沖縄県出身
この度は、奨学金のご支援いただき誠にありがとうございます。
私は、地元沖縄の観光地開発と自然の変化を目の当たりにして、それぞれの街にあった「まちづくり」があるのではないかと考えるようになり2年生から所属している研究会(ゼミ)で個人研究及び共同プロジェクトに携わりながら研究活動に励んでおります。今回、最終学年で進路選択の分岐点に至り、経済的な不安がある中このようなご支援のおかげで慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科への進学を決意することができました。
私が行っている研究は、暮らしに欠かせない「食」をテーマに、地域循環型システムの構築をコンセプトにしています。具体的には、現地でのフィールドワークやヒアリング調査といった質的調査によるデータベースの構築とその分析を行っています。そして、食料供給に関わる食料セクターの連携の実態から地域ネットワーク形成条件を明らかにし地域循環型の食料システムの構築を目指しています。この研究は、頻繁に街に足を運ぶ必要があるため、頂いた奨学金を交通費含め研究に必要な費用に当てたいと思います。また、国際学会に挑戦したいという目標を立てているため語学力も向上させたいと考えています。そのために、英会話や英語の教材費に当てさせていただきます。
SFCでの研究活動を通じて、問題や物事の実態を多面的に把握する力を身につけ、困難な状況でも粘り強く問題解決を目指せる人になりたいです。そして将来は、まちづくりに関わる仕事を通じて、地域・社会に寄り添い、様々な変化にも耐えられるレジリエンスのある社会づくりに貢献していきたいと考えています。また、このような奨学金システムを通して、私も先輩方のように「もっと頑張りたい、けれど経済的に厳しい」などと問題を抱えている次の後輩たちをサポートする側になりたいです。
最後になりますが、ご支援を頂いたことに恥じぬよう、最後まで研究活動に励み目標を達成できるよう努力致します。学業に専念できる環境づくりのために、ご支援してくださる全ての方々に心より感謝申し上げます。
沖縄県出身 環境情報学部4年(2022年度)
この度は、昨年度に引き続き慶應義塾維持会奨学金に採用していただきまして、誠にありがとうございます。昨年度ご支援いただいたことによって可能となった挑戦の一年間を、本年度も過ごさせていただけることに嬉しさを感じるとともに、さらに躍進していくという覚悟を改めて持つことができました。
昨年度は自身の大学生活一年目として、ご支援の下で勉学やサークル活動に努めてまいりました。親からの支援に限りがある中で意欲的に勉学に励み、活動することができたのはご支援あってのものでした。そして現在は学内での勉学、活動に加え、昨年度末に採用頂いたプロジェクトに勤しんでおります。このプロジェクトは地方から上京した学生が47都道府県地域産品セレクトショップを経営するもので、「地元沖縄に貢献する」という私の夢の第一歩を形づくるものであります。8月の開業に向けて現地への出張や九州の企業様とのお取引を日々行っており、忙しく活動しております。沖縄から上京した私が開拓する九州には、今まで知らなかった魅力のあるヒトとモノ、場所がありこれらの新しい発見は一か月で私の地方に対する見方を変革しました。それらの地域の魅力をどのように東京の店舗で発信していくのか、その店舗をどのように経営していくのかを大学生18人で日々熟考と実践を繰り返しております。今年度8月より1年間、社会に対して新しい価値を提供できる店舗を経営していくにあたり、アルバイトができずに生活費を確保することが厳しい状況下において、今回採用頂けたことは私にとって非常に大きな支えであり、挑戦し続けることができる1つの大きな理由であります。ご支援があって活動できる今回のプロジェクトで形にしてお返しできるよう努めてまいります。また慶應義塾大学の一塾生としてこの一年間を実りある、躍進する年にしてまいります。
最後になりますが、改めて今回ご支援いただいたことに心より感謝申し上げます。
沖縄県出身 商学部2年(2022年度)
この度は慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。ご支援とご厚意に心より感謝申し上げます。私は今年度沖縄から一人上京してまいりました。家計上私の学費と家賃などの生活費を全て両親に頼る事が厳しい状況にありましたが、上京して大学に通う上で「最大限の奨学金を借り、その返済を将来自分で行うこと」を条件に進学を後押ししてもらうこととなりました。慶應義塾大学に入学してはや二か月半、オンラインが大半を占める授業とサークルではありますが、充実した大学生活を送る事ができています。維持会の皆様のご支援によって、今後今以上に忙しくなる学業や課外活動においてさらに精進できることと思います。
私は本学での四年間の大学生活において、探究心・向上心を持ち続け多方面における学習に取り組んでいきたいと思います。主に経済社会を構成する消費者である人々に焦点を当て、消費者心理に注目したマーケティングの知識を得る事で、社会の一人一人の幸せに繋がるような経済活動をさらに発展させることが大きな目標であります。四年間を通して、大学の授業はもちろんのことサークルやインターンなどの課外活動にも自主的に参加し、多角的な視点を持った能力と行動力のある人物へと成長する事で将来社会に出た時に人々に貢献する事ができるように様々な学びを得たいと思います。1、2年生では範囲を狭めず多様な知識をしっかり得て、3、4年生において自分が特に極めたい専門性のある分野においてゼミなどを含めて研究を深め、実践的なインプットとアウトプットを行いたいと思います。私の成長を可能にする学習環境が整った慶應義塾大学において、様々なバックグラウンドを持ち多方面における勉学や活動に取り組む仲間と日々切磋琢磨することのできる恵まれた環境にこの上ない幸せと感謝を感じています。私がこの幸せな環境で勉学に励む事ができるのも、支援してくださる皆様の存在あってのものです。維持会の皆様のご支援によって得る事ができた貴重な時間と可能性を最大限に活かすために、より一層気を引き締め精進してまいりたいと思います。重ね重ねになりますが、皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
沖縄県出身 商学部1年(2021年度)