、未だに確立されていません。そのため現在は、1年次から興味を持って学んできたデータサイエンスの知識を活かしてデータの分析を進めながら、卒業プロジェクトを見据えてブランド研究に関わる予備知識を蓄えている最中です。その中では、会計学や経営学など研究に直接関わる分野から、教育や法学など研究領域とは縁遠く感じられる分野まで幅広く興味を持って学びを深めております。分野に囚われることなく幅広く学びを深めることができるSFCの環境を活かしながら、研究領域と他の領域を結びつけることで、新たな知見に繋げていきたいです。また、学業以外の面においても、サークル活動を始めとする課外活動や、目の前に迫った就職活動に対しても全力で取り組み、悔いのない大学生活になるよう努めてまいります。
今回、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただいたことへの感謝の思いを忘れず、維持会の皆様のご期待に応えられるよう日々精進してまいります。改めまして、この度は奨学生に採用していただき、誠にありがとうございました。

鹿児島県出身 総合政策学部3年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。維持会の皆様のご支援のおかげで、アルバイトを減らし、参考書など必要な書籍を手にして学業に専念できる環境が整い始めているところです。あらためて、ご支援に心から感謝申し上げます。奨学生として採用していただけたからには、一層学業に励み、目標を達成できるように勇往邁進していきたいと思います。
現在私は看護医療学部に所属し、医療現場での看護の専門性や医療システム、国際的な健康課題など、人々がその人らしい生活を送ることができるように、看護の視点から学びを得ています。大学での授業は、対面で実際の医療現場や海外での看護実践の話を聞いたり、仲間と意見を述べ合ったりすることで様々な価値観を学ぶことができ、大きな刺激を受けられる充実した時間を過ごしています。今後は自身の看護師としての将来像をさらに明確にし、1~2年後の自分の姿を想像しながら、これからも、自己研鑽に努める所存です。
私は大学の授業を受講していく中で、開発途上国の子どもや妊産婦における健康格差について興味を持つようになりました。必要な医療設備が整っていないことや医療機関までのアクセスが難しいことなどの原因によって、格差が悪化された結果、妊産婦死亡の約99%は開発途上国で起きているという現実を学びました。健康はすべての人において平等であるべきであり、それは人々が自分らしい生活を送る上で重要なことだと考えています。私は、すべての妊産婦が安全な状況でお産に臨むことができるように、助産師及び看護師として海外で健康格差の是正に尽力したいと考えております。
また、私は学業以外にも国際交流のボランティア活動を行っています。近い将来、海外で看護活動を行うための語学力を高めること、人の役に立ちたいという気持ちから慈善活動をしています。今後も活動の場を広げて、コミュニケーションや意見交換の場で、自分の課題を見出す機会を得ながら、常に現状に満足せず、高い上昇志向を持って日々成長し続けていきたいと考えています。
これからの大学生活では、学業に励むのはもちろんのこと、留学など自分に必要な経験を積むことができるよう、維持会の皆様からご支援いただきましたご厚意を有効に活用していく所存です。
この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございました。

鹿児島県出身 看護医療学部2年(2023年度)


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