滋賀県出身
この度は慶応義塾大学維持会奨学金への採用、ありがとうございます。私の家庭は本来大学進学するには所得の低い家庭で、様々な方や機関の助けによって大学進学が可能になりました。3月、晴れて慶応義塾大学に進学することになった私は公認会計士の合格者がこの大学に多いことを知り、興味を持ちました。すでに勉強を始めていた友達からの助言なども参考にして、自分も目指そうと考えるようになりましたが、最短経路で目指すために必要な予備校代を集めることを勉強や大学生活と両立するのは難しいと予想しました。そこでインターネット上で募集されていた慶応義塾大学維持会奨学金の情報を見つけ、応募しました。今回採用との連絡をいただいたことで公認会計士試験合格への目標は目に見えて近づき、普段の大学生活もより充実したものになります。本当に感謝してもしきれません。親元を離れて始まった大学生活は早くも二ヶ月が経過し、これまでと一変した環境や独り暮らしにも徐々に慣れ始めるとともに、これまで洗濯や食事を作ってくれていた親のありがたみを今になってしみじみと感じています。大学生活が始まり、一番驚いたことは、自由時間の多さです。平日は授業や課題に拘束されるとの予想と裏腹に、暇な時間が多く、私の裁量次第でその時間を有効活用も無駄にもできることに気づきました。現在の私は、家事、公認会計士の勉強など有効活用するときも、サークルの部室で雑談、昼寝など時間を無駄にしてしまうこともあります。適度な息抜きは必要ですが、それを言い訳に、堕落の道へと進むことがないよう自分を律することが重要で、今この作文を書いていることを機に、反省します。また、大学で出会う人たちは頭の回転がとても速い優秀な方が多く、日々刺激になっています。私は人の話を聞くのが好きで、海外留学や起業などこれまで田舎では聞くことのなかった話題は特に参考になります。生徒数が多いこともあり、様々な背景を持つ方関わることができて、毎日が楽しいです。高い志を維持し、普段関わる人、支えてくれる人への感謝を忘れないよう、大学生活を楽しみたいです。この度は本当にありがとうございます。
滋賀県出身 経済学部1年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。心より感謝しております。奨学金は全額、学費に充てさせていただきます。私は、小学生の頃から母子家庭で育ち、少しでも母の負担を減らしたいと常々思っておりましたが、日々の勉強と両立させながら自分自身がアルバイトで稼ぐことのできる分は十分な額ではないため、この奨学金に応募させていただきました。「ペンは剣よりも強し」という言葉にもあるように、私の教育をできるだけ優先し、仕事を掛け持ちして育ててきてくれた母に、この度、奨学生として採用していただいたことの報告ができたことを、とても嬉しく思います。
慶應義塾大学に入学して、約2か月半が経ち、ようやく大学生活にも慣れてきました。私は経済学部に所属していますが、経済学や経済で必要な数学はもちろん、語学や総合教育科目など、どの科目にも力を注ぎ、思う存分、勉学に励むことができています。大学生になって初めて学ぶ第二外国語や、高校のカリキュラムには存在しなかった科目が多く存在し、自分にとって今まで未知だった領域に踏み込んでいくのが楽しく、毎日の授業がとても新鮮です。特に、教養研究センター主催のアカデミック・スキルズの授業では、論文執筆に向け、課題探究に日々取り組んでおり、やりがいを感じています。将来は、国家公務員の仕事に就くことが夢で、在学中に国家公務員試験に合格できるよう、1年生のうちから勉強を頑張りたいと思っています。サークル活動は、まだ本格的には始まっておらず、先輩方の活動を見学して、どのように活動していくのかを勉強しているような段階なのですが、勉強やアルバイトと両立させつつ、頑張っていきたいです。また、志の高い、素晴らしい友人たちにも恵まれ、日々刺激を受けています。勉強や課外活動に取り組むのに適した環境の整った、このような素晴らしい大学で毎日を過ごせることに心より感謝し、充実した大学生活を送っていきたいと思います。この度は、本当にありがとうございます。
滋賀県出身 経済学部1年(2017年度)
このたびは奨学金をいただけることになり、本当に助かりました。現在、家計状況が悪化しており、これまで通りの大学生活を続けていくことが困難になりかけましたが、今回の奨学金のおかげで続けることができそうです。
さて、いただいた奨学金の使い道についてですが、その全額を未納入の後期分の学費として使うことを決めています。海外へ行ってスキルアップやその他の活動費用に充てたい気持ちももちろんありますが、我が家の家計状況を考えると、今この段階で必要になってくる部分にお金を使わないといけなく、必然的に学費に使うことになります。また、このように追い込まれた状況であるからこそ、奨学金のありがたみをひしひしと感じているところでもあります。
次に、大学生活についてです。私は現在大学二年生ですが、サークルについては、一年のころから変わらずに、バドミントンサークルとチェスサークルに属しており、どちらも週に1回ほど顔を出しています。とくに後者に関しましては、会計係についており、部の費用の運営や新入部員の確認などの仕事をしております。
勉学につきましては、以前と変わらず、できるだけ根本的な部分から理解したいものの、できないものであっても問題は解けるようにしておき、後々に理解が深まってきたら改めて考え直すという方向性でしております。希望の進路としては、現時点ではミクロ系です。今後考えが変わり、ミクロ系でなくとも計量系などの数学系のゼミに入りたいと思っております。
また、昨年度の秋ごろからアルバイトを始めています。ホテルの派遣業で週に2,3回入っています。なかなかつらい仕事であり、もっと楽なバイトに移ってもいいのではないかと思うことも多々あるのですが、将来定職に就いた時にもっとつらいことがあった時にこの経験が生かせるのではないかという思いもあり、やはり続けておこうという気持ちになります。現に人の下で働いているという感覚を感じていて、これには賛否両論ありそうですが、私個人はよい経験であると思っています。
最後になりますが、このような学生生活を送らせていただけるのは紛れもなく今回いただくこととなった奨学金のおかげであり、維持会の皆様に改めて深い感謝をします。
滋賀県出身 経済学部2年(2015年度)