維持会奨学生からのメッセージ ー三重県出身

三重県出身

この度は、慶應義塾維持会の奨学生として採用していただき誠にありがとうございます。母が障害を抱えており父が1人で家計を支えてくれている中で、私と姉を同時に一人暮らしで大学に通わせてもらうのが厳しい状況にありました。皆様のご支援のおかげで、親の負担を軽減できるのとともに、過度にアルバイトなどに時間をとられることなく、学業やサークル活動に集中することができます。採用していただいた感謝の気持ちを忘れず、より一層学勉学に励み、将来社会貢献できるように精進してまいる所存です。
私は現在ソフトウェアの開発に興味があり、国内に限らず国際的に活動できるエンジニアになりたいという夢があります。もともと様々な人と交流するのが好きで、いろんな文化に触れながら人の役に立つソフトウェアを開発してみたいと考えているためです。
そのために、大学の授業については、慶應義塾大学理工学部の1年次は学科に分かれないという特徴を生かして、まずは工学などの専門的な学習に特化せずに、様々な分野を真剣に学び多角的な視点を習得したいと考えています。具体的には、英語に限らず中国語やアラビア語などの諸外国語や、技術を実際に普及する際の下地となる法学などを履修しいろんな知識を身につけていきます。
また、サークル活動に関しては、ロボット技術研究会というサークルに所属しており、ロボコンという具体的な目標のもと実践的なプログラミングを学ぶ予定です。先日慶應義塾大学ロボット技術研究会として先輩方が出場されていたNHKロボコンの応援に行かせていただいたところ、非常にたくさんの刺激があり、数年後自分がこの舞台に立てるかもしれないと思うととてもワクワクしました。この高いモチベーションを保ちつつできるだけ早くプログラミングを習得して、慶應義塾大学としてロボコンで良い成績を残すことができるよう尽力したいとも考えています。
最後になりますが、上記のような活動に専念できるのは、維持会の皆様のご支援あってのことでございます。改めまして、ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。

三重県出身 理工学部1年(2024年度)


この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございます。
現状のままでは経済的に勉学を続けていけるかわからないような状況であったため、このようにご支援いただくことになり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この慶應義塾維持会奨学金に採用してもらえたことで、自分は周りの方々から応援されていることを強く実感し、そのような応援にこたえられるように勉学をはじめ慶應義塾大学で様々なことを学び成長していきたいという思いが一段と強まりました。これからも慶應義塾維持会のみなさまの支援あっての環境であるということを感じながら学問に励みたいと思います。
私は現在宇宙に関する興味を持っており、宇宙についての研究をしたいと考えています。その目標に対して長期的な計画を立てて継続的に努力を続けていくとともに、自分が知らないことに対しても積極的に取り組み自分の関心を広げていきたいと考えています。慶應義塾大学理工学部の特徴である学門制度はこのような私の考えを可能にしてくれる素晴らしいものです。学門制度によって1年生の間は様々な分野を学べるため自分の興味を広げ、2年生となって学科を決めるときは多面的な見方をもって学科を考えることができます。私は大学生になるまでは哲学にあまり興味がなく面白いものだと思っていませんでしたが、大学1年生としてとった哲学の授業は自分のイメージと違って非常に論理的で、とても興味深いものでした。このような新しい発見ができたのも慶應義塾大学の制度のおかげだと感じております。また節約のため大学生になって始めた自炊に関しても今では趣味となり、自分が試したことのないものに挑戦するということは新しい自分を発見する契機になるのだと感じました。
このような経験をもとに、今後とも自分の今までしたことのないことに対しても積極的に挑戦していきたいと思っています。現在はコロナウイルス感染拡大の収束のめどが立たない中ではありますが、そのような制限の中でも自分で工夫して新しいことに挑戦していきたいと思います。そして慶應義塾大学で学んだことをもとに社会貢献し、みなさまに恩返しをしていきたいと思っています。改めて慶應義塾維持会のみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

三重県出身 理工学部1年(2021年度)


この度は奨学金のご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。
私は幼い頃からアレルギー疾患や貧血、肌荒れでお世話になっていた薬剤師に憧れて、地域の信頼の厚い薬剤師を目指し薬学部に入学しました。1、2年生では物理や化学、生物の基礎となる内容を授業で扱うことが多く、自分が薬剤師として社会に貢献する姿を想像できずにいました。しかし学年が上がるにつれて実際の症例やそれに近い設定でどのような対応をすべきか学ぶ機会が多く、現在日本の医療でどのような課題があるのか知り、自分がどのように医療に関わることで社会に貢献できるか考えるようになりました。
高齢化が加速する日本では、在宅医療として患者宅の大量の残薬管理やポリファーマシーが生じている患者の処方薬の見直しの需要が高まるとよく言われています。しかし私は在宅医療において薬剤師が活躍できる場面というのは残薬管理やポリファーマシーの改善だけではないと考えております。病院に比べて1人の患者に集中することができる時間も多く、また在宅訪問によって患者を観察することで、病院では見られない患者の普段の生活習慣や環境を知ることができます。医師は患者の病状の経過を確認、薬剤師は服用薬の効果や副作用の確認というように職種の違いによって視点が異なることを活かして、在宅医療のチーム全員が各視点で患者を観察することが重要です。
来年度から実務実習が始まりますが、目の前の患者が何を必要としているのかよく観察し、積極的に提案することを意識して実習に励みたいと考えております。まだ現場の薬剤師に比べて知識も経験も足りないので、不適切な提案をすることも多いとは予想できますが、指導薬剤師が誤りを訂正してくれる実習生のうちに自分から何かを考えて提案する経験を重ねることで、患者を第一に考える習慣がつき、知識も深まると考えます。
繰り返しになりますが、この度支援してくださった慶應義塾維持会のみなさまに深く感謝し、今後とも社会で活躍できる薬剤師を目指して学業に励んで参ります。

三重県出身 薬学部4年(2021年度)