維持会奨学生からのメッセージ ー長野県出身

長野県出身

この度は奨学金のご支援を頂き、誠に感謝しております。薬学部3年生となり、1,2年生の時と比べて実習や試験勉強がより一層忙しくなって、中々アルバイトに入れていないのが現状です。また、妹が私立の専門学校に進学したため、家庭の経済状況もより厳しくなりました。私が維持会奨学金を志望したのは以上の理由からになります。
1年生の時は薬学の基礎となる生物・化学的な科目がほとんどでしたが、2年生になると、薬の作用機序や適応症など、覚えることが格段に多くなり、1年生の時より試験の数・量も多くなりました。1年生の時の調子で勉強していた私は、2年生の春学期の成績は下がってしまいましたが、夏休みにこのままではいけないと思い、秋学期は1年生の時のレベルとまではいきませんでしたが、成績を上げることが出来ました。3年生になると、薬に関する法規や病院実習に行くための事前実習など、より薬剤師の実務に近い内容を学び始め、段々と社会に出る準備をしているのだと、身を以って実感しております。4年生から配属される研究室の選考に3年生の秋学期までのGPAが関わってくるので、この1年間今まで以上に勉学に励みたいと思っております。サークル活動では、テニスサークルの代表を務め、その活動を通じて、将来、患者や家族との関わり・チーム医療に必要なコミュニケーション能力の向上に力を入れています。
将来、私は製薬会社に勤め、未だ根治療薬が見つかっていない病気の新薬を開発することが夢でございますが、臨床でなくても患者のことを第一に考えることが重要であると思っております。そのために、学校やサークルでの友達との関わりを通じて、他者との関わり方について学んできました。しかし、人は様々なタイプの性格を持っており、大学生活で出会う人だけではそのタイプが限られます。なので、その一助として、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーの資格を取ることを考えています。資格勉強を通してより多くのタイプを網羅し、それらの人に対する接し方を学びたいです。
医療を学ぶ者として、ご支援を頂いたことに恥じぬよう、今後生活していく所存です。最後になりますが、ご支援を下さった慶應義塾維持会の皆様には、心より御礼申し上げます。

長野県出身 薬学部3年(2023年度)


このような素晴らしい理念を掲げられた貴奨学金の奨学生として、この度、選抜していただき誠にありがとうございます。同時に、より一層、学業をはじめとした活動に精進する所存です。
昨年、留学により、以前いただいていた他奨学金が停止されてしまいました。大学生活で大きな支えになっていた奨学金であったため、家族への負担や私自身が満足に学業に打ち込めないかもしれないとの大きな不安がございました。その中、今回、支援していただけることになり、家族共々大変感謝しております。
さて、私の将来のざっくりとした目標は、社会問題を解決する価値あるテクノロジーを通して、グローバル社会に貢献するというものです。
人それぞれが人生の中でどのような経験をし、何を学んできたのか。こういった広義での学びが、私が社会でどう役立ちたいのかと考えさせてくれています。大学に入学し、古風な学生寮での生活、ヨットレースでの活動、ロボットサークル、インターンシップ、留学など、様々な経験することができました。中でも、インターンシップでは建設業界のDX化を目指した建設用3Dプリンターのエンジニアとして働き、建設業界が切望する新しい未来を創る仕事に大きく心を動かされました。また、海外での生活を通して、日本とは全く異なる国籍の人々が、社会に対して様々な問題意識を持っていることを知り、日本を超え、一層、広範な社会の役に立ちたいと思いました。さらに、学業面ではセンサデバイスとマシンラーニングに興味があり、それらを融合させた研究を行っております。新たなセンサデバイスの研究を通して、養殖業のIT化ならびに食料自給率の向上に貢献できる可能性があり、自分の専門性を高めつつ、一例ですが、養殖業問題にアプローチしたいと思っております。このように、大学までの学びを昇華させ、テクノロジーで社会をよりよくしたいというモチベーションをもって働きたいと考えています。
最後になりますが、貴奨学金のご支援により研究へのさらなる注力、また直近では中国への短期留学など様々なチャンスを掴むことができそうです。将来、学びを社会へ還元し、ひいては母校に恩返しができるよう直向きに努力してまいります。

長野県出身 理工学部4年(2023年度)


この度は、昨年度に引き続き、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき誠にありがとうございます。入学して間もないころ、学業に、部活動、そしてアルバイトの両立に苦戦し、時に体調を崩すこともありましたが、昨年度は、維持会の皆様のおかげで、アルバイトの量を調節し、学業と部活動に加え、長期インターンや地域創生プロジェクトなどの課外活動にも取り組むことができました。誠にありがとうございます。
部活動においては、入学当初から変わらず夢の実現のため、毎朝自主的に行っている朝練習や、自炊をはじめとした徹底した食事管理、睡眠など、自分にできることはすべてやるという覚悟をもって、日々精進しています。引き続き、この生活を続け、結果に繋げていく所存です。
今学期から、研究活動にもかなり熱を入れております。幼少期アフリカに住んでいたこともあり、現在はアフリカの研究会に所属しています。今学期から、ケニアの環境アートNPOであるOcean Soleの日本市場開拓の新規プロジェクトを立ち上げ、現地企業とコンタクトを取りながら、準備を進めています。同社は、ビーチに落ちているサンダルを回収し、カラフルでアーティスティックな動物のオブジェやアクセサリーなどを製造しており、海洋汚染の解決に加え、現地での雇用機会の創出、収益の一部を野生動物保護に回すなど、社会的価値の高い企業です。日本市場に適応した商品を共同開発し、日本での販売を通じて、日本でのこれらの社会問題に関する関心を深め、未だ欧米に諸国に比べ低い日本の持続可能な消費に対する意識をInstallすることを目指します。グローバル企業のマーケティングチームでの長期インターンや地域創生プロジェクトでの商品開発の経験、実務と並行しながら実学を意識し、学んだ経営学の知識、アフリカ研究会での学び、これらを活かし、シナジーを生みながら、本プロジェクトを今後も進めていきます。
将来、義塾の誇りを胸に社会に大きなインパクトを残せるような人材なれるよう今後も全力で学業、研究、部活動に精進して参ります。
略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。

長野県出身 環境情報学部3年(2023年度)


Page Top