静岡県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学生にご選出してくださり、誠にありがとうございます。ご選出いただいたことをとてもありがたく感じると同時に、奨学生として恥じることのないような学生生活を送る責任も感じており、非常に身が引き締まる思いでございます。
私は現在、学部卒業後の将来に対して明確なビジョンがあるわけではありません。その理由は、将来については高校生の頃から考えておりましたが、自分の興味や関心がどこにあるのかがわからなかったからです。しかし大学に入学してから、少しずつですが、将来の方向性について決められるようになってきたと感じております。それは昨年一年間、大学で学習する中で様々な学問に触れて様々な人と関わることを通して、自分の興味が広がったり、どのようなことに関心があるのかということに気付いたりと、非常に新しい発見の多い一年間だったからです。自身の将来に関しても、まだぼんやりとですが夢が描けるようになってきたと感じております。今年度は研究会に所属することで、まだ小さな興味と経験を大きく膨らめていきたいと考えております。また、授業も自身の興味をさらに深掘りするようなより専門的なことを学ぶことで、知識を充実させていきたいです。そして将来のビジョンを明確にして、それに真摯に向き合っていきたいと思っております。このようにして自分自身と向き合ってき、自身の将来をより良くするための努力をしていこうと考えております。
今回ご選出いただいたことで、学習や研究活動により集中できるようになると思うと、非常に嬉しく思っております。また、このようにいただいた機会を決して無駄にすることのないように、さらに学業に励みたいという意欲がより大きくなってきております。今後とも、皆様にご支援いただいていることを常に感謝しながら、学生生活を充実させて自身の将来のために精進してまいりたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
静岡県出身 総合政策学部2年(2022年度)
この度は昨年に引き続き慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。私は現在、法学部政治学科の2年生として勉学や課外活動に励んでおります。維持会奨学金に採用していただいたおかげで、これらの活動により専念することができることを非常に嬉しく思っております。
私は高校1年生の時に父親を亡くしており、学費などは母親が負担しております。また実家から離れて暮らしているため、その分の費用は私が負担しております。弟も大学進学を考えているという家庭の状況から、母親の負担を少しでも軽減するため、慶應義塾維持会奨学金に応募させていただきました。
コロナ禍でオンライン授業中心だった昨年と比べ、ほとんどの授業が対面形式で行われているため、人との繋がりが格段に増え、日々の授業に充実感を感じております。特に私が受講している東欧の政治体制に関する英語の論文を輪読する授業では、現在進行中のウクライナ戦争に関しても教授や他の学生と考えを共有しております。それぞれが自ら考えている事柄を自由に表現できるため、大学での学問を通して社会の問題を考えることの意義深さを感じております。
さらに私は大学生活を通して最もやりたいことに留学があります。留学をしたい理由は、大きく2点あります。1点目は私の将来の夢である航空会社のパイロットになるには、高度な英語力が必要であるため、留学を通して英語力を向上させることです。そして、2点目は未だ海外に行ったことがないため、海外での生活や大学の授業を通して、日本と海外の間の価値観、文化、生活の違いを知ることで、自分の生き方や考え方を見つめ直したいと考えたからです。しかし、留学には多額の費用が必要であり、家庭状況を鑑みると留学を実現させることは困難でしたが、慶應義塾維持会奨学金に採用していただいたことで、その心配も軽減しました。その感謝の気持ちを持って、留学先で多くのことを学びたいと思います。
改めまして、この度慶應義塾維持会奨学金に採用していただいたこと、深く感謝いたします。支援してくださっている皆様への感謝の気持ちを忘れず、慶應義塾での学びを充実させ、将来の夢に向かって駆け抜けていきたいと思います。
静岡県出身 法学部2年(2022年度)
この度は昨年に引き続き慶應義塾維持会奨学金に採用いただき誠にありがとうございます。私は現在法学部の4年生として予備試験合格・法科大学院進学に向けて日々勉強に取り組んでいます。私の家庭は弟も大学生であり、私は一人暮らしをしていて家計が苦しく、父母の負担を減らすためにも奨学金に応募させていただきました。本来なら学費の工面のためアルバイトに多くの時間を割かなくてはならなかったのですが、奨学金を活用することにより経済的にも時間的にも余裕が生まれ、集中して勉学に取り組めるとともに充実した大学生活を送ることができました。
私はこの大学生活で1年次には海外留学、2年次には海外ボランティアの活動を行い、また所属しているフラダンスサークルでは三田祭・オリジナル公演で発表を行うなど様々な経験をさせていただきました。また3年次からはコロナウイルスの影響で対外的な活動はあまり行えませんでしたが、その分勉強に力を入れることができ、法律について深く学ぶことができました。基礎的な法律的素養を身に付けるため日々の大学の講義を大切にするとともに、ゼミにおいてはソクラテスメソッド式の授業で法的思考力を高めることができたと考えています。大学生活における学び・経験は自身を人間的に成長させてくれ、また将来の糧となりました。このような多くの経験と学びの時間を確保できたのも奨学金の支援があったからです。本当に感謝申し上げます。
私は将来高齢者を取り巻く法律関係について扱う弁護士になりたいと考えています。現代社会においては高齢者の自律した生活を送る権利を保護すべく介護保険法をはじめとする法律や後見制度など様々な制度が施行されています。そして流動する社会の中で今後ますますそのようなサービス・制度づくりが進められ、法律の在り方も変化していくと思います。私は高齢者の方々が個々のニーズに合った法・制度の選択・利用ができるように適切な法的解決策を示すなど、そのような方々の抱える不安や悩みを解消できるような弁護士になりたいです。このような夢をかなえるため、慶應義塾での学びを大切にして日々過ごしていきます。
末筆ながら、今回の採用について重ねてお礼を申し上げるとともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
静岡県出身 法学部4年(2021年度)