栃木県出身
この度は、私を貴維持会奨学金の奨学生としてお選びいただき、誠にありがとうございます。私の家庭はひとり親家庭で、幼いころから母の収入のみで生活してきました。私が大学に入学して間もなく祖父が亡くなり、現在は母が、実家の近くで1人暮らしをしている祖母の介護を1人で担っております。そのため母は今まで以上に仕事時間の確保が困難な状況となり、収入面での不安がありました。そのような中で、慶應義塾維持会の皆様方のご支援をいただけることに感謝するとともに、歴史と伝統のある貴維持会の奨学生となれたことに誇りを持っております。慶應義塾大学の塾生として社会に大きく貢献できるような人材になるべく、学業や学内外の活動に努めてまいります。
私は将来、公認会計士となって企業の経営や会計関係をサポートするという目標があります。私の母は雑貨店を経営しております。そのため私は幼い頃より、母が商品の仕入れや価格の考慮などの業務を行う姿を目の当たりにして、とても忙しそうだと感じていました。私は、このような経営に不可欠な業務を円滑化し、損益計算書・貸借対照表などの財務諸表の精査を徹底して、健全な企業経営の一助となりたいと考えています。そのため、今年の一月からは本格的に公認会計士試験の勉強をスタートしました。覚えることは膨大で、企業や経済の本質をつかむ必要があるなど大変な部分も多いですが、学べる楽しさとありがたさを感じつつ、与えられた時間の中で最大限の努力をしていきたいです。また、公認会計士になるには知識の吸収は必須ですが、信用に値する人物にならなければ公認会計士の仕事は務まらないと思っています。そのため残りの大学生活で多くの人と誠実に接し、自分の人格を磨き上げつつ、任された仕事に対し、しっかりと責任感をもって取り組みたいです。特に今年からは所属する陸上競技サークルの会計係を任されたので、お金の管理を基本とする公認会計士になるための第一歩として、この仕事をやり遂げたいと思います。
最後に、改めまして、この度のご支援に深く御礼申し上げます。今後の学業生活においては学問をさらに深く掘り下げて見識を深め、貴奨学生にふさわしい態度と精神で引き続き精進してまいります。
栃木県出身 商学部2年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用いただき、誠にありがとうございます。皆様のご支援に私はもちろん、両親、弟たちも感謝しております。私の家庭では、両親共働きで弟たちも大学、高校へと進学します。長男である私が経済的負担を軽減できたこと、将来的な家族の支援の見込みができることは維持会役員の皆様のおかげです。私自身の生活としても、アルバイト中心の生活から、授業や自身の個人的な勉強に集中できる生活を送れています。こうした現状の生活は維持会役員の皆様のおかげです。感謝の念に堪えません。
私は現在、理工学部の物理情報工学科に在籍しております。量子力学や制御に関する学問を中心に勉強しており、将来的にその延長にあたる学問分野の研究室に所属し、大学院へと進学する予定です。世界的に最先端の技術や、興味のある分野の研究を学べる場所であり、現在は興味のアンテナを広げ幅広く学んでいます。これらの技術は、将来的に日本を支える技術となる期待が大きく、キャリア面でも意義のある勉強をできています。大学院の卒業後はその発展的な研究や開発ができる企業、機関へ入り仕事をすることで、社会に新しい技術の発展を生み出したいと考えています。そして、この技術や貢献を慶應義塾へ還元することで、維持会の方々のご支援に及ばずながら、義塾の発展も微力ながら協力したいと考えています。これらは、私自身、去年と今年に渡りご支援いただいたことで、意欲が向上し、その恩返しをしたいと思えるようになったからです。
加えて、勉強以外の活動も主に2つ尽力しています。1つ目は、慶應義塾大学公認学生団体ピアノクラブの代表の活動です。去年は日吉代表として、合宿、代表の補佐をしておりましたが、今年は学生代表に任されました。大変責任もありますが、やりがいのある役職でもあります。2つ目は、プログラミングを活かした活動です。私はピアノクラブの他に、矢上祭実行委員の日吉代表も昨年勤めていました。その際の、会社を立ち上げた友人の手伝いとして現在活動しております。将来的に新しい発見の連続で、先述の将来のキャリアにも生きると考え、精力的に取り組んでいます。
最後になりますが、自分の浪人も許してくれ、憧れの慶應義塾に入学させてくれた両親、その両親の経済的負担となり得る弟のためにも慶應義塾で学べる現状、またその支援をしてくださった維持会会員の皆様のためにもより尽力していきます。
栃木県出身 理工学部3年(2024年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。昨年に引き続き採用していただけたこと、家族共々心より感謝申し上げます。私は昨年から一人暮らしを始めましたが、日々の生活を送っていくためには家賃や光熱費などの費用が多くかかることを痛感しました。また私には二人の妹がおり、まだ高校生と小学生です。私の学費や生活費のために彼女たちの将来の視野を狭めてしまうことは絶対に避けたいと思っていたため、今回採用していただいたことはとても嬉しく、私の中で精神的な安心感が生まれました。そして今後、より一層将来のために勉学に力を入れていこうという決意が明確になりました。
今年度も未だ新型コロナウイルスの影響が続く中全ての授業を対面で行うことができ、日々色々な学びができることを大変嬉しく思っております。特に現在の医療体制や最新の研究のお話を交えた講義はとても興味深く感じています。また、今年度は昨年に比べ専門性の高い講義が増えたため、今まで知らなかった世界に足を踏み入れることのできる、学問の面白さを実感しています。今年度行った有機化学実習や医薬品化学実習では、今まで講義で聞いてきた内容の実験を実際に行い、実験の基本的な操作や考える力を学びました。今後も様々なものに触れ、自ら考える力を身につけていきたいです。また、昨年からの大学生活を通して多くの人との出会いがあり、同学部の人以外にも他学部の人と話をする機会が多くありました。様々な価値観を持った人と話すことで新たな気付きがあり、恵まれた環境で勉強できることに感謝しています。今後も色々な人との出会いを大切にし、学生でしか経験できない多くのことに挑戦していきたいです。
私は現在薬剤師としてチーム医療に携わることにも、研究者として働くことにも興味があります。将来どのような職に就くかについては、慶應義塾で薬学を学びながらじっくりと考えていきたいと思っています。いずれにせよ、患者さんのことを一番に考えることのできる思いやりの精神を持った医療人になりたいです。そのために、現在は基礎的な技術と知識をつけるためにコツコツと努力を続けていきます。
最後になりますが、ご支援いただいている全ての方々に心から感謝申し上げます。
栃木県出身 薬学部2年(2023年度)