静岡県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学金のご給付をいただき、誠にありがとうございます。また、地方から上京して一人暮らしをしている者を中心に、たくさんの塾生への援助をしてくださいますこと、心より感謝申し上げます。私は静岡県沼津市から上京し、現在日吉で一人暮らしをしております。私の家計は裕福ではなく、慶應の学費を親に払ってもらっており、手一杯な状況でした。私は経済学部B方式に所属しており、大学1年生の間は、大学の授業では経済学の学習に必要な基礎的な数学、英語での論文の書き方のどを学びました。また、大学の授業に加え、サークル活動では、バレーボールサークルと、経済新人会マーケティング研究部で主に活動しています。 マーケティング研究部の活動では、まず、ビジネスに関する勉強会、実際に起業をした先輩方や大手企業の方による講演会でより実用的な知識を得ました。そして、ビジネスコンテストを通して、現状を分析して課題を見つけ、論理的にアイデアを生み出し、プレゼンテーションをするといった実践的な力を身につけました。また、400名以上の会員を対象とした大規模なイベントも開催しており、私は今年度、その部門の代表を務めております。主に4人の担当チームでアイデアを出し合い、それをまとめながら企画を進め、それを実践していく中でリーダーシップやチームワークを身につけ、また数百人規模のイベントを作るため、より多くの人が満足できるように、一人ひとりのニーズに応えることを心がけています。今後は、サークルの幹部の立場を生かし、先述したような学びの知識を、実際に行動に移すような企画も行いたいと考えております。また、大学卒業までに、海外大学への留学をしたいと考えております。授業で学ぶ経済学の知識と、サークル内で学んでいるより実践的な力を組み合わせるような方法を、研究の進んでいる海外大学で学びたいです。その留学費用にも、奨学金を使わせていただきたいと考えております。
慶應義塾維持会の皆様のご支援により、私の大学生活における学びがより深まることを心から感謝しております。慶應義塾維持会の更なるご発展をお祈り申し上げます。
静岡県出身 経済学部2年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の採用決定を、心より感謝申し上げます。
まず、私の家族状況について少しお話させていただきます。父は昨年パンデミックによる業績低下から廃業し、最近ようやく復職したばかりです。家計はまだ安定しておらず、特に生活費や学費の支払いが困難となっていました。貴団体からの奨学金は、そのような厳しい環境の中で、私の学業に専念するための大きな支えとなります。
また、現在私は公務員試験に向けての勉強を進めております。私が目指す「家庭裁判所調査官」という職業は、離婚調停や少年事件などで法的紛争の最中にいる子ども達と関わりながら、ベストな解決策を裁判官が導くことが出来るように調査を行うものです。現在、家族の在り方は時代と共に目まぐるしく変化しておりますが、その中心にいるはずの子ども達の人権が取り残されてしまっているのでは、と感じます。子ども達の声にしっかりと耳を傾け、より調和の取れた社会を目指すような家裁調査官になりたい、というのが私の長年の夢でした。しかし、公務員試験の勉強は非常に時間と労力を要するものであり、そのためにこれまでのように長時間のアルバイトを行うことが難しくなっております。この状況においても、貴団体の奨学金は大変貴重な支えとなり、心から感謝しております。
さらに公務員予備校での勉強も開始いたしました。これまで以上に厳しい学習環境に身を置くことで、夢に向かって努力を怠らず、自分を律していく決意を新たにしております。奨学金のお陰で、経済的な不安から解放され、より一層学業に集中できるようになりました。皆様からのご支援に応えるためにも、必ず公務員試験に合格し、自己の利益ではなく他者の利益を最大限追求する存在となります。
最後になりますが、改めて貴団体に対する深い感謝の意を表します。奨学金を頂けることで、私の学業と生活が大きく改善されただけでなく、夢に向かって邁進する力を頂きました。今後とも、皆様のご厚情に報いるためにも、全力で勉学に励み、社会を少しでもより良くすることのできる人材となります。これからも何卒ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
静岡県出身 法学部3年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学生に選出していただき誠にありがとうございます。皆様の温かいご支援に心から感謝するとともに、ご期待に沿えるよう学生生活を通して勉学や様々な人との交流に精一杯取り組んでいく所存であります。
頂いた奨学金と、奨学金という経済的援助によって生まれる自由に使える時間を利用してTOEICやTOEFL等をはじめとした外部の資格試験に積極的に挑戦したり、習い事をしたりすることで自分の力を高め、様々なことを習得していきたいと考えております。
今年度はエンジニアとしての基礎となる数学と理科を習得するとともに、授業外の様々なセミナーへ積極的に参加し、将来の進路についても調べていきたいと考えております。
1年次に履修する数学と理科の内容は今後研究をする際の基礎となるものであるため、日頃の授業に欠かさず出席することはもちろん、授業内容を根本的に理解し、様々な場合に応じてそれらの知識を応用することができるようにしていきたいと考えております。そのために日頃の小テスト等も疎かにせず、継続的に勉学に励んでいきます。
授業外のセミナーにも積極的に参加することで幅広い知見を得て、自分の視野を広げていこうと考えています。私は理系であるため研究者としての素養が身につくようなセミナーのみならず、高校で学ばなかった歴史などの文系分野に関するセミナーにも参加したいと考えています。特に当塾の創設者である福沢諭吉先生について、塾生としてセミナー等を通して深く知りたいと考えています。
また、研究室配属に備えて研究室とその研究内容について調べていこうと考えています。慶応大学に入学し、様々な分野にわたる多くの研究室があると知り心が躍る一方で、その中から自分が取り組みたい研究を行っている研究室を選ぶためには今から研究室を調べることが必要だと思っています。私は、漠然としておりますが、人類が抱える深刻な環境問題の解決に貢献することのできるようなデバイスについて研究したいと考えており、そのようなことを研究している研究室について、研究内容や目的、その具体的な研究方法等を深く調べていきたいと考えております。
最後になりますが、改めて慶應義塾維持会奨学金の奨学生に選出していただいたことに深く御礼申し上げます。今後とも奨学生として真摯に学業に励み、充実した学生生活を送っていきたいと考えております。この度は本当にありがとうございました。
静岡県出身 理工学部1年(2024年度)