維持会奨学生からのメッセージ ー宮崎県出身

宮崎県出身

この度は、昨年度に引き続き、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。家族共々、維持会奨学金を支えてくださっている皆様の多大なるご支援とご厚意に心より感謝申し上げます。
頂いた奨学金は全て今年度の学費に充当させていただきます。
部活では最高学年となり、皆様のお陰で充実した塾生生活を過ごしております。
現在私は3つの団体に所属しており、その中でも入学当初から所属している理工学部體育會水泳部の部員としては、週4日の朝練と毎週土曜日の夜練、対抗試合や公式大会のほぼ全てに参加し、毎年自己ベストを更新できています。部活を通じ、塾内の他の水泳部や他校の水泳部の部員とも親交を深めております。昨年度は三田祭係も務め、全部員をリードする経験を通し、人を動かすことの難しさとやりがいを実感しました。今年の2月には三重県での春合宿を企画・運営し、仕事の楽しさを知ることができました。8月に予定されている福島県での夏合宿の計画・運営も精一杯頑張ります。
漢方部では、夏に漢方薬の大手メーカーツムラ様の工場見学や、他大学との漢方部との懇親会に参加した他、昨年の芝共薬祭の薬膳スープ販売において、スープの調理・配膳を務め、日々漢方・生薬について楽しみながら学んでおります。
昨年度末に新たに入部した香粧部では、アロマキャンドルやモイストポプリ、アイシャドウを制作し、雑貨や化粧品をより身近に感じられるようになりました。
通常体育の授業は必修科目履修の都合上、二年次以降は履修することはできませんが、一年次に履修していた水泳の先生からお声がけ頂き、昨年夏のシーズンスポーツの合宿にスタッフとして参加致しました。様々なマリンスポーツを履修者と共に楽しみながら、私にとって体育履修の大きな目的の一つでもある、学部学年を超えた友達作りを実現することができました。
このような塾内外での様々な活動と勉学を両立できていますのは、ひとえに維持会の皆様からのご支援のおかげと心より感謝致しております。
9月には薬効解析学講座への配属が決定しており、いよいよ研究者になるための第一歩が始まります。皆様からご支援いただいていることを心に留め、残り半分を切った塾生生活でも引き続き、今、慶應でしかできない経験を糧に、日々研鑽を積んでいきたいと考えております。

宮崎県出身 薬学部3年(2024年度)


この度は、慶應義塾維持会の奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。私はもちろんのこと、家族も大変喜んでおります。維持会奨学金を支えてくださっている皆様のご支援とご厚意に心より御礼申し上げます。
私は貴会の奨学金を、全額今年度の学費に充てさせていただきます。家計が苦しいのは承知しておりますので、私生活では倹約に努めておりますが、部活など日々の学校生活にかかるお金は少なくありません。入学前はアルバイトを掛け持ちして学費の一部を賄うつもりでした。しかし、いざ入学してみると、勉強についていきながら、交流の輪を広げられる塾内の活動に積極的に参加するためには、アルバイトの時間は非常に限られていることが分かりました。もし昨年度、維持会の皆様からの奨学金をいただけなかったら、勉強と部活で忙しい充実した塾生生活を送ることなど到底できず、アルバイトに追われる日々を送っていたと思います。
私は昨年度入学してからこれまで、体育実技科目やGICを含む一般教養科目をできるだけ多く履修し、各科目のスペシャリストである先生方に教えていただきながら、学部学年を超えた友人を数多く作ることもできました。授業以外の場においても、所属している理工学部體育會水泳部や漢方部の活動、GICで企画されたイベントに積極的に参加させていただき、留学生や帰国子女を含む実に多様なバックグラウンドを持つ塾生とたくさん関わることができました。また、理工学部體育會水泳部の活動を通し、同じく多様で興味深い経歴を持った塾員の方々ともたくさん交流させていただきました。
本年度も、維持会の皆さまのご支援によって学費の負担が大幅に軽減されることで、今後もアルバイトを掛け持ちすることなく、部活の朝練終了後は質の高い授業を受け、放課後や休日は、課題・復習・予習に時間を費やし自分の知識・能力を確実なものにできるほか、ボランティアなど、交流の輪を広げさらには自分の視野を広げるための活動に参加することができます。私がこのような非常に充実した毎日を過ごせるのは、まさに維持会の皆様のおかげです。この感謝の気持ちをどんなときも忘れることなく、ここ慶應義塾で学ぶことができることに誇りを持ち、今後も努力を重ねてまいりたいと思います。

宮崎県出身 薬学部2年(2023年度)


この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございました。採用の報を受け家族一同、心より感謝しております。
私の家庭は、父の失業をきっかけに大学進学さえ危ぶまれる状況にありました。地元は九州ですので、本学に通うためには一人暮らしが必須となります。費用の面により、一度は進学を諦めようと考えたこともありました。しかし、私は研究者となる夢を諦めきれませんでした。そのような私の姿をみて両親は、「あなたの人生を思う存分に歩みなさい。」と快く送り出してくれました。きっと内心はかなりの葛藤があったことと思います。それでも送り出してくれた両親のために、自身にできることを必死に取り組んでおります。金銭面では、アルバイトはもちろんのこと、本奨学金を含む奨学金の受給を目指して精進しております。学業面では、最大限本学の学びを吸収するべく学習計画を綿密に立てました。その結果、1.2年次は履修上限いっぱいの単位を全て取得することができました。1年次は一般教養を中心に広い分野に取り組み、2年次は専攻している心理学の基礎を身につけていきました。この期間につきましても、維持会の皆様のご支援あっての学びです。そして、3年次となり専門的な講義も増えてきました。特に、ゼミでは卒業論文を見据えて先行研究を読み、発表するようになりました。実験デザインを考えつつ、これまでの研究の歩みを辿ることはとてもわくわくします。準備に時間を要する講義が増え忙しい日々となりましたが、学問的刺激にあふれた日々はとても有意義です。
末筆ながら慶應義塾維持会奨学生として採用していただいたこと、重ねて感謝申し上げます。ご支援いただいて、3年目となりました。感謝の気持ちと塾員としての誇りを胸に、今後よりいっそう精進してまいります。

宮崎県出身 文学部3年(2022年度)