宮城県出身
この度は、一昨年・昨年に引き続き慶應義塾維持会奨学金に採用して頂き、誠にありがとうございます。家族一同、心より感謝申し上げます。
宮城県から上京してきてはや3年目に突入し、過ぎゆく日々の早さに若干驚きながらも、日々学業やアルバイト、就職活動などに尽力しています。これまでも書かせていただきましたが、両親の、過去の病気や、年齢などを考慮に入れると、この奨学金に採用していただけることは大変有り難く、いっそう身の引き締まる思いです。今後とも、この奨学金の名に恥じぬよう精進していきたいと考えています。
長く続いた未曾有の感染症の影響が次第に弱まったことで、コロナ禍以前の「あたりまえ」であったキャンパスライフをやっと送れるようになり、大学生になって初めての完全対面での大学生活を謳歌しています。キャンパスが三田に移り、日吉よりもより専門性を持った学習を進めています。商学部が目指すところである5つのフィールド学習は、総合的な「商学」を学ぶ上で大変有意義なものであることは言うまでもありません。私は、研究演習科目そしてその周辺知識も網羅的に学習するために、幅広い授業を履修し、知識を深めています。また、これまであまり利用する機会のなかった図書館やメディアなどの、慶應義塾が誇る学習施設を積極的に利用し、授業の範囲に留まらない自己学習を行なっています。
一昨年・昨年と、この場に『積極的に「人」と関わり、多くのことを得る努力をしていきたい』と書かせていただきましたが、今年度も有言実行できていると感じています。昨年9月に始めた飲食系のアルバイトでは、バイトリーダーとしてほぼひとりで店運営に関わらせていただいています。ここでは、グーグルのマイビジネスを使った集客の施策をしたり、ホームページを充実させたりと売上向上を目指し、さまざまな改革をしています。結果として、月ベースでみると平均して昨年度比120%の売上を達成しています。ここで行っているグーグルのマイビジネスの施策は、以前インターンで行っていたことに近しいものであり、社会において「自分のできること」を活かせていることに喜びを感じています。今後とも、大学での活動だけにとどまるのではなく、積極的に「人」として成長できるような努力をしていきたいです。
最後になりますが、慶應義塾維持会奨学金に携わる全ての皆様に重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
宮城県出身 商学部3年(2022年度)
この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき誠にありがとうございます。私の家庭は元々母子家庭であったことに加え、昨今の新型コロナウイルスの流行により母の運営する法人の経営状況が悪化したため、今後の学費の支払いが非常に困難な状況にありました。皆様の温かいご支援のおかげで、金銭的な不安を抱えることなく学生生活に集中できる環境を頂戴できましたことに心からの感謝を申し上げます。
私は将来、警察庁採用の警察官として国民の安全で安心な生活に貢献するという目標のもと、法学部で勉強を重ねています。今年から刑事政策を専門に扱う研究会に所属し、刑事政策の現状と問題点、改善策について学んでいます。また、元法務省矯正局長の名執雅子先生が担当する刑事政策演習の講義では、実務の視点から犯罪者への効果的な処遇の検討に取り組んでいます。学問と実務の両面から犯罪の少ない社会づくりについて考えることができるという最高の環境下で刺激的な毎日を過ごしています。
また、警察庁採用の警察官を目標としているため、予備校に通い国家公務員総合職試験への準備を進めています。国家公務員試験は科目や範囲が膨大で、難易度も非常に高い試験です。大学の学問やサークル活動等との両立は大変ですが、理想の将来像をしっかりとイメージしながら努力を積み重ねていく所存です。
現在、私は慶應かるた会というサークルに所属し、活動を行なっています。慶應かるた会は全国トップレベルの選手が多数在籍している強豪でもあります。私は高校の頃から競技かるたに取り組んでいたため、レベルの高い環境での練習に強い憧れを持ち大学に入学しました。1年生の頃はコロナにより活動ができませんでしたが、昨年から徐々に活動が再開されました。的確で丁寧なアドバイスをもらいながら練習に励むことができ、充実感を覚えるとともに、実力の向上も感じています。先日行われた第23回こばえちゃ山形全国競技かるた酒田大会C級の部では、準優勝を果たし、B級三段への昇級・昇段を決めることができました。慶應かるた会での練習の日々や支えてくれる仲間が導いてくれた結果だと思っています。今後は勉学で忙しくなることが予想されますが、時間を作りながら更なる技術の研鑽に努めたいと思います。
多くの方々のおかげで、私は学業やサークル活動といったこれまでの学生生活をとても充実して過ごすことができています。維持会の皆様のご支援により、今後も様々なことに真剣に取り組むことができることを心にとめ、奨学生及び塾生としての誇りと使命感を持ってより一層の努力を続けていきます。
宮城県出身 法学部3年(2022年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。家族ともに心より感謝申し上げます。現在私は東京都で一人暮らしをしています。学費や家賃、生活費に多額の費用がかかるため、両親の金銭的援助のほか、自身のアルバイトで生計を立てていますが、両親は定年を迎え、再雇用で働いているため、金銭的な援助には限界がありました。今回の奨学金に採用していただけたことで、金銭的な負担を軽減することができ、生活を送ることができるようになるため、とても感謝しております。
私は現在、文学部の4年生で、大学で学ぶことができるのも約半年となりました。大学で頑張ったこととしては、学業とアルバイトの両立です。私は図書館・情報学を専攻しており、本が好きで、情報メディアに興味があったことから、この専攻を選びました。学業においては、課題を全て提出することや、ゼミでの研究に力を入れてきました。研究内容は、女性議員に関する新聞報道の研究をしており、教授や他のゼミ生と活発な議論を通して、自身の研究を進めることができており、とても有意義に研究活動が行えていると実感しております。また、アルバイトでは、オープニングスタッフの飲食店で働いており、接客をしてお客様に喜んでいただけることにやりがいを感じています。初めてのスタッフ同士で協力して仕事をすることによって、チームワークの大切さや仕事に対する責任感などを学ぶことができました。
現在、私は就職活動をしており、将来は銀行などの金融系の仕事で働きたいと考えています。高校が商業高校で、大学でも簿記の勉強を自主的にしていたことから、興味のある業界でした。様々な金融商品を扱い、個人や法人のお客様の課題を解決したり、夢を叶える手助けをしていきたいと思っています。
慶應義塾には、様々な分野に優秀な学生がおり、そのような環境で過ごすことで、良い刺激を受け、大きく成長することができたと感じています。この大学生活での学びは、社会に出て必ず役立つと思うので、残りの学生生活も悔いが残らないように、有意義に過ごしたいと思います。改めまして、今回、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に採用していただきまして、誠にありがとうございました。
宮城県出身 文学部4年(2022年度)