栃木県出身
この度は、慶應義塾維持会奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。私の父は自営業を営んでおりますが、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により収入が不安定となり、経済的にとても苦しい状況となってしました。しかし、今回奨学生に採用していただいたことで両親への経済的負担を軽くすることができ、また私自身アルバイト中心の生活を送ることなく学業に打ち込むことができるようになりました。これは慶應義塾維持会の皆様のご支援のおかげであり、感謝の念に堪えません。
私は現在理工学部管理工学科に在籍しており、主に確率や統計、線形代数といった数学の分野や経営管理、プログラミングなどといった、三年次以降の学びの基礎となる分野を学んでいます。大学入学前、私の頭の中に「管理工学」という言葉はなく、二年進級時に行われる学科分けでは化学系の学科に進もうと考えていました。しかし、学科や研究室を自ら調べていくうちに、管理工学科には経済や金融を数学的、工学的に分析する研究を行なっている研究室があるということを知り、それにとても強く惹かれました。というのも私は理系科目だけでなく経済などの分野にも興味があったからです。経済学や経営はいくつかの文系学部でも勉強する内容でありますが、数学や工学的な知識を用いてより深くかつ理論的に評価、分析するということはこの学科ならではのことであると思います。管理工学科に入りまだ二ヶ月程しか経っていませんが、新しい知識や考え方など多くの得るものがあり、日々新鮮な気持ちで勉強しています。
私は特に金融工学に興味があるため、四年次にはそれを専門とする研究室に入り、知識や理解を深めたいと考えています。そして大学卒業後は大学院へ進学をせずに就職をし、金融関連の仕事をしたいと考えています。私は浪人したことや、上京して一人暮らしをしていることで両親に大きな経済的負担をかけてしまっているため、一年でも早く社会に出たいということも就職をする大きな理由の一つです。学科選択と同様に、現在思い描いている道とは大きく異なる道を選択する可能性も十分あり得ますが、これから専門科目を学びつつ将来のことについてじっくりと考えていこうと思います。
最後になりますが、慶應義塾維持会の奨学生として採用していただいたことに改めて感謝申し上げます。奨学生としての自覚を持ち、より一層勉学に努めて参ります。
栃木県出身 理工学部2年(2022年度)
この度は、慶應義塾維持会奨学金の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。家族共々、心より感謝申し上げます。私は今年の4月から一人暮らしを始めました。日々の生活を送っていくためには家賃や光熱費などの費用が多くかかることを痛感しております。また私には下に二人の妹がおり、まだ中学生と小学生です。私の学費や生活費のために彼女たちの将来の視野を狭めてしまうことは絶対に避けたいと思っていたため、今回慶應義塾維持会奨学金に採用していただいたことはとても嬉しく、私の中で精神的な安心感が生まれました。そして今後、より一層将来のために勉学に力を入れていこうという決意が明確になりました。
4月から新たに慶應義塾での大学生活が始まりました。未だ新型コロナウイルスの影響が続く中全ての授業を対面で行うことができ、日々色々な学びができることを大変嬉しく思っております。特に現在の医療体制や最新の研究のお話を交えた講義はとても興味深く、今まで知らなかった世界に足を踏み入れることのできる、学問の面白さを実感しました。必修科目以外での一般教養の科目では、心理学や倫理学といった多様な分野について学んでおり、様々な価値観や知識を得ることができています。今後も様々なものに触れ、自分で考える力を身に着けていきたいです。また、入学後数か月の間で多くの人との出会いがあり、同学部の人以外にも他学部の人と話をする機会が多くありました。様々な価値観を持った人と話すことで新たな気付きがあり、恵まれた環境で勉強できることに感謝しています。今後も色々な人との出会いを大切にし、学生生活でしか得られないものを吸収していきたいです。
私は現在薬剤師としてチーム医療に携わることにも、研究者として働くことにも興味があります。将来どのような職に就くかについては、慶應義塾で薬学を学びながらじっくりと考えていきたいと思っています。いずれにせよ、患者さんのことを一番に考えることのできる思いやりの精神を持った医療人になりたいです。そのために、現在は基礎的な技術と知識をつけるためにコツコツと努力を続けていきます。
最後になりますが、ご支援いただいている全ての方々に心から感謝申し上げます。
栃木県出身 薬学部1年(2022年度)
この度は、前年度に引き続き、慶應義塾維持会奨学生として採用していただき誠にありがとうございます。皆様のおかげで今年度も、学業に専念し、目標に向かって邁進することができると思うと、感謝してもしきれません。
また、前年度につきましては、皆様からのご支援のおかげで、目標だった交換留学内定を勝ち取り、留学準備に並行して日中学生会議に参加するなど、学業に専念することができました。繰り返しになりますが、これは皆様からのご支援が無ければ達成することができませんでした。本当に、本当にありがとうございました。
さて、現在私は、商学部3年になり、授業内容がより高度になり、やりがいと大変さを感じつつも、充実した日々を過ごしております。私の夢は、スポーツ産業に特化した経営者として日本のスポーツ産業の発展に寄与するということですが、その第一段階として、基本的なビジネスの知識を得るということは、皆様のお陰で大学の授業を通してある程度達成しつつあります。次の段階として、もちろんビジネスの専門知識への学びとも並行しつつ、実践的な経験とより専門的な知識を得ようと思っております。というのは、今夏から来春までおよそ10ヶ月の交換留学に出発します。留学先の大学には、スポーツマネジメントの学部があるので、私の専門となるスポーツビジネスを学び、専門知識を吸収しながらスポーツ企業でインターンシップに参加し実践的な経験を積みたいと考えています。さらに、留学先が米国ということもあり、私の目標とする米国の最も進んだスポーツ文化を肌で体感し、スポーツを仕事にしたいと考えている学友と一生涯にわたるコネクションを作っていく所存です。帰国後は、留学先での学びを三田の授業で補完しつつ、塾を代表して派遣していただいた恩に報いるためにも、国際センターのスチューデントアシスタントとして働き、勿論これだけで全てのご恩を返せるとは思っておりませんが、できることから塾に還元していきたいと思っております。
大学卒業後は、経営の実務経験を積み、私の目標に向かっていきますが、その第一歩を踏み出すことができるのは皆様からのご支援があってのことです。引き続きお力添えを頂けたら、誠に幸いです。採用いただきありがとうございます。改めてお礼申し上げます。
栃木県出身 商学部3年(2022年度)