維持会奨学生からのメッセージ ー神奈川県出身

神奈川県出身

この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
私の家庭は父の定年・再雇用によって収入が大きく減少し、家計の状況が不安定になっています。また現在高校3年生の弟は大学進学を希望しているため進学費用等で出費が増えることが予想され、今後の家計の見通しも不透明です。私自身、少しでも学費に充てるためにアルバイトに従事する時間を増やすことを検討していました。このような状況で貴会よりご支援をいただいたことで、学業に打ち込む時間を確保できることを大変嬉しく思っております。同時に、奨学生として恥じぬよう自覚と責任を持ち、より一層勉学に努めてまいる所存です。
私は、日吉での2年間の学習を通じて、日本の農業の現状に危機意識を持つようになりました。中でも、産業としての収益性の低さは改善すべき問題だと考えます。私は、知的財産権の分野からこの問題に取り組むことに決めました。日本では様々な農作物の優良品種が開発されていますが、その権利の保護・活用は十分とは言えません。この分野の研究をするため、主専攻として知的財産法のゼミに、副専攻として生物学のゼミに所属しています。来年度の卒業論文の執筆、また学部独自の副専攻の認定を得ることを目指して学習に取り組んでいます。ここまで学習してきて、知的財産法という分野の特性上、科学的知見をもって研究に取り組むことの重要性を実感しました。
学外での活動としては、専攻の分野についてフィールドワークを積極的に行っています。農家さんのもとで作業を手伝いながら様々なお話を伺うなどの経験を通じて、農業についての理解を深めることができました。また将来の目標としては、農業の振興に携わる仕事をしたいと考えています。中でも農業政策の企画・立案をする公務員を第一希望としており、公務員試験に向けた学習に取り組んでいます。
皆様から賜りましたご支援により、上記のような活動に引き続き取り組むことができます。慶應義塾での学びや活動によってできたご縁を大切にしながら、今後も精進してまいります。改めまして、ご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

神奈川県出身 法学部3年(2023年度)


この度は慶應義塾維持会の奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。地方出身者を優先して支援するとの事で、一縷の望みを賭けて応募致しましたが、推薦して頂き、家族一同大変感謝しています。慶應義塾維持会奨学金を支えてくださっている皆様のご厚意に心よりお礼申し上げます。今後は慶應義塾維持会奨学生の名に恥じぬよう、これまで以上に学業に取り組み、将来、社会に貢献出来るようにより一層努力致します。                
私の父は自営業で飲食店を経営していますが、元々、収入は少なく、不安定でした。それに加え、新型コロナ感染症の影響で収入は激減し、コロナが終息してからも、すぐには客足は戻らず、家計は厳しい状況にあります。母は自営業を手伝いながら、食品工場で夜勤のパートもしていますが、生活費を賄うので、精一杯です。この様な状況の為、慶應義塾維持会の奨学生に応募致しました。               
現在、商学部で会計学や簿記、マーケティング等の講義を受け、将来、どんな職業に就いても役に立つ知識を身につけたいと思っています。商学部の学びは生きていく上で必要な知識を学べるところに魅力を感じています。   
私はテレビ、マスメディア業界にとても興味があるため、将来はテレビ局等に就職したいと考えています。メディアコミュニケーション研究所にも試験に合格して入所し、メディアについても深く研究しています。サークルでは放送研究会に所属し、映像作品を一から制作したり、アナウンス講習会でアナウンスについても学んだりしています。アルバイトではメディア系のアルバイトをして、将来のために経験を積んでいるところです。                
このように大学で学んだ学問と課外活動で得た知識、経験を活用して、多くの人に作品を見てもらうには、良い作品を作るだけでなく、それをどう宣伝し、訴えかけていくのか、どの様な戦略でビジネスに変えていくのかというような視点を求めて将来は仕事がしたいと考えています。                 
最後になりますが、慶應義塾維持会の皆様のご支援のお陰で、充実した学生生活を送る事が出来る事に厚く御礼申し上げます。

神奈川県出身 商学部2年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただき、本当にありがとうございました。神奈川県出身であるにもかかわらず、奨学生として推薦していただいた維持会の皆様に心より御礼申し上げます。

私は医学部の学費に奨学金を活用させていただきたく、慶應義塾維持会奨学金に応募いたしました。私は父親がサラリーマンの一般家庭で生まれ、医学部の高額な学費を自力で支払うことが難しいという家庭環境です。加えて、高校一年生次に、母が体調を崩し現在も療養中ということもあり、家計は以前よりもさらに厳しい環境になってしまいました。このような状況の中で、維持会の皆様から温かいご支援をいただくことができ、家族一同、大変喜んでおります。同時に、先輩方の多大なるご期待に応えるためにも、学業に励み、自らを高める覚悟で日々生活しております。

私の将来の夢は、国際的なフィールドにおいて、臨床と研究の両側面から活躍できる医師になることです。この目標を叶えるために、現在、私は医学部の研究室にて、神経系の発生をテーマに研究を行ってきました。先生方や先輩方にアドバイスを頂きながら、私が得意とするプログラミングの技術を活かし、様々な現象に関与する候補分子の検索を行うなど、充実した研究生活を送ることができております。特に、2022年度は学会において筆頭演者の発表も行うことができ、日本を代表する様々な研究者の方々から直接ご意見を拝聴できたのは、何にも代えがたい貴重な経験となりました。このように、昨年度は将来の夢の1つである「研究分野」に関して十分に知見を深めることができたと感じておりますが、今後は本研究内容を論文として発表することができるよう、さらなる研究力の向上に努め、研究者として世界の第一線で活躍できるように挑戦を続けて参りたいと思います。また、臨床分野に関しましても、講義を通して様々な科目を学ぶことはもちろん、本年度より始まる臨床実習で現場の医療を体感することで、臨床医としての素質を磨いていきたいと考えています。

最後になりますが、ご支援くださる慶應義塾維持会の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

神奈川県出身 医学部4年(2023年度)


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