長野県出身
この度は慶應義塾維持会の奨学生として採用していただきありがとうございます。私は学費と大半の生活費を親からの仕送りで賄っています。私の家庭は地方公務員である父の収入のみで生活していますが、55歳以上は定期昇給の見込みがなく、ベースアップも民間企業の平均水準より極めて低い水準となっています。加えて、この4月から姉が都内の私立大学院に進学しており、2人分の学費や生活費がかかるため、家計が今後さらに厳しくなっていくことが予想されていました。そのため、今回慶應義塾維持会の皆様からご支援をいただき、金銭面での心配をせずに学生生活を謳歌できることを大変嬉しく思っております。
私は2年次からは図書館情報学専攻に進み、人々の読書への向き合い方の変遷を学び、読書の持つ新たな一面を解明したいと考えています。私がこの分野に興味を持ったきっかけは、中学生の時に「成績を上げるために読書をしよう」という言葉に触れたことでした。今まで娯楽として読書を楽しんでいた私は、世間一般と自分では読書に求めるものにギャップがあることを感じ、このときから読書とは何かを考えるようになりました。そのため、私は4年間の学びを通して人々がどのように読書を捉えてきたかを知り、昔と今を比較することで、読書の多様な側面を見つけたいと思っています。
また、大学生活の中では勉学以外にもサークル活動等の課外活動に励みたいと考えています。サークルは合唱のサークルに入り、現在は6月末にある演奏会に向けて練習をしています。合唱は大学から始めたのでまだわからないことも多いですが、高校まで続けていた吹奏楽とピアノの知識を生かしながら、素晴らしい仲間と楽しく音楽を続けられていることにやりがいを感じています。他にも、図書館フレンズという日吉キャンパスの図書館でイベントなどを企画するボランティア団体に所属しています。活動はまだ始まったばかりなので、これから本格的に活動に関われることが今からとても楽しみです。
最後に改めて、今回ご支援くださる皆様に心より御礼申し上げます。
長野県出身 文学部1年(2025年度)
この度は、慶應義塾維持会様の奨学生に採用していただき心よりお礼申し上げます。維持会の皆様のご支援に私はもちろんのこと、両親も大変感謝しております。私はこの春から生まれ育った長野県を離れ、慶應義塾大学に入学しました。兄も私立大学の理工学部で学んでおり、両親には大きな経済的負担をかけています。両親の負担を減らすためアルバイトをしていますが、勉強の時間が十分に確保できず、一人暮らしをしながらアルバイトと学業を両立することは想像以上に大変で、この先の大学生活に不安を抱いていました。維持会様のご支援のおかげで、今後はより学業や学校生活に集中できることを大変嬉しく思います。奨学金をいただける機会を最大限活用して慶應義塾大学での学びや友人たちとの交流を通じて、より一層成長できるよう努力してまいります。
私は現在、理工学部の1年生でこれから学科選択があります。現時点では機械工学科に進みたいと考えています。入学前はシステムデザイン工学科に興味がありましたが、ものづくりへの関心が高まってきており、機械工学科で人々の生活を支える装置開発の研究をしてみたいと思っています。将来やりたいことがまだ明確ではありませんが、首都圏での大学生活が始まり、高校までの教育格差をはじめ、地方との格差も数多く感じています。そのため、将来は地元の発展に貢献したいという思いも生まれてきました。また将来的には弁理士の資格取得も目標としています。将来どのように社会に貢献したいかを模索しつつ、今年一年は理系科目に加え、理系以外の分野も一般教養科目で学び、視野を広げて将来の目標を明確にする一年にしていきます。大学の勉強は難しいことも多々ありますが、友人と相談して教え合いながら学ぶことができており、充実した気持ちで勉強ができています。また、慶應義塾大学で出会う人たちは能力の高い人が多く、日々刺激を受け、自分自身のスキルアップへの意識も高まりました。特に海外での生活経験や教育を受けたことのある友人に多く出会い、語学学習にも力を入れていきたいと思っています。現状の生活では大学の勉強で忙しい日々で自主的な学習に充てる時間がありませんが、長期休暇を利用して語学学習をはじめ、自己研鑽にも励みたいと思っています。
最後に、慶應義塾維持会奨学金の奨学生に選んでいただいたことに改めて感謝申し上げます。ご支援をしていただいた維持会の皆様への感謝の気持ちを忘れず、責任と自覚を持って学業に励み、充実した大学生活を送りたいと思います。本当にありがとうございました。
長野県出身 理工学部1年(2025年度)
昨年度に引き続き、今年度も慶應義塾維持会奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。皆様からご支援いただいていることを胸に、さらに学問をはじめとした活動により一層邁進する所存でございます。父が退職し、収入源が年金のみとなったこと、また、キャンパス間の移動や就職活動の開始に伴い、アルバイトの時間を減らさざるを得ない状況に苦しんでおりました。そんな中、今回ご支援いただけることが決まり、家族ともども感謝しております。同時に、これから思う存分勉強できることが嬉しく、とても楽しみです。
私は「言葉」が大好きです。同じことを伝えるにも、言葉一つで相手の感情を揺さぶり、変えることができる。そんな言葉の魅力に取り憑かれ、「言葉で世界を変えたい」そう考えるようになりました。この目標を達成するために、私はSFC、そしてメディアコミュニケーション研究所で多方面から「ことば」と向き合うなかで、特に、外国語、ジャーナリズム、マーケティングに興味を持ち、授業や研究会、課外活動を通して深く学んでいます。
また、昨年度は2ヶ月間のフランスへの語学研修を通し、フランス語力だけでなく、フランスの文化やフランス人の考え方についても直接触れ、理解を深めることができました。今学期は、自身の研究テーマでもある「フランスにおける性犯罪報道の実態」に迫るべく、フランスにおける新聞報道や国民のメディアに対する態度等についても社会情勢や歴史の方面からアプローチし、研究を進める予定です。また、昨年度に引き続き、今学期もフランス語研究室SAとして活動をしています。昨年度はフランス語研究室の認知度を高めるという目標を達成できたため、今年度は履修者のフランス語の悩みを解決するだけでなく、どうやったら楽しく学習を続けてもらうことができるかを考え、イベントの企画や七夕祭の出店に取り組んでいく所存です。
現在、私は国際報道記者を志し、就職活動に励んでいます。世界中のあらゆる地域に赴き、世界の現状を私自身の言葉で届けたい。視聴者に考えるきっかけを提供できるような記者になることが私の目標です。最後になりましたが、貴奨学会のご支援のおかげで、私は目標を持ち、勉学に励むことができています。改めて、この度ご支援いただきました慶應義塾維持会の皆様に深く感謝申し上げます。
長野県出身 総合政策学部3年(2025年度)