高知県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学生に採用していただきまして誠にありがとうございます。両親にも選ばれたことを話すと、とても喜んでくれました。家族一同、心より御礼申し上げます。私は三人兄弟で、兄は国公立大学の院生でして、妹も中学三年生と受験生で塾に通ったり、参考書を買ったりする必要があるため、私の学費を払うことが難しい状況でした。もともと両親からは、国公立大学に行ってほしいという理由で、二浪もさせていただきました。しかし、私の意識を尊重して慶應に通わせてもらっていました。そのため、少しでも親の負担を減らそうと思い、アルバイトを始めました。それでも、ちょうどコロナウイルスの影響もあり思うようにお金を稼ぐことができない日々が続いていました。しかし、今回奨学生として採用していただいたことで、親の負担を減らすことができるとともに、自身も勉学に専念することが可能になりました。心より感謝を申し上げます。
一年生の間は、コロナウイルスの影響で大学に行く機会が制限されてしまい、友人もできず、サークル活動もできないため、孤独な一年間でした。しかし二年生になり、ようやく対面授業が始まり友人もできました。初めて慶應生の人たちと話をすることによって、自分だけでは思いつかなかったような思想を知ることができました。慶應生は、意識が高く、社会に貢献しようという思いを強く感じることができる素晴らしい人たちばかりなので、このような大学に通わせてもらえていることに感謝し、自分も名に恥じないようにこれからの学生生活を歩んできたいです。まずは、高校の頃からとても苦手意識がある英語ですが、世界で活躍する人になるには必ず必要になるので、勉学に励み、英語能力試験を受けることによって能力向上を図りたいと思います。
このように、学生生活において勉学に集中できるのは、維持会の方々や多くの方々の支援があってのことなので、感謝の気持ちを忘れず、より一層精進していきます。また、自分も維持会の方々のような人々を支えられる人になりたいと強く思いました。この度は奨学生に採用していただきまして、本当にありがとうございました。
高知県出身 理工学部2年(2022年度)
この度は歴史ある慶應義塾維持会奨学金に三度目の採用を頂きまして誠にありがとうございました。慶應義塾大学で学業を継続させて頂き、今春ではや3年目になりました。現在、私は藤原一平研究会に所属しマクロ経済学と金融について学んでおります。また、かねてより目標としていた留学をコロナウイルスの影響で断念しましたが、代わりにPCPと呼ばれる少人数の学内プロジェクトに参加し、受講、ディスカッション、研究発表を全て英語で行っています。こうして学業を続けさせて頂いているのは皆様の温かい支えがあってこそのことです。心から感謝の念を申し上げます。私が研究会とPCPで行っている勉強についてもう少し詳しく説明させて頂きます。研究会では心から尊敬できる素晴らしい教授のもとで経済課題について議論し、相関と因果を区別することを通じて物事の本質を見抜く力を養うことを目標に毎週学んでいます。教授や他のゼミ生と経済課題について議論する過程で私自身学ぶことが多く、本当にこのゼミを選んで良かったと日々感じながら勉強しています。また、PCPでは「各国のコロナウイルスのワクチン接種率に最も影響を与える要因は何か。」を解明することを目標に、WHOやOECD等を参照して各国のGDPや感染者数といったデータを集積して回帰分析を行ったり、様々な論文を読んで分析の手法を学び、グループメンバーと日々課題に取り組んでいます。そうした過程を経て、英語力の向上だけでなく、他のメンバーと共に進めていくための協調性や組織における役割分担の大切さを学ぶことができました。今月末からは慶應義塾でもワクチン接種が始まり、対面活動が可能になる日々ももう少しで戻ってきます。慣れないオンライン授業に苦しみ、学校に行って友達に会えず精神的に辛い時期もありましたが、家族や皆様の支援のお陰で何とか乗り越えて行くことが出来ました。末筆ながら、重ねてお礼を申し上げるとともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。この度は誠にありがとうございました。
高知県出身 経済学部3年(2021年度)
この度は歴史ある慶應義塾維持会奨学金に二度目の採用を頂きまして誠にありがとうございました。慶應義塾大学で勉学を継続させていただきはや2年となりました。コロナ禍の苦しい状況の中でも、こうして給付型の奨学金を頂き学問を継続させて頂けることに筆舌に尽くし難い感謝を感じております。現在こうした状況にあり中々難しいことではありますが、かねてからの目標であった留学に向け、日々英語の学習を続けています。本来ならば二回生時に留学することを考えていたため、一回生時に交換留学に必要な英語試験のスコアは一応取得しましたが、この機会を利用して更に高いスコアを取得し、海外に渡っても英語の勉強に大量の時間を割くのではなく、英語を使えることを前提に異文化における学びを深めることを目標として日々の英語学習を継続しています。皆が思い思いの行動を気兼ねなくできる状況にいち早く回復することを説に願っています。また、我々地方出身の学生が中々地元に帰ることのできない状況が続いている中、今回こうして奨学金を頂いて精神的にも大変励みになりました。重ねてとなりますが、こうした苦しい状況にも関わらず、学生の勉学継続のため給付型の奨学金を今年も設け、そして採用して頂いた慶應義塾維持会には感謝しかありません。私事になりますが今年祖父が他界し、人としてのあり方や共同体としての家族のあり方について深く考える機会がありました。祖父がいなくなったことで家の大黒柱は父に受け継がれました。いずれ父から私へとバトンが渡される際、その資格たる人間に成長するためにも日々勉学に励みながら、勉学以外にも様々な経験を積み祖先に恥じない人間へと成長していかなければならないと考えました。末筆ながら、重ねてお礼を申し上げるとともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。今回は誠にありがとうございました。
高知県出身 経済学部2年(2020年度)